更新日:2023年5月30日
「第2次健康むなかた21」 「第2次健康むなかた食育プラン」 の111項目について中間評価を実施
後期はより一層の「健康的な食生活と生活習慣づくり」の情報提供や体験学習の充実を図ります
市の健康づくりの基本となる計画「第2次健康むなかた21」と、市の食育推進計画「第2次健康むなかた食育プラン」。市では、この2つの計画の基本方針と施策の柱をもとに、健康づくりと食育を推進しています(下図参照)。
計画期間は平成27年度から令和6年度までの10カ年です。5年が経過した令和元年度に宗像市健康づくり推進協議会で中間評価を行い、計画の見直しを行いました。
食育プラン概要冊子
中間評価
計画の推進に向けて、各施策の目標(目指す姿)を定め、目標が達成できているか評価するための指標を定めています。市民アンケートや健診受診者の結果などからこの指標の中間達成度合いを調査し、中間評価を行いました。
未達成の主な指標
- 健康的な生活習慣づくり(上記「健康むなかた21図」の2・「食育プラン」の2)
肥満の人、血液中の悪玉(LDL)コレステロールが多すぎる人が増加傾向にあること、バランスのとれた食事や減塩運動など、健康的な生活習慣づくりに取り組む人は減少しています。
達成した主な指標
- 郷土料理や行動食を知っている割合(上記「食育プラン図」の1)
宗像郷土料理「鶏すき」「だぶ汁」などを知っている子どもの割合が中学2年生で26.1%から52.4%に増加。学校家庭地域ぐるみでの食育の効果が見られました。 - 喫煙率・受動喫煙の低下(上記「健康むなかた21図」の2)
成人の喫煙率が17.2%から11.7%に減少、同居家族に喫煙者がいる割合もおおむね減少しています。 - 虫歯のない子どもの割合(上記「健康むなかた21図の2」)
虫歯のない子どもの割合が平成25年は81.1%、今回88.6%と増加し意識が高まっています。 - ストレスを感じる人の割合(上記「健康むなかた21図の5」)
ストレスを感じている大人の割合が66.6%から60.1%に減少しています。
今後の取り組み
- ライフスタイルに応じた健康的な食生活や運動を継続し、より健康的な生活習慣づくりに取り組めるよう、情報提供や体験学習を行います
- 減塩や野菜の摂取など、健康的な食生活について、学校・家庭・地域で連携して情報提供や体験活動を行います
宗像市健康づくり推進協議会会長からひとこと
最終評価に向けての課題としては、宗像の郷土食という強みを最大限に生かした食育の多様化への挑戦です。例えば、食を楽しむ子どもたちを増やす、健康を意識した食を考える機会を増やす、作った人が見える食を介したつながりを大切にすることだと思います。最近では、新型コロナによって私たちの生活は変わりました。みなさんも家で食事をする機会が増えたことでしょう。この「食べる」に向き合う時間は、自分のこれからの生活を見直す時間になるのではないでしょうか。
日本赤十字九州国際看護大学大重育美(なるみ)教授
中間評価では、健康づくり・食育の関係者が長年協働して行ってきた活動が結果に表れましたが、健康的な生活習慣づくりへの課題が明確になりました。これからも市民のみなさんが笑顔で元気に生き生きとすごせるよう、市での健康づくり、食育活動の支援と活性化を図っていきます。
- 中間評価の詳細は、下記関連リンク「健康むなかた21」で確認を
郷土料理を学ぶ児童たち
関連リンク
このページに関する問い合わせ先
健康福祉部健康課
場所:西館1階
電話番号:0940-36-1187
ファクス番号:0940-37-3046
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