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小さな命を救おう!知ってほしい保護猫活動〜6月21日レポート〜

最終更新日:
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はじめまして、こんにちは。

今年度からママ・パパレポーターになりました、三毛猫ママレポーターです。


名前でお分かりかと思いますが猫が大好き!

親子揃って、猫カフェや猫動画で癒される日々を送っております。

子どもにとって、動物との触れ合いは心身の癒しだけでなく、ストレスの緩和や情緒の安定に良いという調査報告があります。

最近は保護犬や保護猫との触れ合いをえがいたテレビ番組も多く、ペットを飼うなら保護団体から譲り受けたいと考える方も多いのではないでしょうか。


そこで、今回は数ある動物保護団体の中から猫にスポットを当て、宗像で保護猫活動をしているNPO法人「猫つくし」に取材に行ってきました!

保護猫活動って何をするの?

保護猫活動とは、主に野良猫や捨て猫の殺処分を減らすことを目的とした活動です。

野良猫は放置していると自然と数が増えてしまうため、猫が嫌いな方、苦手な方のためにも猫の保護、不妊・去勢手術(TNR)はとても重要な活動になります。また保護した猫の里親探しや譲渡会など、活動内容は多岐に渡り、個人や団体によって異なります。

  • 01 愛情が感じられる、手書きの「猫つくし」のチラシ

    愛情が感じられる、手書きの「猫つくし」のチラシ

NPO法人「猫つくし」

NPO法人 「猫つくし」は、2025年4月に福岡県から設立認証を受けた宗像市内の保護猫団体です。

現在正規会員は12人、賛助会員は9人、ボランティアの方は5人ほどいて、代表の前田英子さんは個人で22年以上保護猫活動を続けていました。


「猫つくし」という団体名は、事故で前足をなくして三本足となり、昨年亡くなった猫「つくし」にちなんでつけられました。

  • 02 団体名の由来となった「つくし」

    団体名の由来となった「つくし」

設立のきっかけ

ある高齢の方が、自分が亡くなった後の飼い猫の行く末を心配し、いろいろな所に相談をされていたそうです。

しかし当時、解決策を見出せないままお亡くなりになり、飼い猫は冬の寒い中、外に出されてしまうことに。

それを知った前田さんは急遽、猫を保護することを決断。

無事に5匹を保護できましたが、残念ながら1匹は既に亡くなっていました。


このような猫達がこれからどんどん増えてくる事を憂いた前田さんは、「小さな命を守るため」「飼い猫の行く末を心配して悩んでいる高齢の方々を救うため」、NPO法人「猫つくし」を立ち上げました。

活動内容

  • 03 保護猫達のお部屋の一部。現在27匹が暮らしています

    保護猫達のお部屋の一部。現在27匹が暮らしています


個人で活動している時から、これまで250匹近くの猫を譲渡してきたという前田さん。

「今までは野良猫の保護や里親探しをメインにしていました。NPO法人化した今後は市にも一部ご協力いただき、宗像市内の地域包括センターや、福祉関係の方への情報提供や相談窓口としての役割を担っていけたらと考えています。

市内にはふるさと納税で運営するシェルターができたので、地域猫の保護はそちらが担うことになると思います。『猫つくし』では高齢者支援としての役割をメインにしていきますが、これまでのように猫の保護依頼もくると思いますので、その時の状況に合わせて動いていけたらと思います」と語ってくれました。

  • 04 保護猫達のご飯風景。みんなお行儀いいですね!

    保護猫達のご飯風景。みんなお行儀いいですね!


前田さんの元へは「これから施設に入るのに、飼い猫をどうすればいいか分からない」というお悩みが多数寄せられています。

その一方で「保護猫を飼いたいけど、自分が高齢だから譲ってもらえない」というお悩みも多数聞くとのこと。

そこで「猫つくし」が勧めているのは、両者を結びつける高齢の方の「里親ボランティア制度」です。

  • 05 イラストが可愛い「里親ボランティア制度」チラシ

    イラストが可愛い「里親ボランティア制度」チラシ


令和7年5月25日に宗像ユリックスで開催された保護猫譲渡会では、「高齢者の相談コーナー」が設けられ、「里親ボランティア制度」に興味を持つ方が多く集まっていました。

また、高齢の飼い主さんが猫を飼えなくなった際に、「猫つくし」で猫を預かって最期まで世話をする「永年預かり」というシステムについて熱心に説明を聞く方の姿もありました。

  • 06 譲渡会のチラシ。次回は令和7年7月5日です

    譲渡会のチラシ。次回は令和7年7月6日です


「外の過酷な環境で育ち、行き場もなく命を落とす猫達がたくさんいることを多くの方に知ってもらいたい。若い世代だけでなくご高齢の方々にも安心して猫と暮らす喜びを感じてほしい」と語る前田さん。

そのお膝には「永年預かり」で前田さんのお宅に来たみーちゃん(なんと17才!)が穏やかな顔でくつろいでいました。前田さんへの親愛の深さが伝わりますね。

  • 07 みーちゃんは17才。まだまだ食欲旺盛だそう

    みーちゃんは17才。まだまだ食欲旺盛だそう

  • 08 同じく「永年預かり」のくみんちゃん(13才)

    同じく「永年預かり」のくみんちゃん(13才)

おわりに

高齢化社会が進む今、保護猫活動は行き場のない猫たちを救うだけでなく、すでに猫を飼っている人や、その周りにいる猫が苦手な人たちも救うとても重要な活動になっています。 

「うちはペットを飼えないから…」という方は私も含め大勢いると思いますが、私たちができる支援は里親として新たな家族を迎えることだけではありません。

寄付やボランティア、保護猫活動についての情報共有や地域での見守りなど、私たちのできる小さな一歩が、人と猫が安心して暮らせるまちをつくっていけるのではないかと感じました。

  • 09 成猫はとても穏やか。みんなが幸せに暮らせる日がきますように

    成猫はとても穏やか。みんなが幸せに暮らせる日がきますように


「猫つくし」では、宗像ユリックスを中心に毎月保護猫の譲渡会を開催しています。

令和7年7月6日の譲渡会では、念願のマルシェも併設!相談コーナーも設置しています。

また、令和7年6月15日にメイトム宗像で開催された「市民交流まつり」には、パネル譲渡会とバザーで参加しました。


募金や寄付、キャットフードの差し入れなど、皆様の善意は常時ありがたく受け付けております。

ボランティアスタッフも募集中です。

現在ホームページを作成中ですので、詳細は以下からお問い合わせください。


(表記はレポーターの表現を優先しています)

問い合わせ先

NPO法人 「猫つくし」

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