更新日:2023年6月12日
アンコンシャス・バイアスとは
誰もが潜在的に持っている思い込みです。アンコンシャス・バイアスから生まれる言動には、「普通そうだ」「こうあるべきだ」「どうせ無理だ」といった、決めつけや押しつけが挙げられます。この無意識の決めつけや押しつけをなくしていくことが一人一人が生き生きと活躍する社会の実現につながります。
内閣府の調査では、男性20.7%、女性26.5%が、性別に基づく「決めつけ」「押しつけ」を経験したと回答。このような経験は、男性と比べて女性のほうが多い結果となっています。みなさんも下表のようなことを言われたり、態度から感じたりしたことはありませんか?
「直接言われた」 あるいは 「言動や態度から感じた」 経験
男性上位5項目
順位 | 項目 |
1 | デートや食事のお金は男性が負担すべきだ |
2 | 男性は仕事をして家計を支えるべきだ |
3 | 男性は結婚して家庭をもって一人前だ |
4 | 家事・育児は女性がするべきだ |
5 | 女性は感情的になりやすい |
女性上位5項目
順位 | 項目 |
1 | 家事・育児は女性がするべきだ |
2 | 女性は感情的になりやすい |
3 | 受付、接客・応対(お茶出しなど)は女性の仕事だ |
4 | 親戚や地域の会合で食事の準備や配膳をするのは女性の役割だ |
5 | 男性は仕事をして家計を支えるべきだ |
上記の表に関しては、内閣府「令和4年度性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究」から抜粋。家庭・コミュニティ領域と職場領域での性別役割、その他性別に基づく思い込みの41項目のうち上位5項目。
内閣府では他にもさまざまな調査結果を掲載しています(下記関連リンクから確認できます)。あなたにとって「これもアンコンシャス・バイアスだったのか?」という気付きがあるかもしれません。
「男だからこうあるべきだ」「女だからきっとこうだろう」これを口に出す前に「これは私のアンコンシャス・バイアスかも?」と自分の考えを疑ってみてください。大切なことは、頭ごなしに決めつけずに対話をしてみること、相手を尊重する心の姿勢を持つことです。
アンコンシャス・バイアスはジェンダーだけではなく広く人権にも関わってきます。日々の暮らしの中でアンコンシャス・バイアスを感じることがあったら、男女共同参画推進センター「ゆい」の施設や事業を活用しませんか。一人一人の意識を変えて誰もが自分らしく輝ける社会にしていきましょう。
宗像市男女共同参画推進センター「ゆい」
男女共同参画やジェンダー平等への理解を深め、その取り組みを支援する場所です。
あらゆる性別や年代の人が利用できる施設で、メイトム宗像内にあります。女性のキャリア形成を応援するプログラムや、男性のための家事講座、各地区コミュニティやPTAと共催で講座などを実施。男女共同参画に関する書籍などの無料貸し出しも行っています。
「情報コーナー」の書籍は貸出可
講座などが開催される「結工房」
問い合わせ先
宗像市男女共同参画推進センター「ゆい」
- 電話番号:0940-36-0250
関連リンク
- 男女共同参画局「令和4年度性別による無意識の思い込み」に関する調査研究(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
市民協働部 男女共同参画推進課
場所:市役所北館2階
電話番号:0940-36-0048
ファクス番号:0940-36-0320
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