絆の会ゆっくりマルシェ~5月13日レポート~ 最終更新日:2025年5月16日 (ID:8103) 印刷 こんにちは、小野ママレポーターです。宗像市には、発達障がいを持つ人やその家族を支援する団体や活動がいくつかあります。今回は、その中でも特に注目されている「special SIBLINGS(スペシャル・シブリングズ)」、2024年10月10に開催された「絆の会~ゆっくりマルシェ」を紹介します。special SIBLINGSとは?発達障がいや特別な支援が必要な子どもたちの「きょうだい児(シブリング)」に焦点を当てた支援団体です。運営メンバーは計5人で、成人障がい者のママ1人、小学生の障がい児のママ4人から構成。代表者である藤田直美さんが、看護職と自身の子育て経験をもとに令和3年12月に創立しました。きょうだい児は、家族の中で重要な役割を果たしている一方で、自分の気持ちや悩みを抱えやすいことが知られています。彼らの心のケアや、安心して成長できる環境の提供を目指します。活動内容支援が必要な子育てのピアサポートきょうだい児のサポート親や家族への情報提供地域活動やイベント専門機関や自治体との連携障がいときょうだい児の課題発達障がいを持つ子どもがいる家庭では、きょうだい児が以下のような悩みを抱えることが多いとされています。両親の注目が障がいを持つ兄弟姉妹に集中し、自分の気持ちを伝えづらい周囲の理解が得られず、孤独を感じてしまう学校や地域での偏見に苦しんでしまう「special SIBLINGS」はこれらの課題を解決し、きょうだい児が自信を持って生きられるよう支援する貴重な存在です。具体的な活動として、主に以下の4本の柱で構成されています。1.発達ゆっくり・障害児子育てママのおしゃべり会(月1回・参加無料)保護者が育児の中で感じる悩みや喜びを自由に語り合い、共感し合うことで心を癒やせるような居場所づくりを目指します。誰でも参加することができます。2.チューリップの会(月1回・参加無料)子どもの障がいが確定していない段階の家族に寄り添い、不安を共有して安心できる場を提供します。子連れ参加も可能で、他のお子さんとの関わりに不安があっても安心して参加できる環境を整備。特に未就学児・新小学校1年生の環境の変化でざわつく心をケアに力を入れています。3.絆の会(2カ月に1回を目標に開催)障がいを持つ子どもとその兄弟姉妹が、周囲を気にせず楽しめる場を提供します。地域のお祭りやイベントに参加しづらいという人向けに、定期的にイベントを開催。参加者全員が笑顔になれるよう工夫しています。4. me time(不定期開催)障がい児を育てるママたちがリラックスでき、必要な知識を学ぶ場を提供。ヨガ教室や勉強会(成年後見人制度や性教育についてなど)、福祉施設やデイサービスの見学ツアーなどを行います。様々なテーマに関心のある人の参加が多いです。special SIBLINGSが目指す未来困難を抱える家庭を支援し、選択肢のある未来を提供することを目指しています。special SIBLINGSが提供する場は、健常者中心の社会の中で負担を抱える家族が「鎧」を外し、安心して過ごせる居場所となっています。発達への不安や支援が必要な人は、まずはお気軽にご相談ください。問い合わせ先代表:藤田直美さんインスタグラム(外部リンク)メール:naoyogadance@yahoo.co.jp10月に開催された「絆の会~ゆっくりマルシェ」に行ってきました屋内うちわ作りブース、ビーズアクセサリー作りブース、手作りわにわにパニックブース、カフェブースがありました!うちわ作りビーズアクセサリー作り手作りわにわにパニックカフェ屋外キッチンカーエリア、スーパーボールすくい、シャーボンボンさんによるシャボン玉イベントなどがありました!キッチンカースーパーボールすくいわなげシャーボンボンさんによるシャボン玉たくさんのママさんやパパさんと子どもたちが参加されていました。みんなニコニコ笑顔が溢れていました!おわりにお子さんの発達に不安を持つご家庭の中には、「周りの方に迷惑をかけてしまうかも」などの心配があり、普段はなかなか地域のイベントに参加できないという方もいます。今回のイベントは、そんな思いを解消するために企画されました。実際に取材に伺ってみましたが、イベントに来られたお子さんは誰1人として周囲に迷惑をかけるなどはなく、連れてきてくださっているお父様やお母様もずっとニコニコ!地域のお祭りに参加しているのと全く変わらない楽しい雰囲気でした!最後にスペシャルシブリングズの運営メンバーの皆さん方の写真をパシャリ!スペシャルシブリングズの運営メンバーの皆さん運営する方々も、それぞれに悩みを抱えておられるママたち。誰かの気持ちに寄り添うということに皆さん長けておられます。この素敵な笑顔がどうか、これからもたくさん広がるといいなと思います。(表記はレポーターの表現を優先しています)