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広がりつつある地域の寺子屋

更新日:2015年03月18日

「宗像市子ども基本条例」には、子どもたちの「豊かに育つ権利」を保障するために、「学ぶこと」が保障されなければならないと記されています。この実現に向けて、今、学校のみでなく、地域や家庭でも子どもたちの学力向上を目指した取り組みが広がっています。

 

「寺子屋」復活!?

 寺子屋とは、江戸時代の庶民の若者に、読み書きやそろばんを教えた民間施設で、地域で自主的に成り立ち、普及したものです。明治以後、小学校教育に圧倒され、この寺子屋は消滅しますが、近代の義務教育普及徹底の大きな基盤となりました。
 このように、消滅した寺子屋ですが、今、現代版の「寺子屋」が市内各地で復活しています。

 子どもたちの学力向上を目指す他、地域への関心や愛着心を育てることも目的として、市内で広がりつつある寺子屋。現在、岬、吉武、玄海の各コミセンで、主に小学生を対象にした自主学習会が、毎週1、2回、放課後に開催されています。

地域の子どもは地域で育てる

 寺子屋の講師は、PTA関係者、地域の有志と大学生。学校の宿題のみでなく、漢字や計算プリントを使用して、子どもたちの自主学習の習慣を定着させることを目指しています。
 「正助さんの寺子屋」に参加している中川桂輔くん(小学6年生)は「分からないときは、すぐに友達に聞くことができる」。また、中原悠翔くん(小学6年生)も「みんなと一緒に勉強ができるから楽しい」と、寺子屋での学習の良さや楽しさを感じているようです。世話をしている瀧口千恵子さん(吉武地区コミュニティ)は「勉強が終わった後は、自然と遊び場ができ、子どもたち同士の交流の場にもなっています」と、学力向上だけでなく、子どもの居場所づくりの機能も寺子屋に感じています。

広がりつつある地域の寺子屋1
分からないときは友達や地域の先生に聞いて
(正助さんの寺子屋)

 「子育てが終わると、地域の子どもたちとの触れ合いが少なくなり、大人同士の世代間交流も少なくなります。この寺子屋は、子どもと地域の大人だけでなく、大人同士の交流のきっかけづくりになっています」と話すのは、「にじいろ教室」で世話をする佐藤周子さん(玄海地区コミュニティ)。

広がりつつある地域の寺子屋2
優しい地域の先生と一緒に
(にじいろ教室)


 また、「みさき寺子屋」で世話をする安永和美さん(岬地区コミュニティ)は「子どもの名前と顔が分かるので、寺子屋に来ている子は地域の中でも声を掛けやすい。ちょっと悪さをしていたら注意できるし、子どもたちからも『明日、寺子屋行くけん』と声を掛けられて、地域のつながりができていることを感じる」と、地域のつながりや地域の教育力の向上にも手応えを感じています。

広がりつつある地域の寺子屋3
友達と一緒の勉強は楽しい!
(みさき寺子屋)

 さらに、日の里では、「夏の寺子屋」と題して、夏休みの図工、習字、絵画の宿題を中心に取り組んだり、吉武では英会話、岬では調理実習を実施したりするなど、地域によってさまざまな楽しい学習活動を展開しています。

 

地域の力を学校に!

 日の里西小学校では、新たな取り組みとして、「子どもを鍛えよう! ほめよう!」を合言葉に、PTAを中心とした「丸つけ隊」を本年度、発足させました。初めての活動となった6月1日の「土曜日授業の日」は、約60人が「丸つけ隊」として参加しました。
 参加したPTA会長の砂留昌樹さんは「とても楽しかったです。初めての取り組みでしたが、一生懸命に問題を解く子ども、一生懸命に丸をつける保護者、一生懸命に分からないところを教える先生。3つの心が一つになる素晴らしい試みでした。またやりたいです」と、学校の先生らの苦労を感じながらも、わが子と同年代の子どもたちに接する楽しさを実感したようです。
 木部里美校長先生は「丸つけ隊のみなさんから『ばっちり!』『がんばったね!』としっかりほめられ、子どもたちは、プリントの進み具合が抜群でした。間違えても温かく励ましてくれたおかげで、間違い直しに徹底して取り組む子どもたちの姿が見られました」と、鍛えてほめる学校の応援団「丸つけ隊」の取り組みに手ごたえを感じていました。

広がりつつある地域の寺子屋4
鍛えよう! ほめよう! 丸つけ隊!
(日の里西小)

家庭学習チャレンジウイーク

 小中一貫教育推進の一環で、中学校の定期考査前の約1週間を、市内全小・中学校で家庭学習に一斉に取り組む「家庭学習チャレンジウイーク」として、各家庭で取り組んでいます。
 各学年の目標の学習時間は、各中学校ブロックで多少違いはありますが、その目標時間は、子どもたちは集中して宿題や自主学習に取り組みます。
 子どもたちからは「目標時間の学習内容を計画するのが大変だけど、計画通りにできたときはうれしい」「小学生の弟がテレビやゲームをせずに、同じように勉強に取り組んでいるので、勉強に集中できる」などの声があります。また、中学生の兄姉が勉強に取り組む姿を見て、「中学校になったら、すごく勉強をしないといけないんだな」と、未来の自分の姿と重ね合わせる小学生もいるようです。
 各小・中学校と家庭が連携協力し、家庭学習を一斉に取り組むことで、家庭学習の習慣化や学力向上に、高い成果を上げています。
 市では、今後も、これらの取り組みが広がることで、子どもたちの学力向上はもちろん、大人と子どもや、大人同士の「人間関係のつながり」が豊かになり、社会全体の教育力の向上にもつながっていくことを期待しています。

市にはこんな「寺子屋」があります

 

みさき寺子屋

  • 日時:毎週火曜日 午後4時30分から午後6時
  • 場所:岬地区コミュニティ・センター
  • 対象:玄海東小、玄海中の小・中学生

 問い合わせ先:岬地区コミュニティ・センター
 電話番号:0940-62-2656

 

正助さんの寺子屋

  • 日時:毎週火・木曜日 午後4時から午後5時30分
  • 場所:吉武地区コミュニティ・センター
  • 対象:吉武小の小学生

 問い合わせ先 吉武地区コミュニティ・センター
 電話番号:0940-32-5904

 

にじいろ教室

  • 日時:毎週木曜日 午後3時30分から午後5時30分
    注:10月から翌年3月は17時05分まで
  • 場所:玄海地区コミュニティ・センター
    注:10月から翌年3月は玄海小・中学校
  • 対象 玄海小の小学生

 問い合わせ先 玄海地区コミュニティ・センター
 電話番号:0940-62-1642

 

日の里夏の寺子屋

  • 日時 夏休み(7月30日、7月31日、8月1日)午前10時から午後12時
  • 場所 日の里地区コミュニティ・センター
  • 対象 日の里東小、日の里西小の小学生

 問い合わせ先 日の里地区コミュニティ・センター
 電話番号:0940-37-1587

 

注: 詳細は、各寺子屋に問い合わせを

このページに関する問い合わせ先

教育子ども部 子ども育成課
場所:市役所西館1階
電話番号:0940-36-1214
ファクス番号:0940-37-3046

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