7月28日は日本肝炎デー 最終更新日:2025年6月20日 (ID:8279) 印刷 【肝炎ウイルスとは】●肝がんの原因の約80%がB型・C型肝炎ウイルスと言われています。●肝臓は沈黙の臓器と云われ、自覚症状がないため、多くの患者さんが重症化してから診断されています。●厚生労働省の「知って、肝炎プロジェクト」によると、肝炎ウイルス持続感染者(キャリア)は、少なくともB型が約110万人、C型は約90万人いると推定されています。肝炎ウイルスに感染しているかどうかは検査受けることで分かりますが、感染の自覚がないまま日々を過ごしていることが問題視されています。●肝炎ウイルス検査をできるだけ早く受け、陽性の場合には詳しい検査を確実に受けて感染や肝臓の状態を知り、医療機関で適切な治療を受けることで、肝硬変や肝がんといった深刻な症状に進行するのを防ぐことができます。福岡県では毎年約1,300人が、肝がんが原因で死亡しています。死亡者数は減少傾向にありますが、全国と比べると肝がんの死亡率は、依然として高い状況が続いています。【一生に一度は肝炎ウイルス検査を受けよう】これまで一度も肝炎ウイルス検査(血液検査)を受けたことがない人は、ぜひ検査を受けましょう。(1)40歳の節目健診(無料)・市の住民健診(地域健診、センター健診)に合わせて行っています。 住民健診の詳しい情報は https://www.city.munakata.lg.jp/kiji0031696/index.html 申込: 令和7年度宗像市集団健診WEB予約(2)福岡県の肝炎ウイルス検査(無料)・県内の指定医療機関や各保健福祉環境事務所で行っています。 詳しくは福岡県HP https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kannennkensa.html(外部リンク)※お勤め先の健康診断で、肝炎ウイルス検査の項目が含まれていることもありますので、各職場や保険者にお尋ねください。※妊婦健診には、肝炎ウイルス検査が項目に含まれています。母子健康手帳をご確認ください。【もしも肝炎ウイルス検査で陽性の結果が出たら…】必ず精密検査を受けましょう。肝臓は予備能力が高い臓器で、肝炎、肝硬変になっても自覚症状が出ないことが多くみられます。症状がなくても、きちんと検査をして肝臓の異変を早く発見することが大切です。ウイルス性による慢性肝炎、肝硬変、肝がんを患っている人は、定期的な医療機関受診を行うことで、その後の重症化を予防できます。福岡県では、初回の精密検査やその後の定期検査、インターフェロン療法等の治療に関する費用の助成を行っています。●肝炎ウイルス陽性者の初回精密検査及び定期検査の助成についてhttps://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/jyuushouka.html(外部リンク)●肝炎治療費の一部助成についてhttps://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kanen-jyosei.html(外部リンク)●福岡県肝疾患相談支援センター(久留米大学病院内)https://www.fukuoka-kanshikkan.com/(外部リンク)リンク先:厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」 https://www.kanen.org/(外部リンク)