認知症とともに生きる 最終更新日:2025年4月1日 (ID:1876) 印刷 関連リンクはこちら(認知症希望大使・丹野智文さんのメッセージオレンジカフェ・おもやいカフェ・認知症サポーター養成講座受講生募集)認知症本人の思いを大切に… 私は私、何も変わっていない令和6年1月1日に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(外部リンク)が施行されました。※ 共生社会とは… 認知症の有無にかかわらず一人一人が個性と能力を発揮しながら、互いに尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会「認知症」とは、さまざまな脳の病気が原因で、記憶力や判断力など認知機能が低下し、生活に支障がある状態を言います。 認知症になると何もできなくなるという考えではなく、「認知症になってもできること・やりたいことがあり、地域で仲間等とともに、希望を持って自分らしく暮らすことができる」のです。 家族や地域も、本人が今できていることは継続してさせてあげる、難しくなったことに対して一緒に考えていく姿勢が必要です。市では「認知症を正しく理解すること」「認知症になっても共に安心して過ごせる地域づくり」のために、認知症当事者の声を聴きながら活動を進めています。王将の会発足!発起人の山口さんの声認知症本人交流会「王将の会」は、認知症当事者である山口隆正(たかまさ)さんが発起人となり令和6年4月から始まりました。山口さんは「やると決めたらやるんです」「王将の会は、私にとって元気がでる場所になっていますね」と力強く語ってくれました。真剣勝負の後は「疲れた~」と満足した表情で次の対局に向け、目薬を差し、準備を整えています。山口さんの妻は「今では、いろいろなところで月に5回は将棋を指していますよ。将棋をしていると本当に元気になるようで、これまで感じていた足の痛みがなくなったと言うんです」と語ってくれました。王将の会(事前申込不要)認知症当事者・家族・地域の人が集い、将棋盤を囲み、真剣勝負と楽しい会話ができる場所です。日時:毎月第4木曜日14時0分~15時30分場所:丘の上の街(「田久」バス停横)参加料:無料(飲食代は自己負担)その他の、認知症本人交流会「花さく会」「花さく会囲碁の会」「まっちゃんの部屋」「それでいい!」もあります。気軽に遊びに来てください。詳細は、こちら。地域や交流会で活動するチームオレンジサポーター令和5年度に発足したチームオレンジサポーターは、認知症の正しい理解について学びながら、認知症当事者と共に啓発活動や、認知症本人交流会への参加、それぞれの地域での活動を日々行っています。宮本良子さんは「この活動を通して子どもたちを含めて幅広くたくさんの人と出会えることがとても楽しい」。中西千恵子さんは「認知症になってもその人は何も変わらない、私たちと一緒よね」「人生の先輩としていろいろと教えてもらっている感覚かな」と話し、2人で顔を見合わせ「楽しいな、楽しいね!」と終始笑顔。最後に宮本さんから「安心して認知症になれる環境をつくっていきたい。私もいずれなるからね。みなさんに認知症を正しく知ってほしい」とメッセージをもらいました。市民へ認知症を正しく伝えるために活躍するチームオレンジサポーターの中西さんと宮本さん(右)宗像市オレンジカフェ・おもやいカフェ(事前申込不要)同サポーターがカフェ名を考案したオレンジカフェ(認知症カフェ)。いつもの買い物の場所でおいしいコーヒーを飲みながら、認知症になっても自分らしく暮らす工夫や、不安や希望などを語り合います。 認知症当事者のできることを生かしたいという希望や、暮らしの中での困りごとなど認知症に関する相談は、お住まいの地区の地域包括支援センター(他のページ)・市高齢者支援課・かかりつけ医のいずれかに相談してください。 認知症希望大使・丹野智文さんが宗像市の認知症講演会で思いを語る39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断され、認知症当事者の立場から、各地で啓発活動を行っている丹野智文(たんのともふみ)さんを招き、「認知症とともに生きる~変わらない友人・仲間のままで~」をテーマに認知症講演会を令和6年5月16日に開催しました。講師の丹野さんは「できることを奪わないでほしい」「認知症当事者だからできることがある」など、自分自身の生き方や周りの人(医療、地域)との関わりなどに対する思いを語ってくれました。参加者からは、「今までの認知症についての考え方が変わった」「また話を聞きたい」「明るい気持ちになった」など、感銘の声がありました。また、会場に設置した『こんなまちになったらいいな』の掲示板には、「助け合い」や「声かけ」「自分らしく」というキーワードが多く集まりました。講演会後に丹野さんから市民のみなさんへのメッセージをもらいました。市公式YouTubeで公開中なので、講演会に来場した人もそうでない人もぜひ視聴してください。トヨタ自動車販売店に勤務しながら、認知症希望大使としても活躍する丹野さん認知症本人を正しく理解するためのガイド(認知症ガイド)については、こちら。 関連リンク認知症希望大使・丹野智文さんのメッセージ(外部サイトにリンクします)認知症サポーター養成講座受講生募集(外部サイトにリンクします) オレンジカフェ・おもやいカフェ(PDF:1.29メガバイト)