更新日:2023年5月30日
オーラルフレイルを予防しましょう
歯や口には「食べる」「話す」「表情をつくる」「呼吸する」などさまざまな働きがあります。口の機能は、年齢とともに少しずつ衰え、多くの人たちはこれを「年のせい」と自己判断しますが、これは「オーラルフレイル」への入り口です。毎日の歯磨きなどのお口のケアで改善することができます。口の体操など「歯っぴー」な習慣を追加してみませんか。
そもそも「フレイル」ってなに?
「フレイル」とは、もともと「か弱さ」を意味する言葉です。年齢とともに筋肉の量が減り、疲れやすくなったり、転倒しやすくなったりします。この状態を「フレイル」といい、こころやからだにさまざまな影響をおよぼします。この状態が続くと、外に出ることがおっくうになり、社会とのつながりにまで影響します。
最近、こんなことありませんか?
- 味噌汁やお茶で時々むせてしまう・・
- 大好きなたくあんが食べにくくなったの・・・
それって「オーラルフレイル」かも?!
口の機能が衰えた状態が「オーラルフレイル」です。固いものが食べにくくなったり、食べこぼしや食事中にむせることが増えたりします。その結果、栄養の偏りなどから、全身の健康に悪影響が出ます。食べる、話す、表情を豊かにするなど生活の要となる口は、日頃の手入れが大切です。
教えて!宮本歯科衛生士!
健康課で口や歯の相談などを担当している歯科衛生士・宮本洋子さんに、口の機能を保つ「歯っぴーポイント」を聞きました。
口・舌の動きをスムーズに!
唇や頬、口周りや舌の筋力をアップすることで、口の機能が高まり、唾液がよく出るようになると、舌が滑らかに動いて食べ物を飲み込みやすくなります。顔の表情も生き生きしてきますよ
パタカラ体操
食べこぼしやむせを防ぐために、口の体操をしましょう!
- 「パ」「タ」「カ」「ラ」をそれぞれ5回ずつはっきりと発音しましょう
- 「パタカラ」と続けて発音し、5回繰り返しましょう
- 「パ」=口の周りの筋肉を鍛え、食べこぼしを防ぎます
- 「タ」=舌先を上あごから下あごに打ちつけて舌の筋肉を鍛え、食べ物を飲み込みやすくします
- 「カ」=食べ物を食道に送る動きを鍛え、むせを防ぎます
- 「ラ」=舌を滑らかに動かし、かみ砕いた食べ物を飲み込みやすくまとめます
食事のポイント
よく噛むことで、食べこぼしや、むせることを防ぎます。また、唾液がよく出るようになると、おいしく安全に食べられます
- ゆっくりよく噛んで食べましょう!→目安は30回以上
- 姿勢に気をつけましょう!→上体を起こし、あごを引いて、口を閉じて飲み込む
健康課の伊藤保健師と宮本さん
- 口や歯の心配ごとは、健康課に相談してください
- パタカラ体操ぜひやってみてくださいね
このページに関する問い合わせ先
健康福祉部健康課
場所:西館1階
電話番号:0940-36-1187
ファクス番号:0940-37-3046
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