べじたぶる11・12月号「一歩ずつ前へ上へ 愛着ある地で励む農業」~花田 和美さん~ 最終更新日:2026年3月3日 (ID:9720) 印刷 花田 和美さん▶営農年数…8年目▶営農地…宗像市山田▶栽培品目…かんきつ・イチジク・米▶作付面積…約1.2haUターンして就農 緑豊かな山田地区で、代々農業を営んできた花田家。長男である花田さんは一般企業に就職しますが、「昔は長男が家業を継ぐというのは当たり前だったし、いつかは戻ろうとずっと思っていた」と振り返ります。 50歳まで転勤を繰り返してきましたが、ご両親のことを考え、転職して地元に帰ることを決意。「両親は、直接は言ってこなかったけど、ご近所さんに“息子が戻ってきてくれる”と話していたみたい」と懐かしみ、同時に「奥さんの協力があったからできたこと。感謝している」と話します。65歳からは週3回の勤務に切り替え、農作業の時間を確保。68歳で退職し、本格的に就農しました。この農地を守りたい 剪定などの技術は、ご両親の作業を真似て、そして教わりながら習得しましたが、天候や虫など、毎年違うことが起きるのが農業。困ったときには、北筑前普及指導センターやJAに聞いたり、部会員と情報交換したりして乗り越えてきました。 「自然相手だから、失敗もあるし大変。だけど、勤めていた時に比べると、自分の思うようにできてストレスもない。気分的には楽だよ」と笑います。続けて「生まれ育ったところだから愛着もあるし、受け継がれてきた農地を守っていきたい、守らなければ、という責任も感じている」と話す花田さん。お一人で、そして繁忙期には奥様と協力しながら、ご両親から受け継いだ農地を大切に守っています。もっと上を目指してかんきつは、温州ミカン「興津早生」など5品種、計約150本もの樹を管理しており、10月から始まる収穫は11~12月にピークを迎えます。年間を通してさまざまな作業がありますが、その中で心掛けているのは、“できる限り毎日園地に行く”こと。些細な変化に気づき、すぐに対処できるよう努めています。そんな花田さんですが、実は「農業人」にご登場いただくのは2度目。2021年に掲げていた「去年より今年、今年より来年、と年々良いものを作れるようになる」という目標について、「上手くいっている」と力強い言葉が返ってきました。そして「今後も大きな失敗をせず、今ある面積で前年の収量・収入を少しでも上回れるよう頑張っていきたい」と意気込みます。“過去の自分超え”を目指す花田さんの挑戦は、まだまだ続きます。関連リンクJAむなかた 月報誌「べじたぶる」バックナンバー(外部リンク)