第2回地域学校協働活動推進員育成研修会を開催しました!(令和7年9月27日) 最終更新日:2025年12月16日 (ID:9076) 印刷 第2回地域学校協働活動推進員育成研修会を開催しました! 令和7年度は2回目となる「地域学校協働活動推進員育成研修会」を宗像市役所にて開催しました。本研修会は各地区・各学園の「地域学校協働活動推進員」、「学園コーディネーター」を対象としています。※「地域学校協働活動推進員」とは・・・地域学校協働活動推進員が学校と地域をつなぎます※「学園コーディネーター」とは・・・地域や校区内学校間との連携を担い、学校教育活動の更なる充実を図る教員。令和7年度は5学園に配置している。 年3回を予定している地域学校協働活動推進員育成研修会のうち第2回は、2つの地域による実践発表を行い、それを受けて自分の地域にどのような特長や課題があるのかに気づき、よりよい活動にしていくことを目的として開催しました。今回実践発表を行った城山学園(赤間地区)と玄海学園(地島地域)について、報告します。城山学園(赤間地区)地域と学校をつなぐ推進員の働きかけ 市内の小学校で最も児童数が多い赤間小学校ですが、世帯平均人数は小さく、高齢化率および自治体の加入率が低い現状があります。 地域学校協働活動推進員である発表者は、赤間小学校の職員研修に参加したことによって、学校が生活科・総合的な学習の時間において地域資源を生かした学習ができないかと、学校から地域へ期待がかかっていることを知りました。その後も具体的に打ち合わせを進め、6年生の授業で「区長インタビュー」をとおして自治区を把握し、課題解決策を考え実践することが決まりました。 発表者はGT(ゲストティーチャー)として6年生の授業に入り、自治会の現状や課題を伝え、区長インタビューが実現しました。実現に向けて、コミュニティ運営協議会との調整や区長への依頼など、きっかけや人脈がなければ難しい部分を地域学校協働活動推進員が担い、学校の負担は軽減されていました。 児童は学んだ内容について、地域課題解決のために自らができることを地域の方々に発表し、区長さんのご協力のもと、それを実践することができています。地域の一員である児童が、関心を持って質問し説明を聞く様子や、課題意識を持ってポスターやチラシ、動画の作成や回覧などに取り組む様子は、区長さんにとって印象的だったようです。玄海学園(地島地域)地島小学校における地域学校協働活動について 地島からは島民や地島にかかわる大人たちとともにつくる「地域学校協働活動」について実践発表をしていただきました。地島という特色ある島の中で、学校と地域のつなぎ役となる地域学校協働活動推進員が、日常的に学校の先生と地域の方々と対話を重ね、学校内協力活動につなげていることがわかりました。 また、地域学校協働活動推進員が「カリキュラムづくり」や「職員研修・熟議」へ参加することで、学校の職員だけではわからない地域資源や地域の事情などを提供していただいています。 さらには、現在「地島魅力マップ」の作成に尽力されており、小学校に掲示されているひと・もの・ことが書かれたカードが壁を埋めていく様子が印象的でした。この「地島魅力マップ」は、児童が総合的な学習の時間に、自分たちが調べたい内容について聞きたいひと・詳しいひとは誰かを探す際や、島民が来校した際に教員と談話のきっかけにもなっているようです。このように、地域学校協働活動推進員の働きが子どもの教育活動の充実に大きく貢献し、島全体で子どもたちを育てていく機運がさらに高まりを見せています。 年度も折り返し地点、出てきた成果や課題に学校・地域が真摯に向き合っています。引き続き地域の皆さまのご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。