更新日:2015年6月17日
いせきんぐ宗像とは、宗像市田熊2丁目の県道97号線沿い(いせきんぐ通り)にある田熊石畑(たぐまいしはたけ)遺跡歴史公園(広さ約3万平方メートル)の愛称です。7月1日(水曜日)の全面オープンまでもう少しとなりました。今回は、整備された、いせきんぐ宗像の中を案内します。
横断歩道を渡ろう
来園者用の駐車場は、史跡の上に駐車場を造ることが認められないので、いせきんぐ通りを挟んだ反対側にあり、身体障がい者・軽自動車専用区画を含めて57台が駐車できます。横断歩道には、押しボタン式信号機の設置を進めていますが、横断には十分気を付けてください。横断歩道を渡ると自然舗装された多目的活用広場が前面に広がり、全体案内板や解説板が設置されています。ここには、大型観光バスの臨時駐車が可能で、見学のスタート地点でもあります。
いせきんぐで健康づくり
多目的活用広場の左手に案内管理棟があり、希望者へのガイドや団体見学など利用の受付をする施設で、トイレも付設されています。もちろん、園内の通常利用は受付の必要はなく、散歩などの健康づくりや花園を楽しむこともできます。園路は、歴史公園の景観にマッチした土舗装(三和土・たたき)仕様で、外周は約600メートル、70周で約フルマラソン1回分となります。
みんなで弥生の村を再現!
見学は、多目的活用広場の手すり付きスロープを通り、園路を左へと進むルートがお勧めです。すぐに、弥生時代の貯蔵穴を守るための堀と土塁をめぐらした環濠エリアが現れます。さらに進むと、いせきんぐ菜花園(さいかえん)があり、ここで歴史的な作物や花を育てます。その先には、弥生・古墳時代の掘立柱(ほったてばしら)建物エリアが広がり、柱跡を短い木柱で表現しています。建物は倉庫と考えられ、豊かな「ムラ」であったことが分かります。
ここを過ぎると、かやぶき屋根の竪穴住居が存在感を表しています。横には、かやぶきを体験してもらうための骨組みだけの竪穴住居もあります。さらに進むと、四角い墳丘を持つ区画墓があり、武器形青銅器を大量に持つことのできた北部九州屈指の有力戦士集団が静かに眠っています。
さて、みなさん、これで弥生の村が完成したわけではありません。これからが本当に楽しいところ、市民参加による弥生の村づくりが始まりますので、呼びかけを待っていてください。
(文化財職員・白木英敏)
ルールを守って 楽しく使おう
いせきんぐ宗像内での、火気の使用や人の迷惑になる行為などは禁止されています。みんなが快適で楽しく過ごすことができる、いせきんぐ宗像であるよう、協力をお願いします。
全面供用開始日時
7月1日(水曜日)午前7時 休園日なし
施設利用時間
駐車場・トイレの利用時間は下表のとおり
利用期間 |
利用時間 |
4月1日 ~ 10月31日 |
7:00 ~ 19:00 |
11月1日 ~ 3月31日 |
7:00 ~ 18:00 |
いせきんぐ宗像での初イベント!
いせきんぐ宗像オープニングイベント情報
★夏まつり東郷2015★
7月18日(土曜日)17:00~21:00
東郷地区恒例の夏まつりが前夜祭。新しい会場で例年以上に盛り上がります。
★いせきんぐ宗像オープニングイベント★
7月19日(日曜日)10:00~15:00
▽ステージ=ユリックス ジュニアブラスや宗像ウインド
アンサンブル、九州管楽合奏団(金管五重奏)の演奏、古墳シンガー「まりこふん」ショーなど
▽寄合い処、特設テント=歴史体験学習(竪穴住居造りなど)、タイムカプセルの手紙書き、海の道むなかた館の出張博物館(出土品展示)、整備報告会「田熊石畑遺跡歴史公園の整備」(文化財担当)など
まりこふんさんの不思議な古墳ワールドをお楽しみください
★田熊山笠★
7月19日(日曜日)14:00~16:00
田熊山笠追い山がいせきんぐ宗像を起点に疾走します。
このページに関する問い合わせ先
教育部 世界遺産課 文化財係
場所:海の道むなかた館
電話番号:0940-62-2600
ファクス番号:0940-62-2601
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