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健康むなかた21 第84回 歯の健康を守る

更新日:2015年03月13日

大島と地島で、昨年10月に「離島歯科検診」を初めて実施しました。今回は、その実施の経緯と「歯の健康を守る」大切さを市民記者が取材しました。

歯の健康を守る

歯の健康を守る

おいしい人生を送るには歯の病気予防が不可欠

地島で始まった歯科検診

市では、昨年4月に、地島と大島の「離島振興計画」を策定。これに先立ち、島に住む住民のみなさんに、振興計画に盛り込みたい事項のアンケートを実施しました。その結果、地島から「病院・診療所がないことに困っている」との回答が98.3%あり、医療体制の確保が重要な課題とされました。

市が実施している住民健診で、大島では、大島診療所や大島歯科診療所での通年の検診と、年に1回の健診車でのがん検診を受けることができます。地島は、島内に診療所などがなく、島外で受けなくてはならない状態です。

このため市は、歯科検診だけでも地島で実施できないかと、宗像歯科医師会に協力を求め、本年度から実施できるようになりました。

定期的な健診を勧める北村先生

定期的な健診を勧める北村先生

歯の病気にかからないためには予防が一番

離島歯科検診は、歯科医師と歯科衛生士の2人1組で実施します。

地島で検診に当たった、きたむら歯科医院(田熊)の北村哲朗先生は「今回は初めてなので、島の人たちの認知度が低いと感じました。定期的に検診に来ることを知ってもらえたら変わってくると思いますよ」と話していました。

また、「島に限らず、夜中に歯が痛くなっても、すぐには歯科医院を受診することはできません。まず、大切なのは『予防』。歯の病気にかからないようにすることが一番です」と北村先生。病気にはいろいろありますが、特に歯の病気は、痛くならないと病院に行かないという人が、多いようです。

「痛いという自覚症状が出たときは、既に病気は相当進行しています。だから、歯科医院は長くかかるという人が多いのです」と北村先生。症状が早めの段階なら、治療日数も治療費も少なくてすむという道理です。「歯の検診は3カ月に1回、1年に1回などいろいろいわれますが、私は、半年に1回は受けてほしいと勧めています。歯周病の進行速度に合わせると、そうなります。歯周病は自覚症状が少ないので、手遅れにならないようにするのがポイントです。うちに来る患者さんの半分は、期間はそれぞれですが、定期的な検診の人ですよ」と北村先生は話します。私も、「痛くなってから…」の部類なので、少々意外でした。

歯磨きは、磨き方によっては逆効果の場合もあるそうです。正しい歯のケアの仕方や歯磨き道具の選び方など、歯と歯周病予防の大切さを考えさせられました。

離島歯科検診での歯科衛生士による歯磨き指導の様子

離島歯科検診での歯科衛生士による歯磨き指導の様子

食後は必ず歯磨きピカピカの歯

地島で検診を受けた人の中に、素晴らしい歯の持ち主がいました。主婦の奥共子さん(30歳代)です。若い時に親知らずを1本抜いたことがあるだけで、あとの歯は白くてピカピカ。歯には、常に関心があるので定期的に受診したそうです。虫歯はもちろん、歯石もなく、歯周疾患などとも全く無縁だと、先生から太鼓判を押されました。

ピカピカの歯が自慢の奥共子さん

ピカピカの歯が自慢の奥共子さん

「もっと白い歯にするホワイトニングをしたいと、先生に相談したら、あなたの歯は、このままで良いと言われました」と奥さん。毎日3度の食事の後はもちろん、おやつなどの飲食の後も、必ず歯を磨きます。「子どもの時から、母のしつけで、歯磨きを習慣づけられました。夫も、お前の歯はきれいだと言ってくれます」と奥さんはきれいな歯を見せ、笑顔で話してくれました。

現在、3人の子どもを子育て中の奥さん。「長男も、歯のコンクールで表彰されたことがありますが、その後、虫歯になって歯医者へ通いました。そんな折を利用して、必ず私も歯の検診をしてもらいます。今回は、島内で検診を受けることができてうれしかったです。これからも、地島の魚やワカメを食べて、歯を丈夫にしたいと思います」と歯の健康には日頃から気を使っているようです。

奥さんの話を聞いていると、北村先生が勧める「歯の健康を守る」ポイントが、そのまま実践されているように感じました。

(市民記者・真嶋賢一)

保健師から一言

セルフケアとプロフェッショナルケアで歯の健康を保とう!

豊福保健師

豊福保健師

かむ、飲む、味わう、話すなど、歯や口は大切な役割を持っています。虫歯や歯周病で歯を失うと、全身の健康に影響を与えることもあります。

平成17年の歯科疾患実態調査では、歯周炎がある人の割合は40歳代で37.3%、60歳代で54.7%でした。「歯周病」は、「歯周炎(注1)」と「歯肉炎(注2)」を総称したもので、歯を失う原因の第1位は「歯周病」といわれています。自覚症状が少ないので、気がついたときには、相当進行していたということもあります。

まずは、自分の歯と口の中の状態を知ることが大切です。そのためには、歯の定期的な検診をお勧めします。普段のセルフケア(日頃の歯磨きなど)に加えて、歯科医師に口の中を診てもらい、必要に応じて歯石の除去や歯面清掃をしたり、歯科衛生士から個人にあった歯磨き指導を受けたりするというプロフェッショナルケアを受けることが、歯の健康を保つ上で大切です。

市では、毎年、当該年度中に、40、50、60、70歳になる人を対象に、歯と歯ぐきの検査を無料で受けることができる「歯科(歯周疾患)検診」を実施しています。対象者へは、4月に「受診券」を送付しています。受診券の有効期限は3月31日(月曜日)です。検診費用は無料ですが、引き続き治療が必要な場合は、別途、料金が必要です。まだ受けていない人は、この機会にぜひ、受けてみましょう。

(注1)「歯周炎」とは、歯ぐきの内部にまで炎症が広がり、歯を支えている組織や歯槽骨まで炎症をおこした状態

(注2)「歯肉炎」とは、歯の周りの歯ぐきが炎症をおこしている状態

宗像地区歯科休日急患センターでも歯科検診を受けることができます

  • 診療日
    日曜日、祝日、盆(8月13日から同15日)
    年末年始(12月30日から1月3日)
    場所 田熊5-5-2
  • 時間 いずれも9時から16時30分
  • 問い合わせ先 同センター電話番号:0940-34-8080

このページに関する問い合わせ先

健康福祉部 健康課
場所:西館1階
電話番号:0940-36-1187
ファクス番号:0940-37-3046

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