更新日:2015年11月01日
平成26年度の決算が9月定例議会で認定されました。決算は、みなさんが納めた税金や国・県からのお金がいくら入り、どのように使われたか、市の財政状況を見るための資料です。普通会計を中心に、特別会計、公営企業会計についても決算の内容をお知らせします。
- ここでの普通会計とは、「一般会計」と「住宅新築資金等貸付事業特別会計」を合わせたものです
- 決算額は1万円未満を省略
普通会計 決算
歳入 総額350億7,325万円
普通会計の歳入総額は、350億7,325万円で、前年度と比べ0.2パーセント、7,320万円増加しています。主な要因として、基金からの繰入金の増加があげられます(下記のグラフ1、表1参照)。
市税
市税には、市民税や固定資産税などがあり、歳入総額の29.0%を占めています。前年度と比べ0.9パーセント、9,469万円増加しています。主な要因として、新築家屋の増による固定資産税の増加があげられます。
地方交付税・国県支出金
国や県から得られる収入です。地方交付税は市が自由に使えるお金で、歳入総額の21.5パーセントを占めています。国県支出金は使い道が決められていて、歳入総額の21.0パーセントを占めています。
地方交付税の内、普通交付税は、合併算定替による加算額の縮減が平成26年度から始まり、前年度と比べ4.8パーセント、3億4,075万円減少しています。
市 債
市が金融機関などから借り入れたお金です。前年度と比べ25.6パーセント、12億4,700万円減少しています。主な要因として、火葬場施設整備事業、コミュニティ・センター整備事業などの完了に伴う、合併特例事業債の借入額の減少があげられます。
繰入金
基金を取り崩したお金です。前年度と比べ285.4パーセント、16億2,747万円増加しています。主な要因として、繰上げ償還のための減債基金の繰入額、宗像ユリックス及び市民活動交流館改修事業のための公共施設修繕等基金の繰入額の増加があげられます。
グラフ1 歳入決算の構成割合
表1 歳入決算の前年度比較 |
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歳入項目 |
26年度決算額 |
25年度決算額 |
増減率 |
|
自主財源 |
市税 |
101億6,936万円 |
100億7,467万円 |
0.9パーセント |
繰入金 |
21億9,763万円 |
5億7,016万円 |
285.4パーセント |
|
分担金・負担金・ |
10億8,538万円 |
10億7,147万円 |
1.3パーセント |
|
財産収入 |
5億5,520万円 |
5億60万円 |
10.9パーセント |
|
繰越金 |
5億598万円 |
5億9,769万円 |
△15.3パーセント |
|
諸収入 |
3億7,877万円 |
5億4,650万円 |
△30.7パーセント |
|
寄附金 |
3,400万円 |
2,593万円 |
31.1パーセント |
|
小 計 |
149億2,632万円 |
133億8,702万円 |
11.5パーセント |
|
依存財源 |
地方交付税 |
75億4,924万円 |
78億5,669万円 |
△3.9パーセント |
国県支出金 |
73億8,353万円 |
74億2,584万円 |
△0.6パーセント |
|
市債 |
36億1,960万円 |
48億6,660万円 |
△25.6パーセント |
|
地方譲与税など |
15億3,019万円 |
14億420万円 |
9.0パーセント |
|
地方特例交付金 |
6,437万円 |
5,970万円 |
7.8パーセント |
|
小 計 |
201億4,693万円 |
216億1,303万円 |
△6.8パーセント |
|
合 計 |
350億7,325万円 |
350億5万円 |
0.2パーセント |
|
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歳出 総額343億8,271万円
普通会計の歳出総額は、343億8,271万円で、前年度と比べ0.3パーセント、1億1,135万円減少しています。主な要因として、投資的経費の減少があげられます(下記のグラフ2、表2参照)。
- ここでは、性質別の決算内容をお知らせします。目的別の決算は、こちらのページを参照
扶助費
生活保護の他、高齢者、児童、障がい者らに対する福祉サービスにかかるお金です。前年度と比べ9.3パーセント、6億3,982万円増加しています。主な要因として、臨時福祉給付金給付事業費、障害者訓練等給付費の増加があげられます。
補助費等
講師謝金や保険料の他、各種団体の事業活動などに対して負担・補助するお金です。前年度と比べ6.5パーセント、2億9,179万円増加しています。
投資的経費
道路橋りょう、公園、学校など、公共資産の整備や災害復旧のために使うお金です。前年度と比べ17.6パーセント、9億9,824万円減少しています。主な要因として、火葬場施設整備事業、コミュニティ・センター整備事業の完了があげられます。
グラフ2 歳出決算の構成割合
表2 歳出決算の前年度比較 |
||||
性質別歳出項目 |
26年度決算額 |
25年度決算額 |
増減率 |
|
義務的経費 |
扶助費 |
75億458万円 |
68億6,476万円 |
9.3パーセント |
公債費 |
43億5,812万円 |
44億9,413万円 |
△3.0パーセント |
|
人件費 |
38億4,169万円 |
37億8,943万円 |
1.4パーセント |
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小 計 |
157億439万円 |
151億4,832万円 |
3.7パーセント |
|
その他の経費 |
補助費等 |
48億355万円 |
45億1,176万円 |
6.5パーセント |
物件費 |
47億7,255万円 |
45億8,612万円 |
4.1パーセント |
|
繰出金 |
33億3,897万円 |
30億655万円 |
11.1パーセント |
|
積立金 |
5億792万円 |
7億852万円 |
△28.3パーセント |
|
投資・出資金・ |
4億1,329万円 |
6億7,606万円 |
△38.9パーセント |
|
維持補修費 |
1億5,622万円 |
1億7,267万円 |
△9.5パーセント |
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小 計 |
139億9,250万円 |
136億6,168万円 |
2.4パーセント |
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投資的経費 |
46億8,582万円 |
56億8,406万円 |
△17.6パーセント |
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合 計 |
343億8,271万円 |
344億9,406万円 |
△0.3パーセント |
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市民1人当たりの貯金と借金
貯金は約19.7万円(前年度から1.8万円減)
- 政令市を除く県内26市中、多い方から8位(普通会計)
- 基金残高 総額190億5,314万円
市の貯金である基金残高は、総額で190億5,314万円(一般会計187億268万円、特別会計3億5,046万円)で、前年度と比べ8.4パーセント、17億3,674万円減少しています。県内他市に比べ高い水準を維持していますが、老朽化する公共施設などの更新や、人口減少に伴う市税などの収入の減少に備えて、慎重に活用していく必要があります。
- 全会計の基金残高を、市の人口9万6,486人(平成27年3月31日現在)で割った金額
借金は約40.8万円(前年度から1.2万円減)
- 政令市を除く県内26市中、少ない方から5位(普通会計)
- 市債残高 総額393億8,614万円
市の借金である市債残高は、総額で393億8,614万円(一般会計268億4,705万円、特別会計6億4,956万円、企業会計118億8,953万円)で、前年度に比べ2.8パーセント、11億2,946万円減少しています。将来世代へ過度の負担を残さないよう、繰上償還や市債発行額の抑制を実施しながら、今後も継続的に市債残高の縮減に努めていく必要があります。
- 全会計の市債残高を、市の人口9万6,486人(平成27年3月31日現在)で割った金額額
グラフ3 市民1人当たりの貯金と借金の推移
特別会計・公営企業会計決算
特別会計と公営企業会計の決算額については、下記表の通りです。普通会計と合わせた全会計の財政規模は、歳入・歳出ともに増加しています。
特別会計決算
- 国民健康保険税や介護保険料などの特定の収入があり、一般会計と分けて収支を明確にした会計
会計名 |
歳入 |
歳出 |
|
国民健康保険 |
事業勘定 |
104億8,256万円 |
102億2,055万円 |
直営診療施設勘定 |
1億1,811万円 |
1億1,735万円 |
|
後期高齢者医療 |
14億2,879万円 |
13億8,297万円 |
|
介護保険 |
保険事業勘定 |
66億8,392万円 |
66億4,889万円 |
介護サービス事業勘定 |
4,960万円 |
4,561万円 |
|
宗像市・福津市介護認定審査会 |
4,584万円 |
4,584万円 |
|
渡船事業 |
4億9,257万円 |
4億9,257万円 |
|
漁業集落排水処理施設事業 |
1億2,353万円 |
1億2,341万円 |
公営企業会計決算
- 民間企業と同様に、事業収益で運営する会計
会計名 |
収入 |
支出 |
|
下水道事業会計 |
収益的収支 |
28億2,717万円 |
25億5,839万円 |
資本的収支 |
6億5,730万円 |
16億8,011万円 |
- いずれも普通会計以外の会計です
- 公営企業会計は、消費税抜きで表示
このページに関する問い合わせ先
経営企画部 財政課 財政係 行政改革係
場所:市役所本館2階
電話番号::0940-36-1104
ファクス番号::0940-37-1242
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