「地島本格地引網に行ってきました!」
更新日:2018年9月16日
3月の椿祭りには何度か来てましたが、今回初めて地引網に参加させてもらいました。
この事業は、地島の地元住民が構成する「元気な地島づくり協議会」が主催してます。地元住民が協力して楽しんでもらおうという気持ちが伝わる温かなおもてなしがいっぱいの地引網を報告します!
「ニューじのしま」で15分。地島へ
ニューじのしまで渡ります
地島(じのしま)は周囲約9.3Km人口約150人の小さな島。新鮮な海産物が有名でワカメ、ウニ、アワビなどの磯漁業・釣漁業が盛んです。島内には約6,000本のヤブ椿が自生するなど自然がいっぱいです。また、釣りの絶好のポイントとしても好評です。
地島には神湊の渡船場から渡船「ニューじのしま」に乗って今回の集合場所泊港まで約15分。(神湊から泊まで片道大人370円小児190円)船内は椅子や絨毯張りのスペースがあり、小さなお子さん連れも安心。波がある日でしたが、船のスピードが速く、思ったより揺れませんでした。
泊港に到着
新しい泊港渡船待合所がありました。きれいな水洗トイレもあります。小さな図書コーナーがあり、エアコンがあり涼しい。少し休めるのは嬉しいですね。売店や自販機などはなく8人くらいが座れる椅子がある小さな待合所です。
受付を済ませると、地引網をする浜は山を一つ越えたところなので、貴重品以外は置いていくことに。クーラーボックスやレジャーシートなどは、建物の中に置かせてもらいます。
渡船場にはタコツボがいっぱい
新しい泊港待合所は綺麗で快適
地引網に必要な軍手・水分補給の水筒・タオルだけを持っていくことに。小さなリュックを持ってくればよかったなぁ。開会式では主催の「元気な地島づくり協議会」大江会長から挨拶と注意事項の確認がありました。「地引網で引き揚げた魚の中には毒を持っていたり刺したりするものがあるから、むやみに触らないこと」始まる前に教えてもらって良かった。子どもは始まると聞いてないから。
「地引網会場は山を一つ越えたところ」と言うので、大変そうだと思いましたが地島小学校手前で左の浜におりました。近いやん。木々の奥に海が見える舗装されてない道を土のにおいを感じながら降ります。かかとのないサンダルの方は滑る。降りたら海で遊ぶから事前の案内に「足首を固定できるサンダル」推奨していたのが納得。降りた浜は丸い石がいっぱい。子ども達は海に向かって石を投げる。早速海に入る。岩場に行って生き物を探す。何もないところで遊びを探す天才がいっぱいです。
元気な地島づくり協議会の大江会長
福岡市東区から参加した松田君小2と橋本君小5
地引網会場まで少し歩きます
地引網開始!
2隻の漁船から袖網に取り付けた縄をウエットスーツを着たひとりの漁師さんが子どもたちのところに持ってきます。袖網の上の縄と下の縄、左右4本の縄を掛け声合わせて「いち!に!!」と引いていきます。左右の縄の先にある袋網に魚が追い込まれるようになっているので、同じタイミングで引くようにするんですね。知らなかった。みんなが力を合わせて「いち!に!!」「いち!に!!」三角形の袋網が浜に近づくと網の端を持ったウエットスーツを着た漁師さんがたくさん一緒にあがってくる。ひぇー!海の中にもぐって網をかわしていたの!?
漁船から綱を持ってきます
漁師さんから縄を受け取りみんなで引き上げます
1本の縄が袖網の上下の2本に分かれる
力を合わせて引っ張る
網を4本に分かれて引っ張る
袋網が見えてきた
袋網の中の魚に子どもたちは興味津々。安全な魚を手渡されて大満足の子どもたち。当たり前ですが、魚屋さんや水族館のように同じ魚ばかりではない。いろんな魚が混ざり合ってました。
すみません。名前が全然わかりません。朝の波が高かったからか、期待が大きすぎたからか収穫は思ったより少ない。どうなるの?お昼の海鮮バーベキュー・・・。(不安)
いろんな魚から安全なものを渡してもらいます
網に引っかかってた魚を見つけた
こんなのいたよ
地引網の後は海に感謝して海岸清掃
今、問題になっているプラスチックがいっぱいです。小さな売店と自動販売機しか無い地島に、ありえない量のゴミ。海を大切にしている地島の人たちが捨てるはずのないゴミが、心無い人が捨てたゴミが流れてきたことが分かります。普段でも自分のものでもないゴミでも拾ってゴミ箱に入れよう。島に来た時は、来た時よりキレイにして帰ろう。
みんなで海岸清掃します
泊港近くにあるのは小さな売店と自販機
集まったゴミ
清掃後はお楽しみの海鮮バーベキュー!
泊港でに火おこしされ、釣果とは別に用意されていました。サザエのつぼ焼き、イカ焼き、焼き魚。日よけテントに用意されたテーブルには炊き込みご飯とお茶が用意されてました!ひゃっほぅ!!地元漁師さんがとってくれた新鮮な海鮮を焼いてくれるし、食事中にはイカの刺身まで配られました。歯ごたえがあって甘い。
地島の方がどんどん焼いてくれます
サザエとイカ
魚も食べ放題
イカとサザエをもらってテーブルに行きます
炊き込みご飯も美味しい
新鮮イカの刺身は絶品です
帰りの船まで時間があったので、子ども達は捕れた魚を触ったり、猫と遊んだり、虫を捕まえたり、待合室で涼みながら本を読んだり。何気ない時間が、いつもと違う。贅沢な時間。帰りのフェリーに乗り込むときに、見送りに来てくれたエプロン姿のお姉さん。お話を聞くと。なんと炊き込みご飯を作ってくださった島のお姉さま方でした。もっと島のお話を聞きたかった。奥ゆかしいんだから。船が出ると小学生も見送りに来てた。もしかして地島に漁村留学しているという子どもたち!?あぁ。もう一度、お話を聞きに行きます。
「地島」は「慈愛の島」と聞いたことがある。
暑い中、島外の方に楽しんでもらうために活動されている皆様を見てまさに!でした。
また行きます!
ママレポーター庄野
地引網で捕れた魚を持って写真撮影
島の猫は人気者
美味しいご飯をご馳走様でし
地島本格地引網のお問い合わせは、「元気な地島づくり協議会事務局(大島行政センター内)」0940-72-2211までご連絡ください。
このページに関する問い合わせ先
総務部 秘書政策課 広報政策係
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電話番号:0940-36-1055
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