夏の課外授業inむなかた「型を作って遊ぼう!」で、手型とペン立てを作ろう!
更新日:2022年06月06日
夏休みも終わりに近づいた8月27日10時~12時、夏の課外授業の1つ「型を使って遊ぼう!」が、株式会社トヨタプロダクションエンジニアリングで行われました。むなかたリサーチパーク内に本社を構える株式会社トヨタプロダクションエンジニアリングは、車を作るための設備について色々考えている会社です。そこで今回の課外授業では、車を作る時に必要な「鋳造(ちゅうぞう)」の技術について学びながら、型を使ったものづくりを体験します。15組の親子が参加、参加料は無料でした!
受付を済ませた後、参加者は、手型かペン立てのどちらを作るかによって、分かれて席につきます。保護者席があって、子どもだけ作業机に座ります。私の下の子どもが5歳なので、1人で大丈夫かなと思ったのですが、スタッフの方が沢山いたので全然親が出る幕はありませんでした。まず最初に、本日のスケジュールと注意事項が説明されます。その後、いよいよ工作開始です。
石膏を使って手型を作ろう!
手型作りは、まず型取り剤の入ったペットボトルに水を入れて、よく振って混ぜ合わせます。そして、それを別の空のペットボトルに流し入れます。そこに自分の好きなポーズで手を入れます。これが手型になります。この型取りが出来るまで、しばらく手を動かさないでジッとしていなければなりません。みんな、必死に動かないように努力していました。
この型取り剤、ひんやりしててプニプニで、うちの子は気持ち良かったと言っていました。だんだん液体が固まってきて、手がなかなか抜けない感覚になってくるらしいです。そうすると、手を抜いてOK!でも、これがまた手がなかなか抜けず、スタッフのお兄さんに引っ張られて、ようやくスポーンと抜けた子もいました。
次にペットボトルに入った石膏に水を入れて、よく混ぜ合わせ、手型に流し入れます。後は、石膏が固まるのを待つだけです。待っている間に会社見学ツアーに出かけ、帰ってきたら、いよいよ手の形をした石膏を取り出す作業です。ペットボトルを切って、中身を取り出します。そして、型取り剤を手でガバっと剥がしていきます。少しずつ自分の手が出てきます。細部に詰まった型取り剤は、ヤスリの角などを使って丁寧に剥がします。
本当に爪や手のしわまで、くっきり残って、これは親子共々いい記念になるのではないでしょうか。子どもの手って、小さくてとても可愛いです。みんな、自分の手があまりに精巧に出て来たので、とても満足そうでしたよ。
型取り剤を作る
手を入れて動かさない!
型取り完成!
石膏に水を入れる
型取り剤をはがす
手型完成!
石膏を使ってペン立てを作ろう!
石膏に好きな色をつけた色水を流し込み、よく振って混ぜ合わせます。そして、紙コップに流し入れ、表面が固まるまで待ちます。表面が固まってきたら、鉄の棒をさしたり、デコレーションするキラキラを飾ったりします。次に、棒を指で押して、少し動くくらいになったら、棒を抜きます。後は、コップの中の石膏が固まるのを待ちます。待っている間、手型チームと同様、会社見学ツアーに出かけます。
さあ、固まったら、紙コップから出して、思い思いにデコレーションしていきます。マスキングテープを周りに貼ったり、アルファベットのキラキラ宝石のようなシールを付けたり、金銀のかわいい星や音符のシールを貼ったり、大きなバラを飾ったり、みんな本当に真剣です。
デコレーションをおいてある机にも 、絶えずどれにしようかなと悩んでいる子どもたちが行ったり来たりしています。終了時間がきても、まだまだ飾り付けに夢中の子たちが、いっぱいいました。世界で1つだけの、こだわりのマイペン立てが出来たのではないでしょうか。持って帰る時に壊れないように、緩衝剤のプチプチに包んでもらいました。
石膏を紙コップに流し入れる
ペンを立てるための穴をあける
棒を抜いたところ
紙コップから石膏をとり出す
デコレーションする
ペン立ての完成!
待ち時間で会社見学ツアー!ドライブシュミレーションを体験で、大興奮!!
石膏が固まるのを待つ間に、会社の説明と見学ツアーがありました。会社説明では、「鋳造(ちゅうぞう)」の技術について習いました。「鋳造(ちゅうぞう)」とは、溶けた金属を型に流し入れて固めることです。型に入れることで、同じ部品を一度に沢山作る事が出来ます。車に必要な部品もそうやって作られます。今日の課外授業では、型を取って、金属の代わりに石膏を使って固めました。こんなふうに実際の部品も作られていくというのが分かりますね。
会社見学ツアーでは、車を作っていくのに必要なロボットを見たり、ドライブシュミレーションを受けたりしました。何台ものロボットが、連携して動いているのを見たり、習字を書いているのを見て、なかなか間近で作業ロボットを見る機会のない子どもたちは、興味津々。「スタートボタン押したい人?」との問いに、喜んで沢山の子が手を挙げていました。
そして、何よりドライブシュミレーションは、車を運転できない子どもたちにとって、ドキドキな体験だったのではないでしょうか。ゲームセンターとは全然違って、アクセルもブレーキもあるし、とてもリアルに運転している感覚があります。みんな、なかなかまっすぐ運転できず、そこかしこにガンっとぶつかるので、見ている方もヒヤヒヤします。でも、なかなか出来ない体験ができて、終わった後は、ちょっぴり興奮気味でしたよ。
沢山の社員の皆さんが、スタッフとなって夏の課外授業inむなかたに関わってくださったので、ほとんどの保護者は、座ってのんびりと子どもたちの制作活動を見る事が出来ました。小さな子どもには、身長に合わせ、作業しやすいように工夫して下さったり、デコレーションが終わってない子にも、イベント終了時間が過ぎても、「ゆっくり作業していいよ。」と声をかけてくれたりと、とても親切に教えて頂きました。
株式会社トヨタプロダクションエンジニアリングの沢山の社員の皆さん、本当にありがとうございました!!
ママレポーター岡田雅子
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