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べじたぶる11・12月号「一歩ずつ前へ上へ 愛着ある地で励む農業」~花田 和美さん~

最終更新日:
(ID:9720)
  • 花田さん
花田 和美さん


▶営農年数…8年目

▶営農地…宗像市山田

▶栽培品目…かんきつ・イチジク・米

▶作付面積…約1.2ha


Uターンして就農

 緑豊かな山田地区で、代々農業を営んできた花田家。長男である花田さんは一般企業に就職しますが、「昔は長男が家業を継ぐというのは当たり前だったし、いつかは戻ろうとずっと思っていた」と振り返ります。

 50歳まで転勤を繰り返してきましたが、ご両親のことを考え、転職して地元に帰ることを決意。「両親は、直接は言ってこなかったけど、ご近所さんに“息子が戻ってきてくれる”と話していたみたい」と懐かしみ、同時に「奥さんの協力があったからできたこと。感謝している」と話します。65歳からは週3回の勤務に切り替え、農作業の時間を確保。68歳で退職し、本格的に就農しました。


この農地を守りたい

 剪定などの技術は、ご両親の作業を真似て、そして教わりながら習得しましたが、天候や虫など、毎年違うことが起きるのが農業。困ったときには、北筑前普及指導センターやJAに聞いたり、部会員と情報交換したりして乗り越えてきました。

 「自然相手だから、失敗もあるし大変。だけど、勤めていた時に比べると、自分の思うようにできてストレスもない。気分的には楽だよ」と笑います。続けて「生まれ育ったところだから愛着もあるし、受け継がれてきた農地を守っていきたい、守らなければ、という責任も感じている」と話す花田さん。お一人で、そして繁忙期には奥様と協力しながら、ご両親から受け継いだ農地を大切に守っています。


もっと上を目指して

かんきつは、温州ミカン「興津早生」など5品種、計約150本もの樹を管理しており、10月から始まる収穫は11~12月にピークを迎えます。年間を通してさまざまな作業がありますが、その中で心掛けているのは、“できる限り毎日園地に行く”こと。些細な変化に気づき、すぐに対処できるよう努めています。

そんな花田さんですが、実は「農業人」にご登場いただくのは2度目。2021年に掲げていた「去年より今年、今年より来年、と年々良いものを作れるようになる」という目標について、「上手くいっている」と力強い言葉が返ってきました。そして「今後も大きな失敗をせず、今ある面積で前年の収量・収入を少しでも上回れるよう頑張っていきたい」と意気込みます。“過去の自分超え”を目指す花田さんの挑戦は、まだまだ続きます。

  • かんきつ


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