親子で夏休みの思い出づくり!むなかた子ども大学「親子川の生きもの観察会」〜9月11日レポート〜 最終更新日:2026年9月11日 (ID:10278) 印刷 こんにちは、とまり木ママレポーターです。毎年夏休みは、公園や海水浴場、屋内のレジャー施設などでの過ごし方に悩むご家庭も多いのではないでしょうか。そんな中、身近な場所で新しい遊び方を発掘すべく、2026年7月23日に山田ホタルの里公園を流れる川で行われた、むなかた子ども大学の夏の課外授業「親子川の生きもの観察会」に参加してきました。川で生き物を探す子どもたち親子川の生きもの観察会とはこの観察会は、むなかた子ども大学が始まる前から、市民活動団体である「むなかた『水と緑の会』」が毎年2回夏休みに実施してきた取り組みです。当日は20組の親子が参加し、同会の福島敏満さんが進行を務めました。安全とマナーを学ぶ事前レクチャー川に入る前には、安全に関する注意事項や観察時のマナー、ポイントについてのレクチャーが行われました。福島さんによる事前レクチャー川には深みや滑りやすい場所など思わぬ危険があるため、トラブルに備えて一人では行かず、できるだけ大人や年上の人と一緒に行動することなどを配られた冊子を見ながら学びました。また、「川の生き物の家に人間がお邪魔している」という意識を持つことの大切さも教わりました。具体的には、以下のような内容です。動かした石や岩は必ず元の場所に戻すこと生き物を不用意に傷つけないよう、手づかみではなく網とバットを使い、直接手で触れずに捕まえること観察後は、川に生き物を返すこと続いて、配布された冊子をもとに川で観察できる代表的な生き物が紹介されました。魚やカニ、ザリガニといった大きな生き物だけでなく、水の中で過ごす「水生昆虫」と呼ばれる虫や幼虫も多く生息していることが説明されました。この川では、ヨシノボリ、ドンコ、カワニナ、アメンボ、プラナリア、サワガニ、スジエビなどが観察できるとのことです。参加者に配られた冊子と網とバットいざ川へ!夢中で生き物を探す子どもたちレクチャーが終わると、いよいよ川へ向かいました。会場となる川は、降り口に石積みの擁壁があり、河川敷には草が生い茂り、足元がぬかるむ自然そのままの環境です。はじめは怖がる様子を見せる子どももいましたが、昨年も参加した子どもや高学年の参加者が率先して川に入っていくことで、全員が川へ入ることができました。上流へ進みながら生き物を探す参加者参加した子どもたちは、服が濡れたり泥でよごれたり、長靴に水が入ったりすることも気にせず、夢中で生き物探しを楽しんでいました。特にサワガニが人気を集めており、手慣れた様子で生き物を捕まえる子どもたちの姿が見られました。「いろいろな場所で探して、できるだけ多くの種類の生き物を探しましょう」という福島さんの声掛けに応え、カニを捕まえた子どもが他の子どもに居場所を教えたり、協力して生き物を追い込んだりする連携プレイの姿も広がっていました。真夏日の開催となりましたが、川辺は木陰が多く、心地よい風が吹き抜ける涼しい環境の中で採集を楽しみました。草陰に隠れたサワガニを追い込むまた、参加者の中には自宅から水槽や透明の観察バットを持参して本格的に準備をしてきているご家庭もありました。お話を聞くと、昨年度も参加し、また4年生の学校の授業でも、この場所で生き物観察をしたそうです。4年生が参加する「水辺教室」の様子はこちらで紹介されています(むなかた電子博物館)(外部リンク)虫眼鏡を使った詳しい観察タイム各自で生き物を捕まえた後は、レクチャーをうけた東屋に戻り、虫眼鏡を使った観察タイムが始まりました。観察に夢中の参加者たち子どもたちは配られた資料とバットの中の生き物をじっくり見比べ、「これはどの生き物だろう」と調べたり、夢中でバットを覗き込んだりしていました。虫眼鏡を使うことで、ヤゴや水生昆虫の幼虫なども詳しく観察することができます。これは何だろうと、冊子と実物を見比べる様子お気に入りの生き物を早速スケッチする子ども「川で捕まえた生き物を人の手で育てるのは難しいため、原則はもとの場所に返すように」と福島さん。一方で、サワガニやエビは、比較的育てやすいことから、熱心に飼い方を質問する子もいました。自宅で飼うためには、水槽だけでなくエアレーションなど酸素を供給する設備が必要ですが、餌は鰹節等を活用できるそうで、うまく育てると脱皮をして大きくなっていくそうです。カニの育て方を福島さんに質問する子ども今回の観察会全体では、以下の生き物が集まりましたサワガニスジエビヨコエビヨシノボリドンコヤゴ(ハグロトンボ、コオリヤンマなどの幼虫)カゲロウの幼虫全員で捕まえた生き物を共有し、福島さんによる解説が行われたあと、皆で捕まえた生き物を川に放ち、この日の観察会は終了しました。今回集まった生き物たちの一部参加してみた感想川遊びや水辺の生き物観察は、親である私自身、子どものころにあまり経験してこなかったので、勇気がいりましたが、今回親子で観察会に参加してみて、子どもだけでなく私も新しい体験を経て、生物への関心が深まり、夏の愉しみ方の幅が広がったように感じました。夏らしさを感じる川遊びの風景今回取材した第1回は、川の上流を中心に観察を行いました。夏休み後半の第2回は、河川敷の草刈りが完了した下流エリアまで観察範囲を広げて実施されたそうです。「むなかた『水と緑の会』」による「親子川の生きもの観察会」は毎年行われています。夏の思い出づくりや新しい遊び場の開拓、生き物に興味のあるご家庭は、参加を検討されてみてはいかがでしょうか。(表記はレポーターの表現を優先しています)