習い事の概念が変わる?小学3年生が体験したColorhythm Risaのアートスタジオ ~7月28日レポート~ 最終更新日:2026年7月28日 (ID:10167) 印刷 こんにちは、kanaママレポーターです。「アート教室」と聞くと、机に向かって絵を描くイメージを持つ方も多いと思います。今回、小学3年生の娘と一緒に訪れたColorhythm Risaさん(カラリズムリサ)のアートスタジオは、そんなイメージを大きく覆す場所でした。アートの世界へ引き込まれるスタジオColorhythm Risaさんは、音楽に合わせて踊りながら絵を描く、宗像市出身のアートパフォーマー。彼女のスタジオに入ると、いろいろな絵が重ねて描かれた大きなキャンバスが目に飛び込んできます。まるでアートの世界に入り込んだような空間です。Risaさんは、娘に「他に習い事はしているの?」「絵を描くの好き?」など、気さくに声をかけてくださいました。絵を描く前に、まずは身体を動かす驚いたのは、すぐに絵を描き始めないこと。まずは靴と靴下を脱ぎ、全身を使ったストレッチから始まります。音楽に合わせて身体を伸ばしたり、リズムを取ったり、身体の一部分だけを動かしたり。最小の動きから最大の動きまで、じっくり身体をほぐしていきます。絵を描く教室というよりも、自分の世界を身体で表現する時間のように感じました。後日Risaさんに伺うと、このストレッチや身体表現の時間には、身体をほぐすだけでなく「舞台に立つ」ということへの羞恥心を和らげる意味もあるそうです。実際に娘も最初は少し緊張した様子でしたが、身体を動かすうちに少しずつ表情がやわらぎ、自然とスタジオの空気に馴染んでいく様子が印象的でした。ストレッチで心と体をほぐします今回のモチーフは「バラ」1回のレッスンで1つの作品を完成させるそうです。今回、娘が選んだモチーフはバラ。まずは小さな紙に下書きをしながら、絵の具を使って色の使い方や描き方を練習します。一見すると赤いバラですが、「どこから光が当たっている?」「影の部分はどんな色?」と考えながら色を選んでいきます。影には茶色、花びらにはピンク色をチョイス。ただ見たままを描くのではなく、自分なりに観察し、感じたことを表現していく時間でした。また、絵を描く時に使用したのは筆ではなくスポンジ。スポンジは絵の具をたくさん含むことができ、その分スピーディーに描くことができるためだそうです。どんな絵にするのかを考えながら下書き本番では、Risaさんと音楽に合わせて交代でバラを仕上げていきます。いきなり本番に入るのではなく、練習や打ち合わせをして少しずつ作品のイメージを作り上げていきます。Risaさんと一緒にバラを描きながら、「どのタイミングで絵の具やスポンジを受け渡すのか」「どこでバトンタッチするのか」などパフォーマンスの流れも確認していきます。音楽をかけて本番スタート今回の音楽は、カントリー調の明るく優しい雰囲気の曲。 音楽はあらかじめ決めているわけではなく、その場で流れていた曲を使用しているそうです。今後は流行りの曲を取り入れることも考えているとのことでした。Risaさんとのパフォーマンスでは、娘もリズムに合わせながら身体を動かし、バラの作品を完成させていました。中央に大きなバラを描いていきます花びらを重ねていきます立体感が出てきました細かい影を付けていきます葉っぱを足していきますいよいよ仕上げですついに立派なバラの完成!「上手に描く」より大切にしていることRisaさんは、企業や団体から依頼を受けて作品制作やパフォーマンスも行っています。しかし、ただ漠然と絵を描くのではなく、依頼者の歴史や背景、その想いを深く知ったうえで作品づくりをされているそうです。教室を始めたきっかけは、「自分の後継者を育てたい」という想いから。活動を続ける中で、制作やパフォーマンスの依頼が重なることもあり、すべての依頼に応えることの難しさを感じる場面もあったそうです。その経験から、同じ想いを持つ人を育てたいと考えるようになったとのことでした。本スタジオが位置する「パン屋sian」の壁画もRisaさん作病児保育室めばえの壁画も担当幅広い年代が参加するアートスタジオ参加者の年齢層は幅広く、5歳〜60歳代とさまざま。そこで、「初めて参加する方、特に大人の方は恥ずかしさを感じたり、馴染めなかったりすることはありませんか?」と尋ねてみました。するとRisaさんは、「羞恥心を取り除く工夫をしています」と話してくださいました。失敗への恐怖や、「人からどう見られるだろう」という不安を少しずつ手放し、自分らしく表現できるようになることを大切にしているそうです。そのためにダンスや身体表現、ペイントが大きな役割を果たしているとのことでした。親として感じたこと見本通りに上手に描くことよりも、「今の自分」を表現することを大切にしているように感じました。また、完成した作品だけでなく、作品づくりを通して自分の身体を使って表現したり、音楽に合わせて自分なりに動いたりする姿からは、普段とは違う娘の一面を見ることができました。娘にとって大きな達成感につながったのではないかと思います。気付けば私自身も、その世界に引き込まれていました。正解のない世界で、自分を表現する今回の体験を通して感じたのは、作品を完成させることだけが目的ではないということです。身体を動かし、音楽を感じ、色を選び、自分の気持ちを表現する。その時間そのものに大きな価値があるように感じました。Risaさんのスタジオでは、「絵を上手く描くこと」がゴールではなく、「気づきをもらうこと」や「問いを立てること」が大切にされています。実際に体験してみると、正解を探すのではなく、自分なりに感じ、考え、表現することを楽しめる空間でした。だからこそ、子どもも大人も気負わずに参加できるのかもしれません。宗像で、またひとつ素敵な学びの場に出会うことができました。Colorhythm Art Studio(カラリズムリサ アートスタジオ)講師:Colorhythm Risaさん住所:宗像市稲元1-12-21(パン屋sianの敷地内) 作成風景・開催日程は、インスタグラムで公開中(外部リンク)お問い合わせはLINEから(外部リンク)Art School(アート教室)基本は複数人での開催です。開催日程はインスタグラムからご確認ください。表現クラス(90分)小学生〜大人まで自由に作品をつくり、定期的に語り合うことで表現力とコミュニケーション力を育てるクラス。必要があれば技術指導も受けることが出来ます。アートパフォーマー育成クラス(90分)デッサンや身体表現などの技術を学びながらプロの表現ができるパフォーマーを育てるクラス。定期的な発表会、仕事現場に同行出来る可能性も。オンラインクラス(60分)作品や表現を見ながらその人に合った方向性を一緒に見つける個別セッション。(表記はレポーターの表現を優先しています)