食育講演会「名医に学ぶ!減塩の大切さ」と適塩サラダ作り体験〜6月13日レポート〜 最終更新日:2025年6月13日 (ID:8433) 印刷 こんにちは。かえママレポーターです。令和7年1月11日、メイトム宗像で行われた食育講演会に行ってきました。講演会の後にはサラダ作り体験に参加したので、その内容についてもレポートします!食育講演会テーマは「名医に学ぶ!減塩の大切さ~子どもの未来をつくる食育」です。食育講演会チラシ講演会の様子講師は土橋卓也先生。製鉄記念八幡病院理事長・医師であり、日本高血圧協会副理事長としても全国的に活躍されています(講演会当時)。2022年「国民生活基礎調査」によると、介護が必要になった主な原因として、「認知症」や「脳卒中」の割合が非常に多くなっています。宗像市の調査では、この2つの疾患に関連する高血圧の市民が増加傾向にあり、福岡県内でも高い方だそうです。このような生活習慣病を予防し健康寿命を伸ばすには、体と脳を鍛え、減塩を意識した食生活が大切です。先生によると、一日の摂取量の目安は野菜は350g以上、果物は200g以上、食塩は7g未満。実際にチェックシートに沿って、日頃の食生活を振り返ってみます。ちなみに私は10点でした。9〜13点が平均的な食塩摂取量とされ、減塩に向けてもう少し頑張らなければいけません。皆さんも、日頃の食事でどれくらいの塩分を摂っているのか、ぜひチェックしてみてください。ふくおか健康づくり県民運動情報発信サイト「TRY!スマソる?」HPでもチェックできます(外部サイト)講演会資料の塩分チェックシート講演会で印象的だったことは、「出生時体重が小さい子どもは、大人になって生活習慣病になりやすい」というデータが出ているということです。娘は2ヶ月ほど早く産まれ出生時の体重も小さかったことがあり、このことにはかなり驚き、気をつけなければ!という意識をより強くもちました。また、先生の研究によると子どもの食塩摂取量は親の食塩摂取量に相関するらしく、親が食生活の中で減塩を意識することの大切さもよく分かりました。さて、ここまで減塩の大切さについて学んできましたが、実際に食生活の中で取り入れるにはどうしたらいいのでしょうか。先生が紹介してくださったことの一つに減塩食品を取り入れることがあります。減塩の醤油や減塩の出汁など、皆さんもお店で見たことがあると思います。日本高血圧学会HPでは、これらの食品リストが掲載されています。「日本高血圧学会」HP(外部リンク)私もこのリストを参考に、早速減塩の出汁を購入してみました!普段使っている食品を減塩のものに変えるだけなら、取り組みやすいですね。先生が中心に関わっていらっしゃる、福岡県の減塩プロジェクト「TRY!スマソる?」HP(外部リンク)でも、減塩について学ぶことができます。スマソる?の情報コーナー食材や調味料の塩分量の展示も講演会後、先生と少しお話をさせていただきました。娘にも優しく声をかけていただき、その気さくなお人柄にも感動しました!親子で適塩にチャレンジ!サラダ作り体験親子で適塩にチャレンジ!サラダ作り体験宗像市とキューピー株式会社は、「野菜摂取推進」と「食品ロス削減」のために「健康レシピ」を提案。市民のみなさんがお手軽に野菜を摂ることができる「エコサラダ」を紹介しています。講演会当日、今食べたいエコサラダの投票が行われていました。好きなサラダに投票するエコサラダ投票今回の講演会で減塩について学んだ後は、適塩を意識したサラダ作り体験に挑戦!ほとんどがママとお子さんでの参加でしたが、パパの姿もありました。食材を見ながら、何を作るのかな?と楽しそうキューピーちゃんのかわいい映像やサラダクイズを楽しんだ後、いよいよサラダ作り!ジャーマンスイートポテトと、白菜のコールスロー風サラダを作ります。キューピーちゃんのサラダクイズたりてない野菜70gとは?(答えはレポートの最後へ)白菜やサツマイモなど、この日の食材は宗像市で作られたもの。地域で作られた野菜、とっても嬉しいですね。白菜のコールスロー風サラダの食材張り切っている娘と一緒に食材を切ったり炒めたり…2品とも、簡単に作ることができました!人参を洗う娘普段は食べない白菜を「おいしい!」ともりもり食べる娘にびっくり。どちらも子どもも食べやすい味付けで、とっても美味しかったです。普段は鍋物や汁物など火を通して使うことが多い白菜を、サラダとして生で美味しく食べられることを知り、レパートリーが増えました。娘も喜んで食べたので、今後も白菜がサラダとして活躍しそうです。どちらもとても美味しかったです!さいごに講演会で減塩と野菜・果物の積極的な摂取の大切さを学び、日常に取り入れやすいサラダの作り方を実際に学べる機会は、とってもありがたかったです。減塩と聞くと、高血圧の人が意識するものだと思っていましたが、子どもの頃から取り入れることが大切なのだと知り、今後の食生活を見直すことができました。今後も家族みんなの健康のため、野菜と果物の積極的な摂取と減塩に取り組んでいきたいです。講演会を聞いたり先生とお話したりしたこと、地域で作られた旬の野菜を自分で調理して食べることで、娘は食への関心が高まったようです。この2品を家でも作ったり、食事中に「これは宗像で作られたと?」「私は小さく生まれたけん、風邪を引きやすいんよ。やけん、野菜と果物をたくさん食べる!」とよく言ったりしています。自分でサラダを作ったことや苦手な野菜を食べられたことは、娘にとって大きな自信につながっています。先生は、血圧未測定者や自分の血圧を知らない人をゼロにしたいとおっしゃっていました。宗像市では健康促進のイベントや住民健診が実施されています。生活習慣病を予防するためにも、日頃から食生活などを意識し、定期的に受診したいですね。(表記はレポーターの表現を優先しています)クイズの答え「たりてない野菜70gってどれくらい?」3.小皿のサラダ