宗像歴史観光ボランティアの会「ガイドと歩くむなかたの名所史跡見学ツアー」まちあるきコース(2) 最終更新日:2026年8月20日 (ID:10300) 印刷 「宗像歴史観光ガイドと歩く むなかたの名所・史跡見学ツアー」2年間を通し、時期に応じて「ガイドと歩くむなかたの名所・史跡見学ツアー」を開催、募集しています。現在、ご案内中のツアーの詳細はこちらから※ただいま、令和8年10月31日(土曜日)「鐘崎第2回織幡神社」のツアー募集、ご案内を行っています! (令和8年8月現在)#鐘崎 ~歴史と自然が息づく漁師まち・鐘崎を歩く!~爽やかな青空が広がる絶好のまち歩き日和のなか、「宗像歴史観光ガイド」の坂本さんの案内で、宗像市鐘崎地区を巡る史跡見学ツアーが開催されました。今回のコースでは、漁師まちとして栄えてきた鐘崎の歴史や文化、人々の暮らしに触れながら、海辺のまちならではの魅力をたっぷり体感。参加者の皆さんはガイド無線用イヤホンを装着し、説明に耳を傾けながら鐘崎のまちを歩きました。#織幡神社 アサギマダラが迎える織幡神社ツアーの出発点となる織幡(おりはた)神社の参道沿いには、大切に手入れをされている花壇があります。そこには、なんと数え切れないほどの「アサギマダラ」が!渡り蝶として知られるアサギマダラは5月中旬~6月上旬にかけて飛来します。ひらひらと優雅に乱舞する幻想的な光景に、参加者の皆さんも一瞬で心を惹きつけられました。織幡神社からの景色織幡神社漁師たちの信仰を今に伝える「5つの恵比須神社」と海女の歴史鐘崎のまちなかを歩いていると、突然鳥居が現れます。鐘崎には、恵比須神社が、なんと5箇所(京泊地区、千代川地区、北町地区、中町地区、西町地区)もあるのです。それぞれの地区の漁師たちが、日々の安全と大漁を社に祈願してきました。古くから激しい海に挑み続けてきた「漁師まち」であることが伺えます。また、これら5つの神社はすべて真っ直ぐ「海」の方角を向いて建てられており、今も昔も変わらず、海で働く人々を見守り続けています。特に印象的だったのは「京泊(きょうどまり)地区」の恵比須神社。お社には不思議な「横木」と「棍棒」が置かれています。実は、恵比須様は少し耳が遠いといわれており、「棍棒で横木を叩いて大きな音を立て、お参りに来たことを気づいてもらう」のだそうです。参加者も実際に体験し、お社に心地よい音が響き渡りました。また、この京泊の恵比須神社のすぐ横には「筑前鐘崎海女の像」が佇んでいます。古くから鐘崎の海女さんは漁の技術が非常に高く、出稼ぎ先でその潜水技術を教え伝えたことから、ここ鐘崎は「日本海沿岸の海女発祥の地」とも言われているそうです。活気あふれる鐘崎漁港と「浪切不動明王・鯖大師」続いて、潮の香りが心地よい鐘崎漁港の周辺へ。鐘崎といえば、鯛(タイ)、穴子、ブリ、イカなどの宝庫!ここで獲れた自慢の水産物は、約7割が福岡市場へ、約2割が人気の「道の駅むなかた」へと運ばれ、私たちの食卓を彩っています。港に並ぶ漁船には「蛭子丸」など、大漁と安全を願う縁起の良い名前の漁船がズラリと並んでいました。漁港の近くでは、地域を見守る「浪切(なみきり)不動明王」と「鯖大師(さばだいし)」のお堂へ。参加者全員で静かに手を合わせ、海上の安全を祈願しました。 樹齢400年の圧倒的な存在感の榎がある寺「泉福寺」さらに歩みを進めると、格式高い佇まいの「泉福寺(せんぷくじ)」に到着。境内に入って目を奪われるのが、樹齢約400年を誇る「榎(えのき)」の大木です。うねるように力強く伸びた幹と、空を覆うような美しい緑の葉は圧倒的な存在感。さらに、江戸時代の1672年に作られたという「梵鐘(ぼんしょう)」もあり、これらはそれぞれ福岡県の文化財に指定されています。鐘崎の深い歴史の層を感じられるスポットです。フグが隠れている!?漁港に佇む「御製の碑」2023年に新しく完成し、水産物の陸揚げから出荷までを一貫して行う「荷捌き(にさばき)所」を右手に見ながら、御製広場に到着。広場の脇に建てられているのが「御製碑(ぎょせいひ)」です。御製碑は、2017年に天皇皇后両陛下ご臨席のもと開催された「第37回全国豊かな海づくり大会福岡大会」を記念して、天皇陛下がお詠みになった短歌(御製)を賜り、大会ゆかりの地である鐘崎漁港に建立されたものです。ガイドの坂本さんから「台座の張り石の中に『フグ』の形をした石が隠れているんですよ」と教えてもらうと、参加者全員で「どこだどこだ」と探すクイズが始まり、大いに盛り上がりました。さつき松原と「アサギマダラロード」ツアーの終盤は、約20万本もの松が約5キロメートルにわたって続く広大な防風林「さつき松原」の景色を楽しみました。この周辺まで「アサギマダラロード」が続いており、アサギマダラを見かけることができます。蝶たちが好む植物を地域で植栽し、環境を守っているお話に一同深く感銘を受けました。最後は、福岡県内で2番目に整備されたという近代的な「環状交差点(ラウンドアバウト)」を渡り、無事にスタート地点の織幡神社へと戻ってきました。【コラム】鐘崎の魅力を振り返って今回のまち歩きでは、ガイドさんの名調子のおかげで、ただ景色を見るだけでは分からない鐘崎の歴史や人々の営みを知ることができました。ここ鐘崎には、ほかにも口説(くどき)・太鼓・踊りが三位一体となった県指定無形民俗文化財の「鐘崎盆踊り」や、宗像大社の秋季大祭「みあれ祭」の勇壮な船団パレードが一望できる浜辺、そして郷土料理の「のうさば」など、まだまだ語り尽くせない魅力がたくさんあります。皆さんもぜひ、イヤホンを耳に、五感で歴史を感じる「鐘崎まち歩きツアー」に出かけてみませんか?【協力】宗像歴史観光ガイドの会(外部リンク)◆織幡神社 〒811-3512 福岡県宗像市鐘崎224 駐車場あり(数台)コミュニティバス(岬・池野・田島・神湊地区)道の駅むなかた方面 京泊バス停から徒歩3分むなりんく 池野・岬エリア(外部リンク)(宗像版公共ライドシェア)