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始めよう、ダンボールコンポスト生活!その1(開始から1か月まで)~6月30日レポート~

更新日:2021年6月30日

皆さんはダンボールコンポストを知っていますか?
ダンボールコンポストとは基材が入ったダンボール箱に生ごみを入れ、堆肥(コンポスト)を作る道具のことで、1つの箱で3カ月から6カ月、約50キロの生ごみが処理できます。

長引く外出自粛生活で、全国的にも増えたという家庭ごみ。家庭ごみの約40パーセントを占める「生ごみ」は、水切りによる減量化も推奨されていますが、捨てることなく堆肥にできれば、一石二鳥!
そしておうち時間がもっと楽しくなればと、ゴールデンウィーク終盤の5月8日から始めてみました。

 

コミセンでキットを購入すればその日から始められます

始めるにあたって何を準備したらいいのか調べてみると、宗像市内の各地区コミュニティ・センターでダンボールコンポストのセット等が購入できることを知り、早速購入。
初めてなら「基材セットA」がおススメです。

基材セットAの内容:ダンボール、基材、虫よけキャップ、説明書

基材セットAの内容:ダンボール、基材、虫よけキャップ、説明書

 

説明書にそって、まずはダンボール箱づくり。みかん箱のような耐久性のある丈夫な箱を組み立てます。
ビニール袋に入っているのは、基材です。マイスコップを持って集まって来た子どもたちにも手伝ってもらって混ぜます。

  • 基材は焼き畑のような土のにおいがしました
    基材は焼き畑のような土のにおいがしました
  • 虫が箱の中に卵を産み付けないよう、キャップを被せます
    虫が箱の中に卵を産み付けないよう、キャップを被せます

 

風通しのよい軒下などにおいて準備完了!購入したその日から始められるお手軽さです。

そんなに大きくないのでベランダでも大丈夫そう。
私は天気の良い日は軒下に置き、雨の日や夜は台所に置くことにしました。

 

日々変化していく基材の観察が楽しい!

早速、夕食後に出た生ごみを入れてみました。

ごみの量に合わせて基材にくぼみをつけてそこに投入、基材を混ぜ込んで最後に周りの基材をかぶせたらおしまいです。
最初の数日は特に変化がなかったのですが、5日目ぐらいに基材の中の方がほんのり温かくなっているのを感じました。微生物が分解を始めた合図です。

8日目には白カビ発生!!これは糸状菌と呼ばれるもので、微生物が活性化している証拠なんだそう。カビが生えて嬉しいと思うのはなかなか出来ない体験です(笑)
貝殻以外なら何をいれても大丈夫。我が家は卵の殻、お茶殻、野菜や果物の皮などが多いです。細かくすると分解されやすいですよ。

廃油も可能で、揚げ焼きした油を試しに少量入れた翌日は基材の温度が急上昇しました(廃油は週に1度100ccから200ccまでが限度です)。
微生物も人間と同じで高カロリーなものを好むよう。餌を与えている感覚で、あれこれ入れてあげたくなります。

10日目:所々白くなっているのが白カビ。よく混ぜて酸素に触れさせることでより活性化します

10日目:所々白くなっているのが白カビ
よく混ぜて酸素に触れさせることでより活性化します

 

  • 分解中のバナナ。このように黒くなり数日で見えなくなります
    分解中のバナナ。このように黒くなり数日で見えなくなります
  • 27日目:徐々に基材の色が黒くなってきました。卵の殻は分解が遅く残っています
    27日目:徐々に基材の色が黒くなってきました。卵の殻は分解が遅く残っています

 

そして、気になる “におい”と“虫”についてです。

においについて

一度魚をたくさん入れた後はしばらくアンモニア臭がしていましたが、数日混ぜたら落ち着きました。普段は土っぽいにおいがする程度で生臭ささはほぼありません。コーヒーのカスやオレンジの皮を入れると消臭にもなります。

虫について

外に置いているとコバエが寄ってきますが、箱の中には今のところ虫が発生することもなく快適に続いています。もし虫が発生しても分解を助ける虫なので放置で大丈夫ですが、基材をビニール袋に入れて天日干しすることで死滅させることもできるそうです。

 

始めてから約1か月、子どもたちも食べ終わったバナナの皮をダンボール箱に入れてくれるようになったり、生ごみを捨てなくなったことでごみ袋がとても軽くなったり、生活に少しずつ変化が生まれました。

また、入れては消えていく生ごみや基材の変化を観察していると愛着がわいてきて、毎日の楽しみにもなっています。

 

食にも環境にも優しいダンボールコンポスト

宗像市では「ごみ住連」の皆さんが長年に渡ってダンボールコンポストの普及活動をしています。代表の松尾真由美さんが魅力を語ってくれました。

松尾さんのお話

生ごみはごみ全体の40パーセントも占めています。その生ごみを燃やさなくてもよいとCO2排出を抑制でき、環境にも優しいですよね。

また生ごみから堆肥をつくり、その堆肥を使って育てた野菜を収穫、調理と循環することで食品ロスにも繋がります。
個人でしていることは小さいけれど、皆がすれば大きな変化になります。自宅で出来た堆肥で作る野菜は安心安全ですし、気軽に実践してみてください。

実践していいなと思ったら周りの方にもおススメしてみてくださいね。

代表の松尾さん

代表の松尾さん

 

生ごみの量によって3カ月から6カ月ほど入れることができる、ダンボールコンポスト。
その後1か月程熟成させて堆肥が完成するのでまだまだ先は長いですが、自宅で作った堆肥で家庭菜園をすることを目標に気長に続けていきたいと思います。

皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。

 

ダンボールコンポストを始めるには?

自分で購入して始める(宗像市より購入に要する費用の一部の補助あり)

  • 市内のコミセン、市役所内福祉売店「ハートループ」で購入(補助の額を差し引いて販売しているので申請不要)
  • 小売店、インターネット等で購入(補助を受ける場合は要申請)

関連リンクはこちら

講座に参加して始める

  • コミセン等で開催の基礎講座に参加(今年度の開催時期は未定。今後の日程はコミセンだより等で確認してください)
  • 出前講座に参加(ごみ住連の方が自宅や近所の公民館等に随時出向いてくれます。今なら参加者にはダンボールコンポストスターターセットをプレゼント!)

堆肥が必要でない方は、市役所やごみ住連で引き取りもしてくれます。

「ごみ住連」問い合わせ先

出前講座、ダンボールコンポストの相談等承ります。

電話番号:080-3950-9278(副代表・岡田)

 

(レポートは原文のままで掲載しています)

 

このページに関する問い合わせ先

総務部 秘書政策課 広報政策係
場所:市役所本館2階
電話番号:0940-36-1055
ファクス番号:0940-37-1242

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