「うちの息子も、こんなふうに?」ママ目線で見る、八所宮「古式大名行列」の見どころ!【練習風景編】〜10月14日レポート〜 最終更新日:2026年10月14日 (ID:10473) 印刷 こんにちは、1男1女の母、とまり木ママレポーターです。突然ですが男の子を育てているお母さん、今年の秋は「男子の成長」を見に、お祭りへ出かけませんか?2026年10月17日(土曜日)の深夜、宗像市の八所宮で「秋季大祭の古式大名行列」が行われます。2024年開催時の古式大名行列私は宗像市に移住して10年になりますが、このお祭りを初めて見たのは2023年。暗闇の中を、提灯の明かりとともに静かに進む行列。その独特の緊張感と気迫に、すっかり圧倒されました。300年以上続くお祭りの歴史を語り始めるときりがありませんが、今回は「息子をもつ母親」の目線から。10月4日に行われた、祭り本番に向けた「地ならし」と呼ばれる事前練習風景と、10月17日(土曜日)の古式大名行列の見どころをご紹介します。祭りの歴史について深く知りたい方はこちら(海の道むなかた館HP)静かに、深く練り歩く「行列組」八所宮秋季大祭の一番の見どころは、幼児から青年(20代後半)までの男子約50人が年齢順に並び、それぞれ役割の道具を持って練り歩く、古式大名行列(行列組)です。深夜、提灯の明かりのもと、境内から釣川の御仮所までの約1kmの道のりを神事のため往復します。拍子木(ひょうしぎ)の音に合わせて、片手で顔を隠したり「エーイ」と声を張ったりと、その所作や歩き方は独特です。今回はその中でも、5つの役割に焦点をあてご紹介します。小雨が降るなか行われた2026年の「地ならし」の様子最年少の男子が担う「御鷹(おたか)」行列の先頭に立つのは、「御鷹」を担う就学前の男の子。今年が初参加の彼は、終始笑顔で場を和ませていました。本番は、どんな表情を見せてくれるのでしょうか?手元の鷹にもご注目ください。捕まえたカマキリを嬉しそうにみせる「御鷹」の男の子と見守る行列組の2人「大弓(だいきゅう)」を抱える中学生年齢があがると持つ道具も変わっていきます。列の半ばで、身体の大きさに比べてひときわ大きな「大弓」を抱えて練り歩く中学生の姿が目に留まりました。練習中は、涼しい顔で歩いていましたが、練習後に声をかけると「めっちゃ重いです」と本音が。両手で弓矢をしっかり抱える「大弓」の2人伝統の美しい所作を受け継ぐ「白羽熊(しらはぐま)」祭りの中でもひときわ目を引く「白羽熊」は、躍動感のある所作が特徴の重要な役割です。今年初めてこの役に挑むという青年は、練習の合間も研究熱心で、元・担い手である監督たちから熱心にコツを学んでいました。監督同士でも「こうすると綺麗に見える」などと確認し合いながら、丁寧に技術を繋いでいます。行列組代表の乙藤昌行さん(左)が、自ら「白羽熊」の動きを指導行列のトリを務める「鋏(はさみ)箱」「草履取り」年齢が上がるにつれ、重要な役割を任されます。年長の青年が担うのが、「鋏箱」と「草履取り」の役割です。特に鋏箱は、取材中、実際に持たせてもらうと、想像以上の重さに驚きました。これを肩に担いで練り歩くのは至難の業で、練習初日は苦しそうな表情を見せる場面もありました。彼らが本番で見せる勇姿と、この先どんな役割を担っていくのかにも、ぜひご注目ください。行列組最後尾の「鋏(はさみ)箱」・「草履取り」の2人と見守る監督たち一歩先の背中を見て育つ男の子の姿成長の節目ごとに、「息子が何を考えているのか分からない」と悩むお母さんは、わりと多いのではないでしょうか。練習の合間を眺めていると、幼い子が「パパー」と天真爛漫に駆け寄る姿があり、中学生になると友達同士の話に夢中になる。そして青年になるにつれ、自分の役割を知り、監督から学び、周りと声を掛け合いながら、場を支える側になっていく姿がありました。子どもたちは地域の中で、少しずつ「自分の居場所」や「自分の役割」を見つけていくのかもしれません。練習の合間に談笑する子どもたち時には、少し厳しい声が飛ぶ場面もあります。それでも、練習が終われば自然に元の関係に戻っていく。そんなやり取りも、この場所の日常のようです。今回の取材を通して、母親からは少し見えにくい、地域の中での男の子たちの成長を垣間見ることができました。「うちの息子も、こうやって少しずつ大人になっていくのかな」そんなことを思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。まずは午後10時の「出発」だけでも…祭りの本番は、10月17日(土曜日)の深夜です。「夜遅くなるのはちょっと…」というご家庭も、まずは午後10時の出発だけでも見に行きませんか?午後7時からは境内で神前神楽やダンスなどの奉納舞台、出店などもあり、夕方からお子さんと一緒にお祭りの雰囲気を楽しめます。そして時間が許すのであれば、深夜の神事の様子もぜひ。ご家族にお子さんを見てもらって、お母さん一人でこっそり見に行くのもおすすめです。暗闇に浮かぶ提灯と、ピリッとした秋夜の空気のなかで踏み出す子どもたちの一歩。そんな姿に、我が子のこれからを重ねてみるのもいいかもしれません。右手の鳥居の先が八所宮境内、左手の道路先が駐車場です八所宮秋季大祭 古式大名行列 イベント情報日時:2026年10月17日(土曜日)午後10時から翌日深夜2時頃(原則、毎年開催されています)会場:八所宮(宗像市吉留)境内~釣川駐車場:会場付近に100台程度の専用駐車場ありトイレ:境内に男性用、女性用、バリアフリートイレありおススメの持参物:虫よけグッズ(蚊が多い)、防寒着(深夜は冷えることも) (表記はレポーターの表現を優先しています)