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べじたぶる7月号「異常気象に打ち勝ち “おいしさ”と“癒し”を届けたい」~有高 睦生さん~

最終更新日:
(ID:8907)
  • 有高 睦生さん
有高 睦生さん

  • 営農年数:20年目
  • 営農地:宗像市曲
  • 栽培品目:米・麦・大豆・トルコギキョウ・露地野菜
  • 作付面積:約5ha

花の栽培に挑戦

 祖父の代から続く農業を継ぎ、三代目となった有高さんは、子どものころからさまざまな作業を手伝っていました。懸命に手伝う姿を見ていた曲地区の農家さんたちから「いずれ継ぐっちゃろ?」とよく声を掛けられていたこともあり、「気づけば就農を決めていた」と振り返ります。
 米・麦・大豆と露地野菜の栽培を受け継ぐ予定でしたが、お父さんから「花をやってみないか」と相談されたことをきっかけに、農業大学校の研修科に進学。当時、花のコースにはキクしかなかったため、1年間キクの栽培技術を学びます。しかし、就農時に北筑前普及指導センターから薦められたのはトルコギキョウ。管内に産地があることなどから、思い切ってトルコギキョウに変更し、JA花き部会にも入会しました。
  • べじたぶる7月


失敗と経験を糧に

 同じ花でも、キクとトルコギキョウでは整枝の仕方など、管理方法が異なります。はじめは北筑前普及指導センターに教わりながら技術を習得し、2年目からは自身の力で栽培できるように。そして今では、これまでの失敗や経験を活かして作業の必要性・重要度などを判断し、効率化を図ることも大切にしています。
 また、近年の異常気象に応じた栽培管理や体調管理も心掛けているという有高さん。「就農時に比べ、夏はかなり暑くなった。水稲育苗も水の量や頻度を工夫し、愛情たっぷりお水をかけている」と笑いながらも、天候に左右されてしまう農業の難しさを語ります。
  • べじたぶる7月


農業を続ける理由

 年間を通してさまざまな作業があり、休むことなく農業と向き合う有高さんですが、「手伝っていたころも今も農業が楽しい」と話します。大変なことがあっても、楽しく乗り越えられる理由を尋ねると、「米・麦・大豆でいえばたくさん収穫できたら嬉しいし、特に米は“少しでもおいしいお米を食べてもらいたい”という想いで作っている。花でいえば、きれいに咲かせて消費者の方に届けられたときが嬉しい」と、常に消費者のことを考え、作業に励んでいることを教えてくれました。
 そんな有高さんの目標は、新規の圃場を増やすこと。その目標の裏にある“地域の農地を守りたい”という想いを胸に、離農する農家の農地をできる限り引き受け、面積拡大を目指していきます。

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