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子育てサロン『つたやんのおへや』に遊びに行ってきました

更新日:2022年06月07日

子どもを遊ばせながら保護者も交流できる子育てサロン。宗像市では子育てサロンが20ヶ所もあり、いろいろなところでやっているんだなあと驚かされます。自宅地域のサロンにしか行ったことしかなかった私は、今回お誘いを受け、中学校で開催されている子育てサロンに遊びに行ってみました。

 

なつかしい雰囲気の「つたやんのおへや」

  • 立て看板
    大きな立て看板が目立ちます

 

  今回、お伺いさせていただいたのは城山中で毎月開催されている子育てサロン「つたやんのおへや」。通学路を抜けて裏門側から中学校に入るとすぐに看板が見えてきました。駐車場まで案内板が続きます。

駐車場の横にすぐ会場が見えました。駐車場は最大で20台近くあるとのこと。駐車場に余裕があるので遠方の方も来やすいですね。開かれた入り口から中がよく見え、迎えいれられた気分になりました。
 
  建物を見た瞬間、和んでしまいました。なんだか親戚の家に来たような懐かしい雰囲気です。中は畳マットが引いてあり、たくさんのおもちゃが待っていました。入るなりさっそく遊びだすわが子・・・。おもちゃはほとんどスタッフ手作りのものや、スタッフの私物だそうです。

 


 

 

 

  • つたやんの部屋全景
    つたやんのお部屋全景
  • てづくりおもちゃ
    キッチンコーナーの手作りマット
  • つたやん
    真ん中のぬいぐるみが城山中のマスコットキャラクター「つたやん」です

 

中学生との交流にドキドキ

  • 中学生と交流
    中学生が入って一気ににぎやかに

開始時間の10時になり、親子連れの姿が増えてきました。始まってまもなく、中学生たちが家庭科の授業の一環で交流にきました。1クラスの約40名の生徒が半分ずつ15分交代で部屋に入ります。今日来たのは3年生。子どもたちを見るなり、「かわいい!」と女子生徒の声があがりました。

積極的に子どもたちと遊ぶ生徒、少し離れて見つめる生徒などさまざま。その微笑ましい光景に思わず笑いがこぼれます。

 やはり子ども慣れしているのはどちらかというと女子生徒です。話を聞いてみると、慣れている子は兄妹や親戚に小さな子どもがいるとのこと。また、「わくわくワーク(職場体験)で保育園に行って子どもたちと遊びました。」という子ども好きな生徒さんもいました。

また、「普段小さな子どもと接することがないから接し方がわからない。」「ドキドキする。」という生徒さんと話していると、自分の中学生の頃も子どもとの接し方がわからず、自分のせいで泣いたらどうしようと緊張してしまい、小さな子どもと接することは苦手だったなあと思いだしました。


こうして見てみると、コミュニケーション能力って経験の積み重ねなんだなあと感じます。慣れない生徒さんにはスタッフや先生が声をかけたり、常連のお母さんは子どもに「遊んでごらん」と促していました。

  • 3か月の赤ちゃんと触れ合う中学生


今回の最年少の参加者、3ヶ月のみおりちゃん。かわいくてしょうがないと終了時間ぎりぎりまで接していた女子生徒の姿もありました。

男子生徒は恥ずかしがるのかな?と思いきや、おもちゃを持って声をかけてくれたり、アンパンマンの絵を描いてくれたり、積極的に遊んでくれる生徒さんの姿も数多く見られました。宗像の中学生は優しくて落ちついていますね。こんなところにも温かい土地柄を感じます。

「10年後くらいにはもしかしたらあなたたちにもこのくらいの子どもがいるかもしれないよから。」と話すと「ええーっ」と笑っていましたが、自分たちが親になるころに、今日の体験を懐かしく思い出せるといいですね。

 

アットホームな時間を過ごせました

あっという間に時間が過ぎ、生徒さんが帰って行くと、いつもの空間に戻ります。

子ども同士で遊んだり、お母さん同士で和やかに談笑したり、ゆったりとした時間が流れます

今回最年少参加者のみおりちゃん(3ヶ月)のお母さんは今回初めて参加されたそうで、「家にいたら何かしないとと気が焦ってしまうんです。実家も遠いし、周りに知人もいないので参加してみました。」と話されていました。

「近いので歩いて来れるのでよく参加しています。」と顔なじみのお母さんと話を弾ませていたのは常連の柳澤さん。部屋にあったピアノでMr.chirldrenの「しるし」を弾いてくれ、参加者が聞き惚れていました。

 

  • 普段の交流
    普段のサロンの様子
  • 夢中で遊ぶけんたろうくん
    柳澤さんの息子さんけんたろうくん(1歳9ヶ月)はおもちゃに夢中。同じものが家にもあるのだとか
  • ピアノを弾くたかひと君
    柳澤さんのピアノに触発されてピアノを弾き始めるたかひとくん(2歳1ヶ月)

 

 参加者と同じ視点で

  • 一緒に遊ぶ様子
    「こうして転がすのよ」
  • 思わず微笑んでしまう優しい光景

会場にスタッフは4名から5名。子どもたちと遊んでくれたり、お母さんと話し相手になってくれたり。みなさん慣れていらっしゃるので、こちらも安心して過ごせます。

スタッフと参加者の距離感を大切にされていて、同じ視点で関わることができるようあえてエプロンやユニフォームなどは着ないようにしているそうです。

誰でも入りやすい雰囲気のせいか、休み時間になると、中学生が遊びにきていました。中学生が来たときに子どもがいないときは、スタッフが子育てサロンの話や、メディアについての話などをされることもあるそうです。

サロンごとに参加者の年齢層や会場の設備、スタッフ等も様々なので、住んでいる地域以外でも何カ所か廻ってみて、今の自分が過ごしやすいサロンを探してみるのはいいですね。サロンによっては人形劇があったり、外遊びが盛んだったり、お菓子が出たりなどいろんな特徴があるそうです。これから梅雨の季節、私も子育てサロン巡りをしてみようかと考え中です。

 

 
  

 

お昼になったらみんな一緒に持ってきたお弁当を食べます。お弁当の具材や、どのくらいの量を食べているかなど参考になります。食事を一緒にすると尚更会話も弾みますね。子どもたちもみんなと一緒だとよく食べます。

  • みんなで昼食
    楽しいランチタイム
  • パンも販売
    飲み物やパンなども販売してくれます

 

この日は宗像市が各サロンを巡回している保健師・助産師によるミニ相談会もあり、体重測定をしたり、相談をされている参加者もいました。月齢が小さいときは体重測定してもらえると助かりますよね。
巡回の開催日は子育てサロン案内に掲載されていますので、相談会だけ参加したいという方もぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。

  • シャボン玉遊びをするこどもたち
    天気がいい日は外でシャボン玉遊び
  • 体重測定
    何キロになったかな?

 

参加者の声

  • 中学生のお姉ちゃんに緊張

1年半前から参加しているという小暮さん。

「ここは外遊びもできるし、畳があるから赤ちゃんのときからでも連れてきやすかった。アットホームで、子どもと同じ年齢ぐらいの子どもが多いので遊ばせやすいです。」とお話されていました。Uターン組だった小暮さんは周りに知人がいなかったけれど、ここで知り合いが増えたそうです。

「小暮さんの娘さん、りのちゃん(1歳9ヶ月:写真左)と小暮さん(写真左から2番目)。
中学生のお姉ちゃんにちょっと緊張しています。

スタッフの方の温かさに感激しました

  • つたやんのお部屋スタッフのみなさん
    人柄の伝わる和やかな笑顔のスタッフ
    秋吉さん、安井さん、元岡さん、村本さん
    (写真左から)

つたやんのおへやは今年で4年目。ほぼ毎月1回、年10回開催されます。1回に訪れる参加者は5組から15組前後で、この日は3ヶ月から2歳8ヶ月のお子さんが参加されていました。

「つたやんのおへや」代表の安井さんが元々、河東中学校の子育てサロンでお手伝いをしていたところ、お子さんが通っていた城山中学校の家庭科の先生から希望があり、子どもと中学生との交流を目的として始めたそうです。年を追うごとに協力が得られ、やりやすくなってきたとお話しされていました。

スタッフのみなさんは、子ども劇場のメンバーや地域の方がボランティアでされているそうです。みなさん忙しい中、限られた人数で合間をぬって行われているそうですが、これからもとにかく「継続していくこと」が目的だとおっしゃっていました。

皆さんの献身的な地域への貢献に、私利私欲まみれの私はほとほと驚かされ、心が洗われた気持ちになりました。「どうしてそこまでできるんですか。」と思わず尋ねると「ただおせっかいなんですよね。」と笑う姿を見て、私が感じる宗像という地域の温かさは、こういう方々が育んでいるんだなと思いました。

 

つたやんのおへやは子どもから大人までどなたでも自由に参加できるそうです。お子さんやお孫さんがいない方でも、活動が気になる方はぜひ遊びに行かれてみてくださいね。もしかしたら今年の夏には、動くつたやんが遊びにくるかも?

 

「つたやんのおへや」を運営している「NPO法人むなかた子ども劇場」は、優れた生の舞台芸術の鑑賞や自然体験・社会体験活動を中心とした、様々な子育て支援事業を展開していて、子どもも大人もともに育ち合う楽しい多彩な活動を続けています。「つたやんのおへや」もその一つ、会員外の方が参加できるイベントも時々開催されるそうです。

活動内容は下記関連ファイルの同団体HPやフェイスブックでも紹介されていますので、ぜひチェックされてみてください。

 ママレポーター徳永

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