河東西小学童保育所で絵本の読み聞かせに挑戦~11月22日レポート~ 最終更新日:2025年11月22日 (ID:9232) 印刷 こんにちは、小野ママレポーターです。令和6年度から、我が子も通っている河東西小学校の第一学童保育所で、絵本の読み聞かせボランティアを始めました。今回は活動の様子を紹介します。令和6年6月15日のいとやまさんのおはなしかい今回選んだ作品は、子どもたちの笑いを誘うユーモア絵本『うんこ』。私自身、読み手でありながら取材者として、子どもたちの反応を注意深く観察しました。読み始めると、タイトルを聞いた瞬間に笑い声が弾け、何人もの子が机に身を乗り出して絵本をのぞき込みます。ページをめくるたび、目をまん丸にして絵を追いかける子、友達と顔を見合わせて肩を揺らして笑う子――。その集中ぶりに、私も思わず笑みがこぼれました。読み終えると、「もう一回読んで!」(2年生の男の子)、「この本、家にも欲しい!」(1年生の女の子)と元気な声が飛び交い、教室は温かく賑やかな空気に包まれました。学童の先生は「こうして笑顔でお話を楽しむ時間は、子どもたちの心をほぐしてくれます。月1回の読み聞かせの日を、みんな楽しみにしているんですよ」と話してくれました。目印はこちらたくさんの子どもたちが遊びに来てくれました興味津々でお話を聞いてくれる様子令和7年7月5日の活動「絵本と三線の音色に包まれた夏の一日」今回は、待ちに待った七夕祭りが開かれました。入口には大きな笹竹が飾られ、短冊には「サッカーがうまくなりますように」「家族がずっと元気でいられますように」など、色とりどりの願いごとが風に揺れています。室内の壁には星形の飾りや手作りのちょうちんが吊るされ、まるで小さな天の川が流れているようでした。この日は、学童に通う子どもたちだけでなく、その保護者も参加。カメラを片手に笑顔でわが子の姿を見守る保護者の姿があちこちにあり、和やかで温かい空気が広がっていました。当日のプログラム最初に登場したのは、学童主任の青水先生による「七夕ミニお話」。青水先生はにこやかな表情でこう話し始めました。「みんな、七夕ってね、星がとってもきれいに見える日なんだよ。織姫と彦星が会える日っていうお話は知ってるよね。でもね、実はこの日は、みんなの願いごとが星に届きやすい日でもあるんだって。だからお空を見上げたら、“がんばってるよ”って星に伝えてあげてくださいね」子どもたちは真剣にうなずきながら、先生のお話を聞いていました。青水先生による「七夕ミニお話」そして会場の雰囲気を一変させたのが、地域の方による沖縄の伝統楽器「三線(さんしん)」の弾き語り。楽器の紹介後、爪で弾かれる最初の一音で空気がふわっとやわらかくなり、子どもたちも保護者も静かに聴き入ります。沖縄民謡の優しい旋律が流れると、目を閉じて音に耳を傾ける子、体をゆらす子、保護者と手をつなぎながら聴く子など、それぞれの楽しみ方をしていました。終わると自然に拍手が起こり、「もっと聴きたい!」という声も飛び出しました。続いて、取材者であり読み聞かせ者でもある私による「七夕の説話」の素語り。子どもたちは中央にぎゅっと集まり座り、意識がこちらに集中した頃を見計らい、話を始めます。織姫と彦星が出会い、離れ離れになる場面では、小さな眉がきゅっと寄り、息をひそめる子もいました。最後に一年に一度だけ会えるくだりでは、「よかった…」と小さくつぶやく声も聞こえ、物語の世界にすっかり入り込んでいる様子でした。続いての絵本タイムでは、『うさぎとかめ』と『おとなしいめんどり』を読み聞かせ。「うさぎが寝ちゃった!」というページでは笑い声が広がり、ラストでカメがゴールする場面では「がんばったね!」と自然に声が上がりました。『おとなしいめんどり』では、静かに自分の道を歩む主人公に共感した様子で、「やさしいね」「わたしもお手伝いするよ」といった感想がぽつぽつと聞こえました。読み聞かせの風景最後は再び青水先生登壇し、オルガンを弾き子どもたちと一緒に歌ったりクイズを楽しみました。子どもたちと保護者が互いの願いごとを見せ合いながら、笑顔で会話している場面もみられ、会場は終始あたたかな雰囲気に包まれていました。今回の七夕祭りは、事前に飾りづくりや会場準備を進めてくださった学童の先生方、そして当日の進行や子どもたちの安全を見守りながら運営を担ってくださった先生方のおかげで、最後まで笑顔あふれる時間となりました。きっと子どもたちと保護者の心に優しく残り、この夏の大切な思い出として輝き続けることでしょう。地域の方々の紹介河東西小学校第一学童の読み聞かせ会は、月1回開催予定。次回も、子どもたちが夢中になる一冊をお届けします。(表記はレポーターの表現を優先しています)