青少年の指導を通じて地域の安全をまもる

　青少年の「非行防止」「健全育成」を目的に、市内の各地域で活躍している「宗像市青少年指導員」。

　複雑・多様化する青少年の指導に加え、地域のために活動の幅が広がっています。

青少年指導員の今

柳瀬 幹雄（やなせ・みきお）さん（日の里地区）

　日の里地区で29年間指導員をしています。該当パトロールを続けていると、機会は減っても子どもたちを指導することがあります。

　私たちのパトロールは何かあった時に行動するものではなく、常日頃から行動します。

　子どもたちが犯罪に遭わない・犯罪を起こさないように、そして地域のみなさんが安心できるよう、みなさんから見てもらうパトロールを心がけています。

賀来 元彦（かく・もとひこ）さん（福岡教育事務所・主任社会教育主事）

　社会が変容しても、青少年育成で変えない方がよいことの一つが、大人が青少年に関心を寄せることです。

　マザー・テレサ氏が「愛の反対は憎しみではない 無関心である」と説くように、これまで青少年指導員の方々の活動を通して、数多くの青少年が愛を感じ明るい未来へと踏み出したはずです。

　今後も青少年育成の充実に向け、指導員の方々の活動が推進されていくことを願っています。

　日の里地区の青少年指導員は、街頭パトロールや非行防止カルタ大会の開催など、地域・行政・警察と連携を図りながら少年の健全育成活動をされています。

　このような地域の方々の活動が犯罪減少につながり、地域の安全・安心を支える大きな力となっています。

青少年指導員の活動

• 指導活動

　　　今では、不審者の発生を抑止するなど、地域住民のためにまちの安全を守る活動を行っています。

• 地域のアドバイザー活動

• 環境浄化活動

　　　子どもたちを悪書（有害図書）から守る目的で設置している「白ポスト」の回収を毎月行っています。

　　　また、巡回中に発見した危険個所を地域で情報共有するなど、地域の環境を安全に保つための活動です。

• 情報の発信活動

　　　減少傾向ですが、夜中に集まる子どもの情報や不審者情報など、学校や警察などと情報共有し連携する活動です。

　　　青少年指導員の活躍はつづく街頭パトロール中に出会う人すべてにあいさつや声掛けをするなど、地域で失われつつある日常的なコミュニケーションを大切にしています。

　　　今後もこの活動が地域にとって大切な役割を果たすため、青少年指導員として地域で活躍する人々が必要です。

＊青少年指導員の制度に関心がある人は地域教育連携室☎（36）1169 まで連絡を