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5月

更新日:2020年5月8日

5月31日(水曜日)
 5月が終わります。早いもので1年の6分の1が終わりました。この調子であっという間に1年が経過すると思うと一層一日一日を大切にしなければならないと感じます。
 その5月に西南女学院大学と名桜大学からそれぞれ1名ずつ、計2名の学生が養護実習に来ていました。保健室の飯田先生を実習教官とし、1ヶ月間、学校における保健室の役割や養護教諭の職務について学びました。この間は、通常の学校生活に加え、運動会期間中でもあったため、体育によるケガや疲れへの対応も頻繁にしていました。
 もちろん、授業づくりも行いました。5年生では「手洗い」を題材に、手洗いチェッカーという薬剤を使い、自分ではきちんと手を洗っているつもりでも洗い残しがあり、どう洗えば洗い残しを減らすことができるかという学習を。4年生では、清涼飲料に含まれている砂糖の量を一日に摂取する砂糖の量と比較し、望ましいジュースなどの飲み方を考える学習を行っています。どちらの授業も、子どもが健康を保持増進していくにあたって、養護教諭としての専門性を生かす授業となりました。
 学校には、一人職と呼ばれる専門職がいます。養護教諭や栄養教諭、事務職員や図書司書などがそうです。われわれ管理職もいわば一人職ですが、学校が機能していくために一人職の担う責任は大きくなります。なぜなら代わりを務めてくれたりカバーしてくれたりする人がそうそういないからです。
 養護実習に訪れた二人の学生さん方は、介護の道や医療への道、社会福祉士への道など選択肢はいろいろあるようですが、今回の実習を通して、教育現場に勤務することの魅力や保健室・養護教諭の果たす役割の大きさに気づいてくれたらいいと思います。   
 その上で教職を志してくれたら嬉しいです。赤間小学校の卒業生が、教職員として宗像の教育に寄与してくれることは大きな喜びでとなります。



5月30日(火曜日)
 運動会の余韻が若干残る中、学校生活はリスタートしました。
 今日は、全校的に少しお休みの子が多かったようです。やはり運動会の疲れが残っているのかなと思うところですが、子ども達が大きな行事を達成した後、目標を失った空虚感に襲われていなければいいがと心配もしています。
 学校は、すぐにプールや体力テストなどが始まります。子ども達が思っている以上にいろいろと頑張ることがあります。早く次の目標を見定め、そして体力を戻して頑張っていけたらよいなと思います。
 さて、先週、お手紙でもお知らせしたように、宗像市においてパンに異物様の物が確認されたことで、当面パンの提供を見合わせることとなります。パンが好きな子にとっては、残念なところでしょうが、しばらく我慢してください。
 それでも、6月の献立にある「ナン」や「ピタパン」は、製造過程が違うので予定通り提供することができます。子ども達が好きなメニューですので、安心してください。
 まだ、パンの再開の見通しは示されていませんが、学校としても早く再開されることを願っている次第です。どうぞ、ご理解とご協力の程、よろしくお願いします。



5月27日(土曜日)
 爽やかな初夏の天候のもと、令和5年度赤間小運動会を挙行いたしました。
 子ども達の競技・演技はいかがだったでしょうか。懸命に歯を食いしばって走る姿、はじけるような笑顔で演技したダンス・表現。子ども達の頑張りがいっぱい見て取れました。 練習の成果が発揮できてよかったと思います。
 保護者の皆様、地域の皆様には、暑い中でしたが、子ども達にたくさんの声援と拍手を送っていただき、本当にありがとうございました。
 さらには、閉会式後にテントの撤収にご協力いただいた保護者の皆さん、卒業生の皆さん、ありがとうございました。赤間小学校は、地域や保護者にしっかり支えていただいているということをあらためて実感しました。
 さて、今日は、ご家庭でも子ども達のダンスやかけっこのことを話題に、団らんの時間を過ごしていただけたら幸いです。
] そして、明日と明後日は、ゆっくりと体を休め、来週からのリスタートに備えさせてください。
 頑張った赤間小学校の全ての人に、拍手!



5月26日(金曜日)
 各学年、最後の練習、リハーサルを行いました。
   5,6年生は、恒例となっている表現の見せ合いを行い、互いに誉めたり励まし合ったりしました。意識をピークにもっていこうと子ども達も先生達も一生懸命です。
  明日は、雨の心配はありませんが、暑さが厳しいようなので、子ども達もご参観いただく保護者の皆様も、熱中症には十分注意していきましょう。保護者の皆様は日傘や水筒など熱中症予防に役立つものをご持参ください。
 また、感染症に係る制限が解除されて初めての運動会だけに、新たな一歩となります。保護者の皆様のマナーやモラルの面でも、これまで同様、子ども達の手本となっていただくようお願いいたします。
 本日、スクリレで再度留意事項を送付いたしますので、ご確認の程、よろしくお願いいたします。
 昨日、最上級生である6年生に話したことです。「今年の運動会のスローガンは『みんな』。6年生が一番質の高い『みんな』を示してほしい。自分だけでなく、自分たちが学年の枠でつながるだけでなく、運動場にいる全ての人をつなぐ演技をしてほしい。」
 ハードルの高い要求をしていることは、よくわかっていますが、「自分たちの演技を見て、感じて、みんなが一つになって」と広く外に目を向ける意識を最上級生にはもってほしいと思っています。
 明日、みんながつながる運動会にしていきましょう。



5月25日(木曜日)
 「伝統」
 赤間小学校には、子ども達に受け継がれているいくつもの伝統があります。すすんであいさつをすることや黙々と掃除をすること、節目節目で登場するアッカマンもそうです。
 運動会においても「伝統」があります。表現のプログラムである「よさこいソーラン」は、ここ数年、5年生が踊っています。もちろん、今年の5年生も踊ります。
 運動会を直前に控えた本日の練習で、5年生の子ども達に次のように話しました。
 「みなさんは、運動会練習が始まって、一生懸命ソーラン節の踊りを覚えてきたと思う。低い姿勢を保とうと筋肉痛になりながら頑張ってきたと思う。きっとよさこいソーランを踊れるようになったと思う。しかし、踊れるようになったことと伝統を引き継ぐこととは違う。伝統を引き継ぐということは、あなたたちが先輩たちから受け継ぐだけでなく、次の後輩たちへと渡していかなければならない。後輩たちが、皆さんの踊りを見て、自分も5年生になったらよさこいソーランを踊りたいと思えるよう感動を与えなければならない。
 感動を与えるということは、人の心を揺さぶるということ。自分たちが気持ちをこめて踊っていなければ、人の心をつかむことなど到底できない。運動会まであと2日。いまさら技術のことをどうこう言うつもりはない。最後にできること、それは伝統を引き継ぐために、魂を込めて踊ること。一つ一つの動きに、声に魂を込め、メラメラと沸き立つような踊りを見せてほしい。」
 5年生は真剣な表情で話を聞いていました。魂が込められるかどうか、それが伝統を引き継げるのか途絶えさせるのかの分岐点です。 きっと、5年生はやってくれるでしょう。



5月24日(水曜日)
 各学年ともダンス・表現で使う小道具もそろい始め、今日の練習から実際に小道具をつけて踊っている様子も見られ始めました。これまで一生懸命に動きを覚えてきたダンスですが、小道具がさらに手の動きが目立たせたり動きを大きく見せたりしています。
 今年の運動会のスローガンは「皆(みんな) 皆で心を1つに全力で最高の運動会にしよう」です。全校児童の結束や絆を、子ども達が意識しながら運動会に臨むことは、とても良いことです。演技や競技だけでなく、歌やラジオ体操なども含め、皆で作り上げる運動会にしたいと思います。
 さて、今日は私の好きなプロ野球選手であるソフトバンクホークス和田毅選手のことを少しお知らせします。
 和田投手は、今日の試合に登板し、2イニングを投げれば通算2000投球回を達成することとなります。単純に1試合9イニングと考えれば222試合と2イニングを投げた計算です。プロ野球の世界で200試合以上投げること自体すごいのですが、そのために心技体を常に整えてきたプロ意識がすごいと思います。それと、きっと野球が好きでなければできなかっただろうなとも思っています。200試合以上の積む重ね、それが和田投手の今をつくっていることに胸が熱くなります。
 200回。今回の運動会練習期間を通して、子どもたちが踊った回数もそれくらいになるのではないかと思います。一日一日の練習を大切にし、1回ずつの踊りで課題と成果を感じつつ積み重ねてきました。土曜日に観られる姿は、そんな努力の延長戦にあります。



5月23日(火曜日)
 近親者に不幸があり,昨日は告別式のために学校を留守にしました。運動会前最後の全体練習を見られなかったのは残念でしたが、きっと子ども達と先生達とが力を合わせ、充実した全体練習となったであろうと思っています。おおむね運動会の日まで天候も安定しているようです。各学年とも総仕上げに入り、ラストスパートをかけています。
 さて、今年度の運動会は、昨年度までと参観の仕方も異なります。出場学年の保護者が、運動場周辺の升席でご参観いただくことは変更しておりません。コロナ禍で生み出されたこの参観方法は、コロナ以前に比べお子さんが見えやすいと好評を博しておりました。よって今年度も、保護者入れ替え制を継続いたします。昨年度までは、升席後方に次のプログラムの学年用控え席をやはりマスをつくって設営しておりましたが、今年度は控え席のスペースはあるものの中にマスは作っていませんので、次の学年の保護差はスペース内で自由にご参観ください。
 ただ、昨年度まで行っておりました一世帯2名までの人数制限が今年度からはありません。よって未就学の兄弟姉妹児や祖父母の参観も可能とはなります。升席はその大きさから2名を原則とさせていただきますが、運動場と校舎との間にあるコンクリート段差を、升席に入らない出場学年家族限定の参観スペースとします。
   出場学年以外の保護者の方は、体育館や校舎管理棟側3階を控室として開放します。ぜひ、ご活用ください。運動場周辺で待機していただくことはできるだけお控え願いたいと考えております。升席に移動させる保護者の動線に支障がでないようご協力願います。
   もう一つ大切なお願いがあります。
   昨年度までは人数制限もあり、テントの設営もなく、弁当もいらないという状況でしたので、保護者の皆様が自動車で来校されることがありませんでした。この3年間、周辺住民や地域から違法駐車等で苦情が寄せられたことはありません。これは、赤間小学校の保護者のモラルが高いということを表していますし、子ども達にも誇れることです。
   今年度、未就学児や高齢者の参観が可能になったことで、送迎車が増えることやそれに伴う違法駐車,迷惑駐車が増えることは、防がなくてはなりません。
   感染症の制限が緩んだとしても、保護者のモラルやマナーが緩まないようにしていただき、子ども達のよき手本であり続けてもらえたらと切に願うところです。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



 5月19日(金曜日)
 今日は2回目の全体練習の予定でしたが、昨日から降り続いた雨の影響で運動場が使えないため、月曜日に延期としました。開閉会式の練習や応援席への出入りの練習などを行うようにしていたので、月曜日に頑張りたいと思います。
 そんな雨の中でも、屋内で運動会練習を頑張っています。5年生のソーラン節は、「アメとムチ」の指導が行われていました。「他の学年の先生達から、教室まで元気な掛け声が聞こえてくると誉められていますよ。最初は、上達のペースが緩やかで運動会に間に合うかと心配していたけど、ここ数日グッと上達してきて、この調子だったら大丈夫だろうと思います」といった誉め言葉が「アメ」です。それに次いで、「でも、もっとグワッとくる迫力というか気迫というか、そうった熱いものがほしいと思います。ほら、元気に踊っているでしょう。しっかり声を出しているでしょう。では足りない。もっともっとガァーと勢いを感じさせてほしい」といった要求が「ムチ」です。誉め言葉にのせられた子もいれば、更なる要求を意気に感じた子もいます。担任の言葉を聞いて踊った次の踊りは、確かに一味違っていました。それでも担任からは「もっと低く」「もっと力強く」「もっと声が出る」と声がかかり、子ども達は懸命に応えようとしていました。
 子どもの可能性を信じ、「もっと上を」「もう一つ高みを」と求めることはとても良いことだと思います。教師も子ども達も、「これぐらいで」という気持ちで運動会を迎えることはないだろうなと思いました。
 ちょっと楽しかったのは1年生の徒競走練習です。外で練習できないので、1階のホールで走る順番に整列し、ホールを軽く半周して応援席にもどったつもりで並んで座るという練習があっていました。狭いホールの中でも動きをシミュレーションできる1年生。たいしたものです。
 来週は、運動会ウィークとなります。運動会前の最後の土日。疲れをとることを最優先にお過ごしください。



5月18日(木曜日)
 某情報バラエティーで、何度か紹介されたのでご存じの方も多いかとは思いますが、福岡県では、体育の授業で、体操の隊形に開いたり閉じたりする時、その場に座ったり立ったりする時に掛け声をかけます。そうです。「ヤーァ」です。
 わたしも小学生の頃から当たり前のように言っていた掛け声「ヤーァ」が、全国で福岡県だけであると知った時は衝撃を受けました。教員になってからも当たり前のように教えてきていたのです。
 今年度、運動会を実施するにあたって、職員会議で「ヤーァ」を言わせますかということが協議しました。
 というのも、ここ数年の運動会は、コロナ予防対策としてできるだけ声を発さない方法で実施していました。「ヤーァ」と同じように、勝敗判定の際の「バンザイ」も言っていませんでした。
 職員会議での協議の結果、「ヤーァ」も「バンザイ」も言わせようということになりました。そこで、ふと思ったのは、4年生までの子どもって体育で「バンザイ」を言ったことがないだろうし、久しぶりという感覚もないだろうなということです。「ヤーァ」は普段の体育で少しは言ったことがあるかもしれませんが、コロナ予防が徹底されていた頃は言っていないはずです。子どもにとっては何ら当たり前ではなくなってきていたではないかと思いました。
 福岡県だけに息づく独特の文化、体育の「ヤーァ」がコロナ禍の影響で消えなくてよかったとつくづく思いました。そんな思いで運動会の「ヤーァ」や「バンザイ」を聞いてください。



5月16日(火曜日)
 1年生が学校探検をして、さらに学校のいろいろな先生と話をしてみようという活動を行いました。本日の1,2時間目に2学級ずつ職員室や事務室、保健室や図書館、理科室などをめぐり、その場その場で先生達に質問をしたり説明を聞いたりしていました。 栄養教諭の出下先生に給食室で使う大きなしゃもじを見せてもらっている子どももいました。
 校長室にも、たくさんの1年生が訪ねてきてくれました。校長室に飾ってある歴代校長の写真を眺めたり、台湾交流を行っていた際の記念の品を珍しそうに見たりしていました。
 1年生からはたくさんの質問をうけました。「好きな食べ物は?」「好きな色は?」「好きな動物は?」「好きな海の生物は?」などの「好きな」シリーズもたくさんありましたが、「校長先生は、どんな仕事をしているのですか」「校長先生の仕事で嬉しいことは何ですか」といった質問や「校長先生になった時は嬉しかったですか」など、1年生に分かりやすく答えるにはどう話せばいいか少し考える質問もありました。
 校長室にちょっと緊張気味で入ってくる1年生がかわいかったです。
 運動会練習だけでなく、様々な学習を頑張っている子ども達。応援したくなりますね。

 明日は、学校不在のため、本コーナーの更新はお休みです。



5月15日(月曜日)
   校長室で仕事をしていても、運動場や体育館からダンス曲が聞こえてくると、「どんなふうに踊っているかな~」「どのくらい仕上がっているかな~」ということが気になって、つい仕事を止めて見に行ってしまいます。踊っている子ども達の楽しそうな表情や真剣な様子を見ると、かえって元気をもらうことができます。
   今日は、3年生の練習を見ている時に、急に担任から「では、校長先生にお話をしてもらいます」とリクエストがありました。3年生の子ども達のキラキラした笑顔を前に激励の言葉を言うと、さらに元気な返事が返ってきました。みんなで力を合わせて一つのことに打ち込んでいるとパワーが湧き上がってくるんだろうなと嬉しくなりました。
  ただ、暑さも日に日に厳しくなっています。熱中症に気をつけながら練習を進めています。体育の前後はもちろん、練習の合間にも適宜水分補給するようにしていますので、水筒には少し多めにお茶を持たせてください。
   多い学年は、日に3時間体育ということもあります。できるだけその日の疲れはその日のうちにとれるようご家庭での過ごし方にもご配慮いただくとありがたいです。
   運動会までのこり2週間。今週末に少し天気が崩れるようですが、限られた時間の中で子どもたちの可能性を最大限引き出していけるよう頑張ります。



5月12日(金曜日)
本日は、運動会練習第1回目の全校練習でした。主に開会式、閉会式の練習を行いました。
   今年度の開閉会式における式次第で、昨年度と違うのは、運動会の歌や校歌などの歌唱が入るということ、紅白あいさつで紅組と白組が向かい合って直接あいさつを交わすということです。
運動会の歌は、紅組と白組が掛け合いで歌う「ゴーゴーゴー」です。コロナ前から運動会の歌の定番でしたが、紅組と白組が競い合うように歌うので元気いっぱいの歌声になります。
   そして、赤間小学校に着任して4年目にして初めて全校児童で歌う校歌を聴きました。子ども達が自分の学校の校歌を全員で歌う、とてもいいものです。全校行事で子ども達が力を合わせている様子をとても嬉しく思いながら見ていました。
   全体練習の中で子ども達に話したのは、「運動会の練習は、たくさん体を動かすのできついなとか嫌だなと感じることがあると思います。自分が負けてしまいそうになった時に、でも頑張ろう、あと少し頑張ってみようと気持ちを強くもつことも大切です。運動会練習を通して、体だけでなく気持ちも強くたくましくなってほしいと思っています」ということです。きつい運動会練習ですが、最後まで頑張りぬく子どもたちの姿に期待しています。
   運動会まであと2週間です。これまでの運動会練習の疲れがそろそろ出る頃ですし、来週以降はさらに運動会練習にも熱が入ると思います。体調が整っていなければ、練習を頑張ることもできませんし、熱中症なども起こしやすくなります。十分な栄養と休養を心がけていただいて、土日はゆっくりと過ごさせてください。



5月11日(木曜日)
   何があったのでしょうか。
   東京都で、中学校の現役教員が殺人の容疑で逮捕されました。かたや大人のトラブルに巻き込まれた形で中学生の男子生徒が大人に刺傷されています。双方とも、事件の詳細が分かっていないので明確なことは言えませんが、ショッキングな事件であり命の尊厳が踏みにじられていることは確かです。
公教育に関係する2件の事件は、今後詳細が明らかになっていくと思いますが、学校関係者や保護者、地域が受けているダメージはとても大きいと思います。東京の出来事であっても、自分事のように身につまされる思いがします。
同じタイミングで、小中学校の教員不足のことや教職員の処遇改善に係る案について報道がなされました。「質の高い公教育をつくっていくことが最大の少子化対策」ようやく肝心なところにメスが入った気がします。
   子どもがいること、子どもと接すること、子どもの成長を実感すること、子どもの可能性を信じること。学校現場は本来とても素敵な職場のはずです。子ども達の笑顔に囲まれ、子どもたちの真剣なまなざしに感動し、人としての喜びとやりがいを感じる職場のはずです。
   教育現場がブラックであるグレーであると言われるのは働き方の問題であり、教育の理念に関することではありません。
今回の2つの事件が、公教育の無力感につながることがないよう切に願うところです。
   今日も赤間小学校では、子ども達がいろいろなことに挑戦し、学び考え、成長しています。教員たちも一生懸命指導にあたっています。昨日、不審者メールを送りましたが、そのようなリスクから子どもを守るために保護者や地域の皆様も一生懸命です。
   毎日の地道な教育活動の積み重ねが、教育の質を保っていく根幹にあると思っています。これからも、子どもが輝ける場を、輝ける環境を皆で守っていきましょう。



5月10日(水曜日)
    本日は、今年度最初の「学校の日」でした。午前中の4時間を2時間ずつに分割し、地域指定をさせていただきました。4月29日に授業参観を行ってあまり間が空いてはいませんが、それでも多くの保護者の皆様にご来校いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。お忙しい中、ご来校いただき、子ども達の頑張りを観てくだり、ありがとうございました。
学校は、今月末の運動会に向け、各学年の練習に熱がこもってきています。本日の授業でも体育館や運動場で一生懸命に踊る子どもの姿をご覧いただけたことと思います。5年生が練習していたソーラン節では、元気のよい掛け声が校長室まで聞こえてきました。体育館から聞こえてくるダンス曲とともに、運動会モードが一気に高まってきています。運動場には、本部テントや入場門も設置されました。月末の運動会を楽しみにしておいてください。
   さて、今日の学校の日や今月末の運動会のように、コロナ禍で生み出した新しい学校生活様式の良かったところは残しつつ、時代の要請に合うように対応を考えていきたいと思います。変えるならば変える理由を、変えないならば変えない理由をきちんと保護者の皆様や地域にお示ししていくことが大切だと思っています。本コーナーや学校だよりなどで発信していくよう考えていますが、なにかお尋ねになりたい点やご意見等がございましたら、どうぞ学校にお知らせください。
   本日、今年度の運動会参観にあたってご留意いただきたい点を、手紙で発出しております。保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



5月9日(火曜日)
   「こどもまんなか」
   何のキャチコピーかご存じでしょうか?
これは、令和5年4月1日に施行された「こども基本法」についてこども家庭庁が掲げたキャッチコピーです。子ども一人ひとりがかけがえのない存在であること。子ども一人ひとりの人権が大切にされなければならないこと。こういった基本的な理念のもと、「子どものことを中心において考えていこう」という思いが込められています。
   子ども基本法は、1989年に国連総会において採択され1994年に日本も批准した「子どもの権利条約」に基づき策定されています。子どもの「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を保障するため、子ども施策の基本となる事項を定め、子ども施策を総合的に推進するために子ども基本法は作られました。
こども基本法の第3条に「全ての子どもについて、個人として尊重され、その基本的人権が保障されるとともに差別的取り扱いを受けることがないようにすること」と記されています。
   わたしたちは、普段子どもにかけている一言が、子どもに見せている動きが「こどもまんなか」になっているかを、時折振り返っていく必要があると思います。
   あたたかな学校、あたたかな家庭、あたたかな地域により、子どもが安心して過ごせる世の中にしていくことが大人の責務と言えます。



5月8日(月曜日)
   GWが終わりました。皆さん、いかがお過ごしだったでしょうか?4年ぶりとなる行動制限のないGWということもあり、楽しく充実した休日が過ごせたのではなかろうかと思っています。今日から、学校もリスタート。月末の運動会に向け、少しずつギアを上げていきたいと思います。
   さて、4月27日以来の更新となる本コーナー。新型コロナが本日から2類相当から5類へと引き下げられますが、その直前に私自身が新型コロナに罹患しておりました。4月28日から5月3日まで自宅待機期間で、避難訓練や授業参観、PTA総会など大きな行事があったにも関わらず、学校不在となり多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしました。
校長会の動員で参加した会合が原因かと考えられますが、油断していたわけではないものの、まだまだリスクは高いと実感させられたところでした。まだ本調子とはいきませんが、またしっかりと職務にあたりたいと考えています。
   4月29日に実施しました授業参観及びPTA総会には、御多用な中そして雨で足元が悪い中、たくさんの保護者の皆様がご来校いただいたと報告を受けております。誠にありがとうございました。

   さて、その新型コロナですが、本日から5類へと引き下げられます。それに伴い、学校では本人が罹患した場合は5日間程度の出席停止措置となるものの、ご家族の罹患で自宅待機をする必要はなくなります。
   また、これまで少数でも学級内での感染拡大が認められた場合は学級閉鎖となっていましたが、これからはインフルエンザ同様、学級の約2割程度の罹患が学級閉鎖の基準となります。
   教育活動にかかっていた様々な制限もほぼ撤廃されます。マスクの着用については、一律に求めないものとしますが、あくまで個人の判断に委ねられます。給食も制限緩和となります。赤間小学校では、きちんとルールをつくり、しかるべき時期に給食方法の変更に踏み切りたいと考えています。
   新たな局面を迎えようとしている新型コロナですが、一部専門家の意見では、第9波は第8波の規模を超える見通しもあるとのこと。感染予防には努めつつ、教育活動のより一層の充実に取り組んでいきたいと思っています。