更新日:2023年5月30日
環境の変化や先の見えない状況、行動の不自由さの中で、何らかのストレスを感じていませんか。はじめは小さなストレスでも、毎日の生活の中で積もっていけば、気づかないうちにこころの健康をおびやかすことになるかもしれません。こころの病気は誰でもかかりうる病気です。「自分には関係ない」と思わずに、自分のこころの健康状態に目を向けてみませんか。
こころの不調に気付いて・・・
「こころ」は、環境の変化や先の見えない状況が続くなど、ストレスが過剰に積み重なるとさまざまな不調が現れる可能性があります。
こんな症状はありませんか?
- 表情が暗く、元気がない
- 体の不調が多くなる
- 眠れない、朝起きられない
- 情緒不安定になる(イライラする、落ち込みが増えるなど)
- 仕事や家事の能率が落ちる、ミスが増える
このようなこころとからだの不調に気づいたら、無理をせずに周りの人や専門家に相談しましょう。
こころの健康を保つコツ
- 睡眠がストレスのバロメーター
不眠はこころの病気の代表的な症状です。熟睡できないため疲れがたまり、それがさらに不安にさせ、心身に悪影響を及ぼします。睡眠の質を上げるためにも快適な睡眠法を身につけましょう。快適な睡眠のためには、朝と夜の過ごし方がポイントになってきます。朝は洗顔をして皮膚を刺激したり、朝食で胃腸を刺激したりして体に刺激を与えましょう。就寝前はカフェインやニコチンなどの刺激物の摂取を控え、リラックスすることが大切です。 - 自分に合ったリラックス法でリフレッシュ!
絵を描いたり、音楽を聞いたり、散歩をするなどでこころもからだもリフレッシュしましょう。特に夜は睡眠の質を高めるためにも、絵本や詩集を読む、アロマオイルの香りを楽しむなど、こころとからだを休めるようなリラックス方法がおすすめです。自分なりのリラックス方法を見つけてみましょう。 - 食事で心身ともに免疫力アップ
食事とストレスには深い関係があります。食生活が乱れると、栄養の偏りから免疫力が低下し、生活リズムも狂ってしまい、ストレスが生じやすくなります。3食しっかりバランスのとれた食生活を意識しましょう。
周りに悩んでいる人がいたら
まず「最近元気ないみたいだけど…」など声をかけて、心配している気持ちを伝えましょう。次に相手の話をじっくり聞くことです。むやみに明るくしたり、励ましたりするのではなく、相手に共感し、相手のペースに合わせてじっくり耳を傾けることが大切です。相手の気持ちに寄り添うつもりで聞きましょう。そして、専門家に相談をするように促しましょう。専門家につないでからも、温かく見守りましょう。
こころとからだの相談窓口
福岡いのちの電話 (24時間対応)
電話番号:092-741-4343
福岡県精神保健福祉センター(土曜日・日曜日、祝日を除く午前8時30分 から午後 5時15分まで)
電話番号:092-582-7500
市健康課(土曜日・日曜日、祝日を除く午前8時30分 から午後 5時まで)
電話番号:0940-36-1187
報告「こころの健康の大切さを再確認 」
「こころの危機を理解し、支える人に~あなたもゲートキーパーになりませんか?~」をテーマに、小嶋秀幹さん(福岡県立大学人間社会学部教授)を招き、1月28日、メイトム宗像で講演会を開催。約80人が参加しました。
「こころの病気は、誰にでも起こりうる。こころの不調が積み重ならないよう、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いてあげることのできるゲートキーパーの支援が必要」と講師。参加者からは「家族や友人が悩みを抱えているとき、適切な対応ができるように、学んだことを生かしたい」などの感想があり、ゲートキーパーの重要性を学ぶ一日となりました。
ゲートキーパーについての講演を熱心に聞き入る参加者たち
このページに関する問い合わせ先
健康福祉部健康課
場所:西館1階
電話番号:0940-36-1187
ファクス番号:0940-37-3046
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。