にこにこ子育て講座~2月22日レポート~ 最終更新日:2026年2月22日 (ID:9454) 印刷 こんにちは、ゆうママレポーターです。みなさんは、お子さんが初めて生まれた0歳の頃の子育てを覚えていますか?初めての育児は戸惑うことも多く、特に0~1歳の時期は慣れないお世話や夜泣き対応などで、気づかないうちにストレスが溜まっていた…なんてこともあるのではないでしょうか。そんな時、「このイライラ、どうやって対処したらいい?」と悩んだ経験のある方も多いと思います。今回は、そんなママパパの悩みに寄り添ってくれるイベントがメイトム宗像で開催されたので、参加してきました。にこにこ子育て講座とは今回私が参加したのは、2025年11月6日にメイトム宗像で開催された「にこにこ子育て講座 ~ママのイライラ!泣きたい!どうする?~」です。宗像市子育て支援センター「ふらこっこ」が主催されています。「ふらこっこ」といえば親子で過ごせる交流室があり、日々たくさんの親子が訪れる人気の施設です。にこにこ子育て講座は、そんなふらこっこの子育て支援事業の一つとして行われています。子育て中の保護者を対象に、専門家による「親子のコミュニケーション」「イヤイヤ期との向き合い方」など、テーマごとに学べる内容になっています。参加費は無料で、生後5カ月以上の子どもを対象にした託児サービスもあり、子連れでも安心して参加できます。にこにこ子育て講座同会場の託児ではたくさんのおもちゃがありました子育てを楽にするお手伝いふらこっこは私たちママやパパの育児のパートナーであり、子育てを応援する施設です。利用者の中には子育てに悩んだり困っていたりする人が多く、講座を開くことで「子育てを楽にできるお手伝いができたら」という思いで長年催されています。今回の講座は、5カ月から1歳半の子どもを持つ保護者が対象です。以前は、もう少し年上のお子さんを持つ保護者を対象にしていましたが、より早い段階からサポートを必要としている人が多く、去年からお子さんの対象年齢が引き下げられることに。好評につき今回が2回目の開催です。講座がスタート講師は、市子ども家庭センターの助産師・松浦さんと、保健師・中村さんです。本日は17人の子育て中の保護者が参加されていました。左から助産師の松浦さん、保健師の中村さん会場の様子参考になる絵本も置いてあり、思わず手にとってしまいますまずは参加者の自己紹介。お子さんの月齢やお住まいの地域などをお話しされました。その後は、お隣同士で2〜3人の小さなグループになり、現在抱えている子育ての大変さや悩みをざっくばらんにお話しします。最初は少し静かだったお部屋も、自己紹介や雑談を通して“同じ子育て仲間”として話が弾み笑顔が見られました。この日はパパの参加も3名あり、パパ同士でも盛り上がっていました。初対面でも月齢が近いママパパ同士は話が絶えませんパパ同士も熱く語り合っていました今、子育てで困っていることは?グループで話し合った後は簡単な発表を行い、さまざまな悩みの声が上がりました。例えば、「自我が芽生えて物への執着が強くなった」「オムツ替えの最中にどこかへ行ってしまい大変」「離乳食を遊び食べしてしまう」「夜泣き対応で寝不足が続く」など、今まさに向き合っている悩みが多く聞かれました。中には「子どもに対してイライラすることはないけれど、自分の時間が減ってもどかしさを感じる」という声もありました。月齢が近いこともあり、みなさんに共通する悩みも多いようです。また「今はここで悩んでいるけれど、もう少し成長すると次はこんなことに困るかも…」と、少し上の月齢を育てるママたちの話を聞いて、次のステップを想像する姿も見られました。発達のめやす月齢は違っても、いずれ同じ学年になる可能性の高いお子さんたちです。ここで講師から、発達の目安についてまとめられた表を見ながらお話がありました。この表には「粗大運動」「微細運動・適応」「言語」「個人・社会」の4つの項目があります。たとえば「言語」の項目を見ても、意味のある1語を話す時期には約6カ月くらいの幅があります。そのため、同じ月齢の子どもと比べて我が子の成長に落ち込んだり焦ったりする必要はなく、お子さんなりの成長があることを理解してもらえたらというお話がありました。発達のめやすの表子育てが大変な時は、成長している時?「離乳力を遊び食べする」「オムツ変えの時に立ち歩いてしまう」など、子どもは成長とともに色々なことができるようになっていくからこそ、親からしてみると大変だと感じることが増えていきます。また、子ども自身も眠りたいのに、脳の機能が未熟なために上手く寝つけず泣いてしまうということもあります。一見すると大変に見えることも、実はお子さんにとっては、心の発達であったり身体の機能が整っている過程であったりすることが多いです。ただ、親が「今は発達段階でこういう段階なんだ」と理解していても、親自身が疲れていると前向きに考えられない時もありますよね。そんな時は、ママパパ自身が「今、自分は疲れが溜まっているのではないか?」とぜひ自分自身を振り返る機会を作ってほしいと講師の方は話されていました。休むことが大切同じお子さんのことでも、怒ってしまう時とそんなに怒らない時があると思います。「怒る」と「叱る」の違いを意識して、自分が今、「叱る」ではなく「怒っているな」と感じる時には、自分自身もリフレッシュしてみたり、休んだりすることも考えてほしいとのこと。宗像市には保護者の方をサポートする様々な制度があります。「産後ケア」「一時預かり」「こども誰でも通園制度」「ふらこっこ」など自分が利用できる制度を調べてうまく活用し、からだと心がふっと軽くなる時間をつくることが大切です。「美容室に行きたいからと、子どもを預けてはいけないのではないか」など考えず、人に預けて自分自身を労り休みましょうとお話がありました。家庭教育支援リーフレット上手く活用してリフレッシュしてほしいとお話がありましたストレッチをしてみようお子さんを預けたりする以外にも、いつもの子育ての中で少しリフレッシュできる時間を作ることも必要です。そこで、簡単に取り組めるストレッチの紹介がありました。育児の合間にストレッチを挟むだけでも少し頭がスッキリしたり、肩回りも楽になったりします。日ごろから「これをするとリセットできる!」という自分なりのルーティーンを作ることで、心も体も整えながら育児に向き合えるとのことでした。簡単に取り入れられるストレッチの紹介みんなでストレッチ。まるまった背中をのばします日頃の生活習慣について配られた資料を元に、乳幼児期のこどもにとって大切なこと、日常生活の中で意識したいポイントについてもお話がありました。乳幼児期に大切なこと乳児期(0歳~1歳半)は、親子でのコミュニケーションを日々繰り返すことで、基本的信頼感を得ていく時期。その後、幼児前期(1歳半~3歳)は、子ども自身の意思もでてきてイヤイヤ期に入っていくが、それも発達過程で起こること。さらに幼児後期(3歳~6歳)になると目的をもってこういうことがやりたい!と子ども自身も成長していきます。そして、次は学童期(6歳~13歳)へと繋がっていくので、今の乳幼児期には、心の土台作りが大切な時期。早寝早起き子どもが小さいうちは、夜泣きなどで生活リズムが乱れやすい時期ですが、朝になったらカーテンを開けて陽の光を入れる、夜は明かりを落として部屋を暗くするなど、少しずつ「昼と夜のリズム」を整えていくことが大切。生活リズムが整うことで、子どもだけでなく大人の心身やホルモンバランスも安定していくため、少しずつ意識して取り組んでいきましょう。メディアとの付き合いテレビやスマートフォンなどのメディアに触れる時間が長くなるほど、人とのコミュニケーションや体を使った体験の時間が短くなってしまいます。時間や内容を意識しながら、上手に付き合っていくことが大切です。実際の資料の一部一つ一つ丁寧に説明いただきました参加者からの質問同じ月齢のお子さんを育てているママパパが集まっている場ということもあり、「ここで聞いておきたい!」という人のために質問タイムも設けられました。講師だけでなく参加者同士でアドバイスし合う場面も多く、とても充実した時間となりました。離乳食の悩み「離乳食を食べてくれない」という質問には、参加者からこんな具体的な声がありました。全然食べてくれなかったので、思い切って2カ月ほど離乳食を休んで母乳に戻した。その後、BLWの方法で固形の野菜を置いてみたり、5倍がゆくらいから再スタートしたら、少しずつ食べるようになった色々試して“これは食べてくれる”というものを探していった。焦らず過ごしていたら、いつのまにか食べるようになった叱り方・対応の悩み「子どもがしてほしくないことをしたとき、叱ってもやめてくれない時はどうしたらいい?」という質問には、参加者からこんな意見が出ました。“ブッブー”など簡単な音でダメだと伝える他の遊びで注意をそらす、遊んでいい環境に変える。例えば、テーブルでコップの水遊びをしてしまう → 外やお風呂場で水遊びをさせる同じ悩みを持つ参加者も多く、笑いや共感も起こり、みなさん熱心に耳を傾けている印象でした。さらに講師の先生から次のようなお話もありました。言葉の意味をしっかり理解できるのは、だいたい2歳ごろ。そのため「〇〇だからダメだよ」と説明しても、今はまだ伝わりにくい時期伝わらないからと落ち込む必要はなく、短く「ダメ!」と伝えたり、安全な別の環境に誘導したりと、言葉以外の方法で止めてあげることも大切。「言って聞かせないと」と思いすぎず、興味をそらして落ち着かせる方法を探すこともポイント家の中ではダメなことも、外でならOKというように、環境で切り替えを作る工夫も有効参加者からの質問に寄り添いながら、講師の先生が丁寧にアドバイスされていたのが印象的でした。親が褒められる機会はある?!日々育児に奮闘し、悩みに向き合っていても、親自身が褒められる機会は意外と少ないもの。しかし、資料にもある通り、ママやパパのエネルギーが不足してしまうと、子どもに十分な力を注ぐことが難しくなります。親も地域や家族からのサポートがあって自身が満たされていてこそ、子育てに力をいれることができます。家族や地域の力を借りながら、“親自身も休むこと”を大切に日々の子育てをしていきましょうとお話がありました。会の最後は、最初に分かれたグループでお互いに頑張っているところを褒め合い、締めくくられました。資料の一部参加者の感想講師の方のお話や他の参加者のママパパと交流もでき、ポジティブな感想が多く聞かれました。自分の子どもについての悩みというより、自分の感情との付き合い方について考えたいと思った子育てに追われて人と関わる機会が減っていたけど、これを機に外へ出たいと思った。私が感じる悩みは自分だけではないと知れて、安心ができた少し先の月齢を育てるママさんとお話も聞けて新鮮だった。先も見えて少し心配もあるけど、ポジティブに考えていきたい自分のイライラへの対処法も学べて、自分の気持ちのコントロールについて考える良い機会になった他の人のペースに惑わされず、今の子育て期間はプレミア期間だと思って育児したい。自己肯定感が上がる一日になった実りの多い講座となりました講座を聞いてわたしは初めての出産・育児は双子でしたが、0~1歳の頃は本当に余裕がなくて、振り返ると自分の心のケアということはあまり考えられていなかった気がします。今回の「怒る」と「叱る」の違いのお話を聞きながら、当時は自分の感情のままに子どもへ怒ってしまっていた瞬間もあったかな…と振り返るきっかけにもなりました。もちろん今でも怒りたくなる瞬間は多いのですが(笑)この講座に参加して、子育て中のママパパだからこそ自分を労わる時間を意識して取ることは大切であると実感しました。そして、人と話したり講師の方の話を聞いたりすることで、自分の状態を客観的に見つめることができ、とても良い学びとリフレッシュの時間になるだろうなと感じました。おわりにふらこっこ主催の「子育て講座」は、来年も開催予定があります。子育てに悩んでいる方や、宗像で同じように子育てしているママパパとお話ししたいという方は、ぜひ参加してみてください。また、他にも「赤ちゃんくらぶ」「ふらこっこひろば」、双子が集まる「トゥインクルクラブ」など様々なイベントが開催されています。まだあまり利用したことがないという人も、年間スケジュールがチラシやHPなどで公開されているので、お気軽に問い合わせてみてくださいね。年間スケジュールは子育て支援センター「ふらこっこ」ページで確認できますふらこっこの年間カレンダー子育て支援事業ふらこっこのみなさん(表記はレポーターの表現を優先しています)