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夏が来た!宗像は「アナゴ」の季節です

最終更新日:
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「アナゴ」はどうやって獲るの?

宗像の夏を代表する味覚といえば「アナゴ」。
7月から9月にかけて、市内では「むなかたあなごちゃん祭り」や「むなかた地魚茶漬け祭り【今だけ!ここだけ!あなご茶漬け】」が開催されます。期間中は、市内の飲食店を中心に、鐘崎漁港で水揚げされた天然アナゴを使った多彩な料理や茶漬けを楽しむことができます。
また、道の駅むなかたでは、アナゴの刺身や加工品を販売。期間限定・数量限定の商品が並ぶこともあります。宗像漁協直営の「鐘の岬活魚センター」では、水槽で泳ぐ活きたアナゴをその場で刺身にして提供しており、鮮度抜群の味わいを堪能できます。
アナゴは高たんぱく・低カロリーで、ビタミンAやカルシウムも豊富。疲労回復効果も期待できることから、夏バテ予防にもぴったりの食材です。

海から食卓へ。宗像アナゴの物語

古くから漁業のまちとして栄え、日本海の海女発祥の地ともいわれる鐘崎。
宗像漁業協同組合鐘崎本所には225人の組合員が所属し、天然魚介類の漁獲高は県内トップクラスを誇ります。まき網漁業やフグはえ縄漁、イカ漁など、多様な漁業が営まれています。
そんな鐘崎で、平成28年から本格的に水揚げが始まったのが「アナゴ」です。現在では冬のフグと並び、夏の鐘崎を代表する魚種として知られるようになりました。

実は、アナゴ漁の始まりは意外なものでした

冬場にフグ漁を行う「フグはえ縄船」が、夏場の漁として輸出用のヌタウナギを筒カゴで漁獲していたところ、そのカゴにアナゴが入るようになったのです。当初は狙った魚ではなく、副産物として扱われていました。しかし、その品質の高さと味の良さが評価され、次第に独立した魚種として出荷されるようになりました。

  • 出漁前の漁船。手前がアナゴ漁に使うロープ。奥は、筒カゴ。

    出漁前の漁船。手前がアナゴ漁に使うロープ。奥は、筒カゴ。

100km沖で行われる過酷な漁

鐘崎漁港で出航準備をしていた漁師に話を聞きました。
「アナゴ漁は3泊4日から4泊5日。出港当日の朝6時ごろに鐘崎港を出て、対馬東方沖の漁場まで約100kmを8時間ほどかけて航海します」
アナゴは夜行性です。そのため、漁場に到着した午後から夕方にかけて筒カゴを海へ投入し、深夜から明け方にかけて引き揚げます。
筒カゴを仕掛ける作業だけでも約2時間。作業後に仮眠を取り、深夜0時ごろから再び作業開始。暗闇の中で4時間かけてカゴを揚げ、傷つけないよう、専用の網に移し、水槽で管理します。
作業が終わるのは朝5時ごろ。その後は休息を取りながら、次の操業に向けてカゴにエサを詰める準備を進めます。この繰り返しが数日間続くのです。
船上には歩く場所がほとんどないほど筒カゴが並びます。漁のルールで、使用できるロープの長さは18km、筒カゴは1,000個まで。およそ水深100mの海底に仕掛けを設置します。
「1回の航海で1,200kgくらい獲れれば上出来ですね」
漁師たちは、豊かな海の恵みを届けるため、昼夜を問わず厳しい海と向き合っています。

  • 次から次に筒カゴが船内に運ばれていきます。

    次から次に筒カゴが船内に運ばれていきます。

  • 船内に積み込まれた筒カゴ。

    船内に積み込まれた筒カゴ。

  • アナゴ漁で使われる筒カゴ。

漁師の想い、地域の味。宗像の「あなごちゃん」

海で魚を獲る漁師。その魚をおいしく調理する飲食店や加工事業者。そして、それを味わう人々。
宗像のアナゴは、多くの人の手をつなぎながら食卓へ届けられています。そのおいしさは地域の魅力となり、人々の笑顔につながっています。また、この豊かな海を未来へ引き継ぐため、市民や企業による海岸清掃や環境保全活動も続けられています。
宗像のアナゴを味わうことは、地域の漁業を応援し、海を守る取り組みを支えることにもつながります。この夏は、宗像の海が育んだ「アナゴ」のおいしさを、ぜひ味わってみませんか。

  • 水揚げされ、鐘の岬活魚センターの水槽へ移されるアナゴ。

    水揚げされ、鐘の岬活魚センターの水槽へ移されるアナゴ。


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宗像市役所

〒811-3492 福岡県宗像市東郷一丁目1番1号

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