「第16回わくわく体験報告会」を聞きに行く!
更新日:2016年1月26日
雪の舞い散る大寒波襲来直前の1月23日土曜日の午後、メイトム宗像の多目的ホールで「第16回わくわく体験報告会」が開催されました。この報告会は、宗像市に住む子どもたちが、自分たちが体験したことを通して考え感じたことを、たくさんの人々に発表する会です。自分たちでプレゼン資料を作り、司会進行もしています。この日の司会は、「子どもまつり子ども実行委員会」の小学校5年生の男の子と、4年生の女の子でした。堂々とした司会進行は、素晴らしかったです。
今回報告会に参加した団体は以下の通りです。初めて聞く活動もあって、こんなに多くの活動が宗像市で行われていたことに驚きました。1つ1つの活動を多くの人に知ってもらいたいのですが、今回は、その中の2つの団体を取材してきましたよ!
- 小学校県外交流使節団
- 正助さんの寺子屋
- イングリッシュサマーキャンプ
- 田久通学合宿
- 小学生読書リーダー
- アジア太平洋こども会議イン福岡(APCC)ホームステイ
- 赤間地区コミュニティ子どもリーダー
- 子どもまつり子ども実行委員会
- ガールスカウト福岡県第28団
- 少年少女海外派遣研修使節団
- 国際育成プログラム
- グローバル人材育成プログラムカナダ研修
沢山の人で埋まった会場
見事な司会の2人
報告会の様子
「もらい風呂」って?楽しそうな田久通学合宿!!
田久通学合宿とは、田久アンビシャス広場主催で10年以上続いている活動だそうです。田久区に住む小学3年生~6年生を対象に、9月13日(日曜日)?9月29日(土曜日)の6泊7日田久公民館に泊まり込み、寝食を共にし、様々な体験や遊び、自学自習を実践しながら学校へ通学するのです。その間の日常生活に関する活動(炊飯、遊び、入浴、洗面、清掃、洗濯、宿泊等)を子どもたちで行います。参加費は2000円です。ボランティアで九州女子大学家政科の学生さんが協力してくれています。
自分たちで一週間の食事の献立を立て、買い物リストを作り、買い出しをして、協力して調理します。もちろん、後片づけの洗い物もです。お風呂は、協力してくださる地域の方の家へ「もらい風呂」に行くそうです!今の時代に「もらい風呂」って・・・とビックリ!!4人ぐらいでお風呂を貸してもらいに行くそうです。みんなに、「恥ずかしくなかった?」と聞くと、「楽しかった?!お風呂のあと、アイスとかお菓子もらえた?!」と嬉しそう。4人交代で次々入るらしいですが、地域の人もよくお風呂を貸してくれたなあと関心しました。
スタッフの人に聞くと、田久アンビシャス広場の方や、九州女子大学家政科の学生さん、子ども会の人々、それにご近所の人々、みんな協力してくれているとのこと。これこそ、前に取材した河東中学校の先生が言われてた「共育(学校、保護者、行政、地域の皆さん、みんなで共に子どもを育てる)」の理想形だなと感じました。
自分たちでテントを張って寝たり、星空を観察したり、お風呂を貸してくれたご近所の方々へのお礼の気持ちを込めて焼きそばパーティーをしたり、子どもたちにとって貴重な体験になったようです。他の人のお風呂を借りるので、礼儀に気をつけるようにした。感謝の気持ちを伝えために出来ることを考えた。ありがとうを言われて嬉しかった。自分たちで買い物をするときに、無駄に買い物をしないように考えて使うようになった。お使いに行く回数が増えた等々、この体験を通して学んだことを嬉しそうに報告してくれました!
海外に行ってみたい!グローバル人材育成プログラム「CANADA研修」
トヨタ自動車九州株式会社、宮若市、宗像市の3者の協働事業として、地域の若者を海外へ派遣し、将来を担うグローバルな人材を育成することを目的に企画されたプログラムです。大きな目的は3つ。
(1)異文化体験を通じての他国の歴史や文化への理解、コミュニケーション能力向
(2)日本や地元を紹介することによる、その良さや伝統の再認識
(3)生産拠点の訪問を通じて、日本経済を支えるモノづくりへの理解と関心を高める。
面接とプレゼンテーションで選ばれ、出発までに事前研修もあります。7泊9日でカナダのトロントに滞在。トヨタカナダの見学をして、カナダの家庭にホームステイします。同世代のバディたちとのアウトドア活動や、街中に出てのミッション活動、日本の良さをカナダの人たちの前で伝えるプレゼンテーションなど、様々な活動があります。
報告会のあと、高校1年生から3年生の5人に色々聞いてみました!会場からも質問があったのですが、事前に英会話など習っていたのかということ。英語は事前研修で習うのでそんなに問題ないそうです。「確かに、初めは、向こうの人が何を言っているのかわからなかったけど、だんだんわかってくるようになって自分なりに伝えられるようになった。」「それより、自分の言いたいことを伝えるアピールする力の方が大切かな。」なるほど!選抜される過程でも英語力より、これに行きたい!という熱意を伝えることの方が大切みたいです。
夢に向かって!
みんなに研修参加理由を聞くと、5人揃って「海外に行きたかった!」との答え。「大学の時じゃダメなんです。どうしても今行きたかった!」「海外での生活や、外国の人と話してみたかった。」そして、研修行ってみてどうだったと聞くと、また5人とも「帰りたくなかった!短かった!楽しかったです。」との答え。この研修で学んだことを生かし、大学推薦を勝ち取った高校3年生もいましたよ!
高校生の頃、私も確固たる理由もなくただ「海外行きたい!外の世界を見てみたい!」と強く思っていたのを思い出します。純粋な知的好奇心って、一番の向上心になる気がします。その好奇心を自分の行動力を持って満たした時、自己実現という素晴らしい満足感を得られるんだと思います。高校生の時に、自己実現の喜びを感じられるのってすごいことです。この先、きっとこの時の経験が更に、自分の夢への行動を後押ししてくれると思います。みんなには、そのキラキラした好奇心のまま突っ走ってほしいです。そして、これから海外へ行ってみたいと思っている高校生!行動あるのみですよ!!
ママレポーター岡田雅子
関連リンク
- 田久わんぱくアンビシャス広場(外部サイトにリンクします)
- トヨタ自動車九州・宮若市・宗像市 グローバル人材育成プログラム(外部サイトにリンクします)
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