むなかた子ども大学「地熱発電所のお仕事コース」ゴーッ!大迫力の発電所で地球のエネルギーを体感!~5月20日レポート~ 最終更新日:2026年5月20日 (ID:9856) 印刷 こんにちは、小野ママレポーターです。令和8年3月26日、むなかた子ども大学特設講座「地熱発電所のお仕事コース(協力企業:九州電力株式会社)」に参加しました。今回は宗像市を離れ、大分県九重町の小松地獄と八丁原地熱発電所でのお仕事を知るという内容です。小松地獄で感じた“地球のエネルギー 午前11時30分ごろ、小松地獄に到着。ここでお昼ごはんタイムです。駐車場を降りて10分ほどの遊歩道を歩くとそこは別世界。地面からもくもくと蒸気が立ち上り、ゴツゴツした岩場と独特のにおいに、子どもたちもびっくり。地下から出てくる高温のガスによって、地面の水が熱せられ、高温で酸性の熱水になるそうです。小松地獄に到着温泉の独特のにおいに興味津々蒸気をバックに記念撮影「たまごむし場」では、約90℃の蒸気で卵を蒸すことができ、自然の力のすごさを体感できました。一方で、やけどの危険や立ち入り禁止区域もあり、自然の“すごさと怖さ”を同時に学べる場所でした。八丁原地熱発電所へ(午後1時〜午後3時)まずは見学棟でしくみを学ぶ午後1時に発電所に到着後、まずは見学棟へ。案内の方から、地熱発電のしくみについて図や模型を使って分かりやすく説明がありました。お次は八丁原地熱発電所へ「地下の熱でお湯ができて、その蒸気で電気を作る」この流れを理解してから見学できるので、子どもたちも「なるほど!」と納得。「先に知る → あとで見る」がとても分かりやすかったです。話を聞いている子どもの眼差しはみんな真剣そのものでした!地熱発電の仕組みを解説してもらいました実際の設備を見学!説明のあと、いよいよ現地へ移動です。フラッシャー地下からくみ上げた熱水を減圧し、蒸気に変える装置。「お湯が一気に蒸気になる」という変化に、子どもたちも驚いていました。フラッシャー熱水を蒸気に変える機械ですモクモクと蒸気が立ち上りますタービン蒸気で回る巨大な装置で1分間に3,600回転するんだとか。タービン棟に入ると、ゴーッ!!と響く大きな音!思わず耳をふさぐ子もいるほどの迫力で、教科書では分からない“リアル”を体感できました。施設内はとても広く、子どもたちは巨大な機械が並ぶ様子に「広い!」「工場みたい!」とスケールの大きさに圧倒されていました。タービンゴー!と響く回転音(音量注意)発電機タービンの回転で電気を作る装置です。約55,000kWの電気を生み出し、なんと、一般家庭約15万世帯分に相当するといわれているそうです。発電機生産井(せいさんせい)タービン棟の見学後には、地下の熱水を汲み上げる「生産井」も見学しました。地下深くから高温の蒸気や熱水を取り出す、地熱発電のスタート地点となる大切な設備です。「ここから始まるんだ!」と、発電の流れがつながって見える瞬間でした。生産井長い管で熱水を汲み上げます安定した電気供給、環境活動の工夫八丁原地熱発電所では、1号機・2号機の2つの設備が稼働していて、さらに、万が一に備えた予備設備もあり、安定して電気を供給できる仕組みが整っています。また、印象的だったのが、地域の景観に配慮した取り組みです。自然環境を大切にしながら、周囲の景観を損なわないような工夫がされています。近隣にある一目山では、九州電力グループの再生可能エネルギー発電事業会社の「九電みらいエナジー」と地元の自治体が連携し、毎年野焼きが行われているとのこと。こうした野焼きも、景観維持や自然環境を守るために地域と連携して行われている大切な取り組みです。美しい一目山が広がっています見学後は質問タイム!施設見学の後は、会議室に戻って質問タイム。子どもたちからは八丁原発電所では何人の方が働いてますか?硫化水素の検査方法が知りたいです!どうやって安全を確保しているんですか?入社するには?労働時間は?地中深くでの管の劣化などはどうやって判断する?などなど、たくさんの質問があがりました!カリキュラムの最後には、「子ども大学キャリアパスポート」に貼るシールをもらい、ペタリ。「がんばった証」を手に、子どもたちもとても嬉しそうでした。見学後の質問タイム頑張って学んだ証にシールをもらいました貴重な学びの場をありがとうございました施設を出る前には、なんとお菓子のつかみ取りにチャレンジ!「いっぱい取れた!」「見て見て!」と、子どもたちの笑顔があふれる時間になりました。しっかり学んだあとのごほうびに、みんな大喜びでした。お菓子のつかみ取りのごほうびも子どもたちのリアルな声帰りのバスの中で、子どもたちに感想を聞いてみると…「タービンの迫力がすごかった。地熱発電で多くの世帯に電気を届けているのがすごかった」「煙がたくさん出ていて温泉みたいだった。工場って感じがしなかった」実際に見て感じたことが、そのまま言葉になっていて、体験がしっかり心に残っている様子が伝わってきました。たくさん見て、聞いて、考えた一日。帰りのバスでは、ぐっすり眠る子どもたちの姿があり、充実した時間だったことが伝わってきました。まとめ朝の集合から始まり、地球のエネルギーを体感し、しくみを学び、実際に見て考える一日。さらに、地域とのつながりや環境への配慮まで知ることができた今回の体験。子どもたちにとって、「学びが現実とつながる」貴重な一日となりました。 (表記はレポーターの表現を優先しています)