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「夏休みも大人気!子どもプレーパーク」

更新日:2022年06月07日

 

  • プレーパークの旗
    メイトム駐車場沿いに張られた旗はきっと一度は目にしたことがあるはず

 

 今年の夏は本当に暑い日が続きますね。そんな熱さにも負けず、夏休みも開催されている子どもプレーパーク!

プレーパークとは「自分の責任で自由に遊ぶ」ということを理念として約70年ほど前からヨーロッパを中心として広がった公設の遊び場(別名:冒険遊び場)のことで、日本でも東京の羽根木プレーパークを皮切りに全国にどんどん広がってきました。


 昔より子どもの遊べる場所がなくなったと嘆かれる今日において、自由な発想で子どもの自主性に任せた様々な遊びができる場所は本当にありがたいですよね。

私も宗像に住み始めてからこちらのプレーパークに行くのは初めて。1歳半の娘とともにお邪魔してきました。

 

 

何でもできる!自由にいきいきと遊ぶ子どもたち

場所はメイトム宗像本館横庭。この日も猛暑が予報される快晴でしたが、プレーパークの場所はちょうど木陰になるのであまり暑さを感じません。

開始して間もなく続々とやってきた子どもたち。夏休みということもあり、1歳の子どもから小学生まで幅広い年齢の子どもたちが来ていました。常連の子どもが多く、みんな慣れたように自分の好きな遊びを始めていました。

  • プレーワーカー親子
    楽しそうに準備をしているプレーワーカー(スタッフ)の親子
  • 常連の小学生
    早速遊び始める常連の小学生たち

 

小学生たちが何かを回していたのでベイブレードかな?と思いきや、回していたのはコマ!慣れた手つきで上手にコマにひもを巻き付けて投げています。実はコマ回しはやったことがない私。「す、すごい!」と驚かされました。

4、5人で対戦していて一番上手な子が言うには「ヤマシタさんっていう師匠が一番うまい。」のだとか。(どうやらプレーワーカーの方のよう)少し年下の子たちがその子にコマの投げ方を教わりにきていました。

 

  • コマの対戦
    男の子も女の子も一緒に対戦
  • 見事に回るコマ
    お見事!回るコマはきれいですね

 

 

  • 空き容器を発掘
    途中、空き容器が発掘されていました

 その反対側では、何やらシャベルを使って穴を掘っている子どもたちの姿。

 

福岡市東区からきているというこの姉弟、鸛巣(こうのす)なぎさちゃん(小2)とはやたくん(年長)に「どうして穴掘っているの?」と聞くと「ここに水を入れて飛び込むの!」とのこと。

 

一緒に来ていたご両親に聞くと「近くにプレーパークはないかとネットで検索したら良さそうだったのがここでした。



近隣のプレーパークに比べてより開放的でいろいろなことができて遊びやすいのでよく来ます。」とおっしゃっていました。

 

 

  • セミの抜け殻をみつけたよ
    セミの抜け殻を見つけて嬉しそうななぎさちゃん
  • 穴を掘っている兄弟
    こちらでも穴を掘っている兄弟を発見。みんな穴堀りが好きですね

 

 

少し小さな子どもたちが集まって何をしているのかと見れば、翅(はね)を一つ無くして飛べなくなってバタバタしているアブラゼミをながめていました。ジージー鳴くので気になるけどつかまえるの怖い・・・これも自然とのふれあいですね(笑)

  • 小さい子も遊びをみつけます
    小さい子は小さい子の感性でいろいろな遊びを見つけていました

 

 

 プレーワーカーもされている原 二紬(ふゆ)ちゃん(1歳8ヶ月・写真右から2番目)のお母様(写真右端)は、「小さい子でも年上の子が面倒を見てくれたりします。


時には一緒に遊ぶ力加減がわからない子や、何でもかんでも先んじてしてしまうような子には教えてあげるようにして一緒に遊んでいますね。」とおっしゃっていました。





子どもたちだけではなく、サポートをする大人のプレイワーカーが常時見守っているので小さなお子さんでも連れて来やすいですね。

 



 

 

 

  • のこぎりで木を切る
  • 木登り
  • 火をたく

 他にもノコギリで木を切ったり、木登りをしたり、火を焚いたり。みんな自由にのびのびと遊んでいます。


 一見すると、「危ない!」と思って止めたくなることもあるかもしれませんが、子どもたちは結構自分の力量を踏まえていて、危ないかどうかをドキドキしながら判断して遊んでいるので、危機管理能力を育てるためにもプレーワーカーの大人は注意は配るけれど、極力邪魔をしないように見守るのだそうです。

  見ていると、子どもたち同士で教え合う姿も見られます。ちゃんと子どもたちの間でもルールやマナーが存在していて、生きる力ってこういうふうに育まれていくんだなあと、いきいきと遊ぶ子どもたちを見て感じさせられました。そりゃあ大人の作ったルールでがんじがらめになった場所は、居心地が悪いばかりですよね。

 

  • 物置の上に集う常連組
    物置の上に集う常連組。コマとスライダーとこのお菓子パーティが一番楽しいのだとか

 

 

   このプレーパークではしたらいけないことはなく、ゲーム機を持ちこんでもいいし(でも他に楽しいことがいっぱいあるのでやがてみんなゲームを置いているのだそう。)昼寝をしていてもいい、何もしなくてもいい。子どもの持っている本来の力を信じきって見守ることを大事にしているそうです。

 

まちじゅうにもっと広がれ!子どもの遊び場!

 このプレーパークを宗像市と協働で運営している「子ども支援ネットワークWith Wind」の代表の藤原浩美さん(ニックネーム:ひろりん)は、「いずれプレーパークという名が無くなるくらい、子どもがどこでも安心して遊べる町になるように大人の意識を変えて行けたら」とおっしゃいます。

プレーパークが発足して5年、市の協力や地域の理解もあり、ここメイトムのプレーパークだけではなく、市内の公園など様々な場所で開かれるようになってきました。他の市町村と比べると宗像市のプレーパークは数が多く、充実していて、全国的にも先進地になりつつあるそうです。

私が以前、他の地域でプレーパークを運営している方のお話を聞いた際に、皆さんが「一番大変だったこと」に挙げられていたのが「周辺住民の理解を得ること」だったのですが、宗像市では行政との協働ということもあり、割合スムーズに受け入れられているそうで、プレーパークが地域に広がるスピードに驚かされました。これも宗像の人の懐の深さのおかげもあるのかもと思いました。

藤原さんは、「プレーパークが公園を介した多世代交流拠点になることで、災害時のネットワークなどの構築にもつながり、ニーズにも対応しやすくなる。」とおっしゃっていました。

子どもに「さんま(時間・空間・仲間)」を取り戻し、子どもが本来元気よく育つ環境づくりを目指すこのプレーパークは、大人の視点も育て、より過ごしやすい地域づくりにつながっていくことが期待できます。

 

プレーパークは以下の場所で行われているそうです。

まだ行ったことがない方はぜひ一度行かれてみてください!

 

こどもプレーパーク

メイトム本館横庭

  • 第2、第3、第4土曜日と第4日曜日
     午前10時から午後4時まで(雨天時はメイトム別館で開催)
  • 毎週木曜日
    午前10時30分から午後1時30分まで(雨天時は中止)

放課後プレーパーク

日の里4号公園

  • 毎月第1火曜日
    午後3時から同5時まで
  • 雨天時
    4丁目公民館内ホール

岬コミセン前グラウンド

  • 毎月第2火曜日
    午後3時から同5時まで
  • 雨天時
    コミセン内ホール

自由ヶ丘11号公園

  • 毎月第3火曜日
    午後3時から同5時まで
  • 雨天時
    中止

赤間地区コミュニティセンター横ふれあい公園

  • 毎月第3火曜日
    午後3時から同5時まで(9月から)
  • 雨天時
    中止

 

地域のプレーパーク

田熊石畑遺跡歴史公園いせきんぐ放課後プレーパーク(主催=いせきんぐ)

  • 毎月第2火曜日
    午後3時から同5時まで
  • 雨天時 中止

日の里11号公園放課後プレーパーク(主催=日の里まちづくり推進特別委員会)

  • 毎月第4火曜日
    午後3時から同5時まで
  • 雨天時 近所のおうち(11号公園駐車場に掲示)

あかにこプレーパーク(主催=あかにこクラブ)

  • 毎月第1土曜日
    午前10時から正午まで

天平台プレーパーク(天平台公民館にて天平台区の小学生以上が対象)

  • 毎月第2火曜日
    午後3時30分から午後6時まで

 

 

ホームページ(下記関連ファイルから)でも随時情報発信されていますので、ご参考にされてください。

 

ママレポーター徳永

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