野ばら保育園創立50周年・第二保育園30周年 創立記念祭〜10月26日レポート〜 最終更新日:2026年10月26日 (ID:10331) 印刷 記念式典と園舎で見つけた、子どもがのびのび育つ「野ばらの秘密」こんにちは、とまり木ママレポーターです。我が家は、上の子・下の子合わせて7年間、野ばら第二保育園にお世話になっています。今年、運営母体である野ばら保育園が50周年を迎えたのを機に、熱気あふれる式典の様子と、日ごろ通う中で感じていた「野ばらの保育と環境」の秘密について取材してきました!900人の笑顔がはじけた創立記念祭2026年7月19日、宗像ユリックスのイベントホールにて開催された創立記念祭。 会場には、市の保育関係者、在園児、保護者、卒園生、職員、そして地域の方々や園舎の設計者まで、なんと約900人が集結!来賓の宗像市伊豆美沙子市長も出席され、半世紀にわたる園の歩みが、いかに多くの「人とのつながり」に支えられてきたかを肌で感じる、温かい光景でした。「野ばらのマーチ♪」の号令でニッコリ竹太鼓演奏と、全員参加の「運動フェス」式典は、年長児さんによる演奏からスタート。年長児さんの凛々しい姿!その後行われた「運動フェス」では、安田式運動遊び研究所の居関先生の号令のもと、「高速グーパーリレー」などユニークな10種目が次々と繰り広げられました。年齢も体格も異なる子どもたちがその場でチームを組み、見様見真似で挑戦します。一見するとユニークな動きにも、将来のスポーツなどにつながる身体の使い方が組み込まれているそうです。勝敗よりも「まずやってみよう!」という雰囲気が会場中に広がり、子どもたちの生き生きとした表情が印象的でした。2000本のうまい棒争奪リレー!簡単なルール高速グーパーリレー真ん中のマットの島に、未満1歳児と親子が座る放射線上に3歳児〜小学生(中高生等含む)に並んでもらい、真ん中に向かってグーパーグーパーと足を開閉しながら進み、真ん中の子とタッチして戻る並んでいる次の子ともタッチして交代。次々に進んで繰り返していく2000本のうまい棒争奪リレー真ん中のマットの島に、保育士が小袋に入ったうまい棒を持って座る放射線上に3歳児〜小学生(中高生等含む)に並んでもらい、真ん中に向かってグーパーグーパーと足を開閉しながら進み、真ん中にいる保育士からうまい棒をもらって戻る並んでいる次の子ともタッチして交代。次々に進んで繰り返していく「野ばら」の温かさを支える、たくさんのプロフェッショナル式典では、長年園を支えてきた永年勤続者の表彰も。勤続10~20年以上のベテラン職員も多く、最長はなんと36年!この変わらない温かい眼差しが、親子にとっての大きな安心感につながっているのだと実感しました。また、運動遊び、絵画造形など、専門分野から保育を支える講師の先生方も紹介されました。園を長年支えるベテランの先生方園の活動を支える専門家の方々「絵に正解はない」その一言が、子どもの自信に実は我が子、以前は絵を描くことに苦手意識がありました。でも、講師の先生の「絵に正解はない」という声かけと、細かい表現は個々に委ねる指導のおかげで、少しずつ自信を持つように。今では絵が大好きな小学生になりました。 技術の上達よりも、「活動そのものを楽しむ」ことに重きを置く野ばらの姿勢が、子どもたちをのびのびと輝かせています。子どもたちの個性がでる、さまざまな表情のライオンの絵子どもたちの主体性を伸ばす、「ユニークな園舎」の秘密ここからは、私が日ごろ感じていた園舎の魅力をご紹介します。我が子が通う第二保育園は、木の優しい香りがする、温かみあふれる園舎です。毎日の暮らしの中にある「本物」田畑に囲まれた自然豊かな場所に建つ園舎軒が深く広いテラスからは、地域の田畑が一望できます。季節の移ろいを肌で感じられるこの環境こそが、野ばらの日常。木の家具や彫刻作品など、本物の素材やアートにも自然に触れられるようになっています。木の温かみのある園舎と散りばめられたアート子どもたちが作った素焼きのハニワがたくさん並べられています不思議で愛嬌のあるモッキーくん大人が決めない「余白」が、遊び場になる園舎は、保育室が斜めに並んでいたり、敷地の高低差を活かした幅広い階段があったりします。大人が決めた使い方にとらわれず、子どもたちが自分たちで居場所や遊び方を見つけられる。この建物の「余白」が、子どもの主体性を育んでいます。ここは何に使おう?子どもの発想が広がるテラス斜めに並ぶ保育室と豊かなテラス「食べる・寝る・遊ぶ」のメリハリを1つの部屋で保育室では、食事・午睡・遊びのコーナーが工夫されて分かれています。全員が一斉に移動する場面を極力減らすことで、子どもたちは自分のペースで過ごせます。指示待ちを防ぎ、保育士さんも落ち着いて子どもと向き合える環境です。「おおらかな環境を大切にしています」と理事長先生窓が多く解放的な保育室時代が変わっても受け継がれる、野ばらの「根っこ」創立記念祭で見た、子どもたちの生き生きとした笑顔。 温かく見守り続けるベテランの先生方。 そして、一人ひとりの選択を背景で支える園舎の工夫。創立当時は、一人の母親(保育士)の「子どもを預ける場所がない」という切実な想いから始まった野ばらの保育。 50年が経ち、子育てを取り巻くサービスや選択肢は増え、便利になりました。しかし、選択肢が多いからこそ、「今、目の前の我が子には何が必要なのだろう」と迷うこともあります。そんな今だからこそ、半世紀にわたって「子どもにとって何が必要なのか」を問い続けてきた園の姿勢に、改めて考えさせられます。一人ひとりを大切にすること異なる年齢の子どもたちが関わり合うこと本物に触れ、自分なりに表現すること外側の評価ではなく、育ちをおおらかに見守ること子どもも大人も、共に学び、育っていくこと時代や社会は変わっても、子どもたちを受け止める野ばらの「根っこ」の部分は、今も大切に受け継がれています。今回の創立記念祭は、園の歩みを振り返ると同時に、これからの子育てを考える、とても貴重な機会になりました。(表記はレポーターの表現を優先しています)