子どもにやさしいまちむなかた第20回
更新日:2015年04月09日
子どもが元気な地域は地域も元気!自由ヶ丘地区
子ども基本条例では、自分らしく生きる権利として「個性が尊重され、その個性を伸ばすこと(第5条第1項)」を保障しています。市内を見渡すといろいろな地域で、この条文に沿った特色ある取り組みが実施されています。今回は自由ヶ丘地区の取り組みを紹介します。
地域の大人が地域の子どもを見守り、育てる
自由ヶ丘地区では長年、中高生の居場所づくりとして、さまざまな取り組みを実施。その中の一つ、「ヤングフェスティバルIN自由ヶ丘」は13年前にスタートし、毎年開催されています。
このヤングフェスティバルは、子どもたちの「自主活動の発表の場」「地域の子どもたちの頑張りを知る場」となっています。
子どもたちは、太鼓演奏、歌、ダンス、劇などを、300人の観客の前でいきいきと披露していました。
当日、自分の出番が終わった子どもたちが、会場で騒いでしまうという場面がありました。スタッフは「他のみんなもあなたたちの出番の時、静かに見てくれていたのだから、あなたたちも静かに見ましょう」と優しく注意しました。
子ども基本条例には、子どもの役割として「子どもは、自分の権利が尊重されるのと同様に、他の者の権利を尊重するよう努めなければならない(第8条)」「良い事悪い事及び社会のルールについてきちんと教えてもらうこと(第6条第4項)」が豊かに育つ権利として保障されています。
みんなで元気よくダンス | 一生懸命練習した劇を披露 |
子どもが地域の活動に参画していく元気な自由ヶ丘
ヤングフェスティバルは、4回目から、子どもたちが「ただ参加する」だけでなく、「参画していく」システムに変え、地域の高校生を中心に運営してきました。その時の高校生が大学生となり、「宗像よかっちゃライブ実行委員会」を立ち上げ、市内の若者の自主活動の発表の場を企画・運営しています。
さらに現在、社会人となった彼らが、With Wind(子ども支援ネットワーク)の構成団体の一つとして宗像市協働化提案制度で「JAM(中高生の居場所)」事業を展開しています。
地域で活躍した子どもたちが大人になって、地域の子どもたちのために活躍する、まさに循環型の地域社会のモデルです。
スタッフの一人、定栄(じょうえい)達也さん(26歳)は「自分たちがそうであったように、今の子どもたちの個性を伸ばす力になれたらと思います。『Just do
it!』今しかない時間で今しかできないことを全力で」と、熱く意気込みを語ってくれました。
このページに関する問い合わせ先
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電話番号
子ども政策係:0940-36-1214
幼児施設支援係・幼児教育保育係:0940-36-3181
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