更新日:2023年6月1日
誰もが住みよい社会に
みなさんは普段の生活で点字ブロックが身近にあることを知っていますか。
点字ブロックは、目の不自由な人が公共施設をスムーズに利用できるように、道路や駅などに設置されています。特に駅のロータリーでは、バス停やタクシー乗り場、駅のホームなどさまざまな施設に誘導するため、多くの点字ブロックがあります。
そのため、点字ブロック上に自転車などが置いてあると大変危険です。また、信号を待っている人やバスを利用しようと並んでいる人が、無意識のうちに点字ブロック上に立ち止まり、通行の妨げになることもあります。だれもが安全に通行できるように、点字ブロック上に物を置いたり立ち止まったりしないように心がけてください。
点字ブロック設置場所の例(市内の横断歩道や赤間駅前バス停付近)
普段から点字ブロックを利用している市民のみなさんに話を聞きました
私は、弱視だったころに歩行訓練を受けてから現在も白杖(はくじょう)を使って歩行しています。自分の歩く幅に障害物がないか白杖で点字ブロック沿いを確認しながら歩きます。点字ブロック上だけでなく、両サイドも30cm程度の通れる幅が必要です。
しかしながら、点字ブロック上で立ち話をしていて気付いてもらえなかったり、自転車の車輪に杖がひっかかり自転車を倒してしまったりと困ることがよくあります。私たちは、点字ブロックがたよりです。そのことを多くの人に理解してもらえるとうれしいです。
視覚障がい者の高本スミ子さん
目の不自由な人は白杖を持ち歩くことが義務づけられています。白杖を持つ人を見かけたら、進んで配慮しましょう
足裏や白杖で点字ブロックの突起を確認しながら歩く高本さん
私たちは、視覚に障がいのある人の外出支援や、福祉教育(小学4年生対象)に協力しているボランティアグループです。
福祉教育では、アイマスク体験を行ったり、高本さんに体験談を話してもらったりしています。子どもたちには、身近な問題として意識してもらえる良い機会となっています。
しかし、点字ブロックが何かを知っていても、どのように使われているかなど、視覚障がい者への社会の理解はまだまだと感じています。老化によって弱視になることも多く、誰しもが通る道かもしれません。将来の自分のため、住みやすいまちにするためにも、一緒に学びませんか。少人数でも私たちがアイマスク体験や講話に伺います。社会福祉協議会(電話番号:0940-37-1300)に相談を。
ガイドボランティアアイフレンド
代表大和ちえさん(左)と石津麻子さん(右)
河東小学校の福祉教育で点字ブロックの説明をするアイフレンドのみなさん
問い合わせ先
- 維持管理課
電話番号:0940-36-7471 - 福祉政策課障害者福祉係
電話番号:0940-36-3135
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