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もっと知ってほしい!中高生の居場所「Risus Munakata!」~7月26日レポート~

更新日:2023年7月26日

こんにちは、ソラママレポーターです。
宗像市は、子どもの健やかな成長が保証されるまちとして、「子どもの権利」「大人の責務」「子どもにやさしいまち」の3つの柱を掲げています。

その大きな担い手となっている団体のひとつが、『子育て支援ネットワーク With Wind』さん!
活動は、子どもプレーパークや放課後プレーパーク、子どもの居場所ネットワークなど多岐にわたります。
今回は、数ある活動の中から「Risus Munakata!(リーゾス・ムナカタ)」を紹介します。

 

Risus Munakata!って?

Risus Munakata!とは中高生の居場所。好きな時間に来て、好きな時間に帰ってOK。
大人は口出しせず見守るだけなので、自由に過ごすことが出来ます。
学校に行きたくなかったり、悩んでいる子どもたちが行く場所なのかと思っていましたが、誰でも訪れることができるそうです。

  • メイトム宗像の別館にあります
    メイトム宗像の別館にあります
  • かわいい旗が目印!
    かわいい旗が目印!

 

靴はそのまま

Risus Munakata!は毎月第2、4日曜日の2回開催。午前10時から午後5時まで開設されています。
玄関から入ると靴を脱ぎますが、靴箱には入れずにそのままでびっくり。
代表の藤原浩美さんに理由を伺うと、「初めて来る子はキチッとした玄関だと緊張してしまうので、靴を脱いだらそのままにしてもらっています。
また、入館した際にぱっと見で何も無かったり、誰も居ないように見えるのも不安に感じるみたいです。あえて玄関から見えるところにテーブルを置いて、子どもたちが自由に過ごす様子も見えるようにしています」とのことでした。
こんなところからも、スタッフさんの気配りや想いが感じられますね。

靴はあえて靴箱に入れないようにしています

靴はあえて靴箱に入れないようにしています

 

靴を脱いだら、受付場所で名前や住んでいる地区名、来た時間を記入します。
取材した日の朝の時点では、6人の子どもたちが来館。初めて来たという中学生の女の子2人。よく利用するという高校生3人の男女と中学生の男の子も来ていました。
来館時でも、すでに終了時間(午後5時)までいると決めている子もいて、居心地の良さが感じられます。

  • 開放感のある広いフロア
    開放感のある広いフロア
  • 各自、好きなように楽しんでいます
    各自、好きなように楽しんでいます

  

自由に過ごせる

Risus Munakata!にいる子どもたちは、ゲームをしたり、友達と話したり、寝っ転がったり、勉強をしたりと本当に自由に過ごしています。
遊び道具として、縄跳びやネイルチップ、編み物、手芸用品、けん玉やクラフトの材料、カードゲームなども置かれていました。

  • 遊び道具はきちんと収納
    遊び道具はきちんと収納
  • 珍しい外国のカードゲームなどもありますよ
    珍しい外国のカードゲームなどもありますよ

 

他にも卓球台2台、電子ピアノ2台、漫画も用意され、お昼寝できそうな畳の部屋もありました。

  • 広い部屋でゴロゴロするのも気持ちよさそう
    広い部屋でゴロゴロするのも気持ちよさそう
  • 漫画や電子ピアノ
    漫画や電子ピアノ

  

食事事情

昼食は各自持って来るのも良し、防災食等の食料提供もあり、それを食べるも良し。
お弁当だけでは足りない食べ盛りの中高生にありがたいですね。

お菓子やインスタント食品も用意されています

お菓子やインスタント食品も用意されています

 

また、株式会社玉屋宗像店様から、市にフードドライブとして寄附されたおやつも提供されています。

  • 段ボールにいっぱいのおやつ
    段ボールにいっぱいのおやつ
  • スタッフさんが賞味期限などをしっかり管理してくれています
    スタッフさんが賞味期限などをしっかり管理してくれています

  

Risus Munakata!が立ち上がるまで

藤原さん

代表の藤原さんにお話を伺いました

2008年から『プレーパーク』の活動をしてきて、2012年に『宗像市子ども基本条例』が出来た時に、その条例を具現化する活動団体として、『子ども支援ネットワークWith Wind』を立ち上げ、『子どもプレーパーク』と『中高生の居場所』を2大事業と位置付けました。

『中高生の居場所』になかなか参加者が増えなかったので、もっと中高生に身近に感じて欲しいと思い、2022年に公募で愛称を募集し、応募されたものの中から、中高生が話し合って『Risus Munakata!』と名付けました。
「Risus」(リーゾス)は、ラテン語で「笑顔」という意味。「笑顔あふれる宗像の中高生の居場所」という思いが込められています。

『Risus Munakata!』は、「何かしないと評価されない、認めてもらえない」なんてことはなく、「いるだけでいいんだよ」という場所。

はじめは、部屋の隅で、一人でゲームばかりしていた子が、通ってくるうちに友達ができ、一緒にゲームしたり、いろんな人とおしゃべりするようになり、もともと持っていた優しさや、気遣いを発揮してくれたり、中学生から参加している子が高校生になり、中学生に高校の情報や勉強を教えてくれたり、みんなで居心地の良い場を作っている感じです。
『RisusMunakata!』は、何をしても、何もしなくてもよい自由な場所。子ども達にとって安心できる場であればと思います。

今回の取材で、藤原さんの熱い想いやお話を聞き、とても楽しくてつい長居をしてしまいました。
With Windをはじめ多くの方の協力により、子どもたちの居場所は作られているんだなと強く感じました。

 

(レポートは原文のままで掲載しています)

 

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