夢をあきらめない！河東中『夢・感動プロジェクト』

12月25日と26日、宗像市立河東中学校で、「夢や感動を与える場である学校から、日頃お世話になっている地域へ恩返し」をコンセプトに、『夢・感動プロジェクト』が実施されました。このプロジェクトは、山崎校長先生が、生徒に「夢をあきらめないことの大切さ」を伝えたい思いと、 創立30周年を迎える河東中学校を見守り支えて下さった地域の皆様への恩返し気持ちを、8枚に渡る長く熱い手紙にしたため、イルミネーションで有名なハウステンボスの澤田社長に送ったことからスタート。社長が、校長の気持ちに賛同して、イルミネーションや映像機器の無償貸与などの協力をしてくださいました。

生徒たちも、校舎や中庭をイルミネーションで飾りつけ、中学校近隣（全170戸）へのご挨拶周り、吹奏楽部による演奏、家庭科部による手作りクッキーの振る舞い、美術部によるランタン作成など、自分たちでできることを準備。学校あげて、お世話になった地域の人々へ恩返しをするプロジェクトとなりました。18日土曜日から準備開始。準備の様子から取材してきましたよ！

寒さもなんのその！みんなで成功させるぞ！

気温9度の寒い日。吉田生徒会長（生徒会三役写真左後ろ）は、校長先生の行動に、「すごいですよね。めちゃくちゃ嬉しいです。1、2年生が主体でイベントの準備を進めていますが、受験生である3年生もできる事はしたいと言ってくれてます。当日のアナウンスも運営しますよ。」と熱く語ってくれました。メイン会場から見える校舎の窓にも、電球を付けて行きます。家庭科部は、配布用の手作りクッキーの準備です。美術部は、ランタン制作。みんな、気合い入ってます！

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  窓に電飾を付けて行く作業
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  手作りクッキーの準備
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  ランタン制作中！

イルミネーションづくりにチャレンジ！！

会場となる野外の広場では、イルミネーション作りが開始されていました。「やりたい！」と手をあげて集まってくれた有志1・2年生が、電球の付け方を習います。格子状の四角い枠に指定された色の電球を付けて行きます。阿部教頭先生と、生徒たちの掛け合いがとても楽しく作業が進んで行きます。テスト点灯で、「うわ～、キレイ～。」と自分たちで作ったイルミネーションに感嘆の声。完成がどんな風になるかとっても楽しみです。

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  電球の付け方を聞く
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  電球を付けて行く
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  テスト点灯

いざ本番！！25日金曜日6時半スタート！

6時過ぎから地域の人や、生徒の家族がぞくぞくと河東中に集まってきました。リハーサルの前日は雨だったのですが、当日は見事に晴れ。小さな子どもたちもいっぱい来て、寒い中今か今かとイルミネーション点灯を待ちます。カウントダウンの映像が映し出されて、「うわ！」との歓声に包まれて見事イルミネーション点灯！！キレイです。沢山の人々から惜しみない拍手が沸き起こりました。やったね！河東中のみんな！

 制作現場で、教頭先生が、「教育って、学校だけじゃダメなんです。学校、家庭、地域、行政の協力があってこそ、人を育てられるんです。共に育てる『共育』です。」とおしゃってたのがとても印象に残りました。イベント会場に来ていた人たちに感想を聞いたら、みんな笑顔で「こういうイベントはいいですね。嬉しいです。」と答えてくれました。河東中学校の皆さん、寒さでかじかんだ手をこすってた姿、連日の野外での作業。その一生懸命な姿だけで胸がいっぱいになります。皆さんの気持ちは、きっと地域の人々にも届いたと思います。本当に感動をありがとう。

そして、ハウステンボスの皆様に感謝です。河東中学校の生徒たちは、人に感動を与える仕事を体験できたのではないでしょうか。こういう体験は、なかなかできる体験ではないです。「夢をあきらめない」という校長先生の思いもきっと生徒たちに届いたはずです。ご協力本当にありがとうございました。

ママレポーター岡田雅子

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  美術部制作ランタン
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  光る天使のオブジェ
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  ブラスバンド部の演奏

イルミネーション点灯動画