大道芸に花嫁行列、勝屋酒造酒蔵開放、盛りだくさんの赤間宿まつりに行ってきました!
更新日:2017年2月28日
2月19日暖かな晴天に恵まれた日曜日、赤間地区コミュニティ運営協議会主催の赤間宿まつりに行ってきました。18日土曜日から開催されていますが、花嫁行列は日曜日の午前と午後の2回のみです。赤間宿まつりは、年々規模が大きくなっているような気がします。今年も、大道芸や花嫁行列などの催しがあり、沿道にもたくさんの出店が連なり、本当に大勢の人が朝早くからお祭りを楽しんでいました。
花嫁行列をみんなで祝って幸せな気分に!
花嫁行列は、11時頃赤間コミセンを出発して、歩いて須賀神社を目指します。須賀神社で挙式し、12時頃人力車に乗って来た道を折り返します。沿道の人たちから、「あれは、本当の花嫁じゃないんやろ?」という声がチラホラ聞こえます。
いえいえ、本当に花嫁花婿募集で応募して来られた正真正銘の花嫁花婿なんです!花嫁と花婿の衣装代一式と着付け代、神社での挙式費で、費用7万円です。他にも諸々の条件はありますが、実際にその条件で応募してきたカップルたちが挙式しているのです。本物ですよー。
しかも、花嫁花婿を乗せた人力車の後には、華やかな着物を来た人たちがお供をして一緒に歩いています。実は、これも花嫁行列を一緒に盛り上げる町娘・侍・女将さん募集に応募してきた人たちなのです。各10人ずつで30名、赤馬館で募集したそうです。着物の貸し出し、着付けまでついて、2千円!これはやってみたいですね。赤間宿を着物で歩く。とっても映えます!情緒風情がましていいですね。
大学生や留学生、小学校の先生、そして日本語学校の先生や生徒さんなどなど、様々な国の人たちが、着物を着て誇らしげに花嫁行列に参加していました。
彼らが街道を歩いているだけで、目立つし華やかなので、観光に来たおばちゃんたちが、「一緒に写真撮ろう」と誘って、仲良く写真を撮る光景も見られました。中国からの留学生の方が、「着物を着れて嬉しい」と楽しそうにしているのを見ると、国同士いろいろな問題があっても、個人個人は、きっと分かり合えると信じたくなりますね。
花嫁行列が通る両側から、「おめでとうー」の声がかかります。沢山の人が祝福してくれる中、イベント広場に到着。
イベント広場では、ギャラリーがぐるっと見守る中、新郎のご挨拶がありました。「かなり恥ずかしいです」の第一声に、どっと笑いが。「たくさんの人に祝福して頂いて感謝の気持ちを忘れずに2人で歩んでいきます」と宣言されました。新婦のお姉様も2年前にここで挙式したそうです。お祝いに、赤間地区区長会の皆さんががついた紅白のおもちをプレゼントされていました。つきたての紅白のおもちは、販売もしていて400円で思わず買っちゃいました。ピンクのおもちが可愛くて、幸せのお裾分けをしてもらった気分です。
新郎新婦のお二人、本当におめでとうございます。末永くお幸せに。
須賀神社で挙式
花嫁行列
イベント広場でご挨拶
侍の皆さん、かっこいいです
日本語学校の先生と生徒さん
紅白のお餅つき
朝からお酒が飲める幸せ!勝屋酒造の酒蔵解放
実は、私は駐車場がいっぱいになるのを恐れて、朝10時から取材に行きました。花嫁行列は12時ぐらいなので、その前に勝屋酒造の酒蔵開きを取材しようと思ったのです。
朝一番なら、酒蔵もそんなに混んでいないはずと思って、勝屋酒造に行ったのですが、甘かったです。すでに人がいっぱいでした。こんな朝早くからお酒を飲んでいるよーと、取材で飲めない私は羨ましかったです。
受付をして、プラスチックのコップをもらって中に入ります。車を運転してきた人は、飲めないので、入り口付近で配っている「甘酒」を楽しみます。
ひな人形の展示などもあり、子どももちょっと楽しめます。中では、新酒販売はもちろん、酒粕や奈良漬け、梅酒も売ってました。酒粕・奈良漬けは、毎年人気商品です。でもやっぱり酒蔵開きといえば新酒の試飲です。
出来たてのしぼりたてのお酒を試飲する列に沢山の人が並んでいます。新酒には、澄んだ味わいを楽しめる「しぼりたて」と、粗絞りによる食感が楽しめる「にごり酒」の2種類があります。他にも、特別純米酒が1杯100円、しずくしぼりの大吟醸が150円で飲めます。
酒蔵開き限定で、原料に使われているお米別純米酒3種の飲み比べ試飲会もありました。勝屋酒造のお酒は、宗像市の2カ所から山田錦、若宮市から夢一献というお米を使用しています。それぞれの生産地のお米だけで、特別に作ったのが今回の純米酒。米の違いがお酒にも出るそうで、その違いを直に味わってもらう利き酒試飲会です。
飲んだ人たちに感想を聞いたところ、それぞれ違いが明確にわかるそうで、同じ種類の山田錦というお米を使っていても、作られた場所によって全然味わいが違うらしいです。その年々の気候の影響とかもあるので、同じ田んぼからできるお米でも、毎年お酒の味が変わるそうです。杜氏の方の説明を受けながらの利き酒。ほとんどの方が、試飲後、自分の好みに合ったお酒を購入していました。
酒蔵全体が大きな飲み屋さん化していて、グループで来ていた人たちが円陣で「祝い目出度(めでた)」を歌っていたり、何杯も飲んだのか、おちょこを何個も持っていたりと本当に賑やかです。バスツアーで福岡から来ている方は、最初の観光場所が、この勝屋酒造の酒蔵開きで、その後門司港まで行くそうです。ツアーの最初が酒蔵開きって、なんだかご機嫌なツアーですね。意外にも北九州からのお客様が多かったです。仲良し女性グループは、「北九州から毎年来てます。朝から飲んでますよー」とご機嫌。
お酒を飲んでいるせいもあって、皆さんとても楽しそうで饒舌(じょうぜつ)です。お酒好きが集まって、お酒を飲みながらお酒について語りあかす、酒好きにはたまらないイベントですね。皆さん、共通して言われることは、「勝屋酒造のお酒、美味しいよね。毎年来てる。来年も来るよ」です。
勝屋酒造は、年に1度冬に仕込み、出来たお酒を1年間で売り切ります。だから、しぼりたてが飲めるのは、2月の酒蔵開放の時だけなんですね。皆さんが、毎年楽しみに待っているのがわかります。私も、取材後、勝屋酒造のスタッフの方に自分の好みを言って選んでもらったお酒「吟醸沖の島」を購入して帰りました。今年は、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産として登録されるかどうかが決定される年です。願掛けしながら、宗像の美味しいお魚と「吟醸沖の島」を頂たいと思います。
ママレポーター岡田雅子
しぼりたて新酒販売
雛人形展示
新酒試飲会
特別純米酒試飲
蔵開き限定酒3種味くらべ
北九州から来たお酒大好き女子会
関連リンク
- 赤間地区コミュニティ運営協議会(外部サイトにリンクします)
- 勝屋酒造(外部サイトにリンクします)
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