子どもも大人も夢中になれる「宗像小鉄道展」~9月16日レポート~
更新日:2022年9月16日
こんにちは、パパレポーターの久田です。
宗像ユリックス本館2階の市民ギャラリーでは、「宗像アートギャラリー」と称して月毎にさまざまなテーマの展示が行われています。今回、市広報紙7月1日号で「宗像小鉄道展」の記事を発見した私は、鉄道好きなこともあって、2歳の息子にも見せたいと取材に伺いました。
鉄道の魅力をはじめ、鉄道模型や鉄道部品の展示品を紹介していきます。
1.宗像アートギャラリーとは?
「宗像アートギャラリー」の会場である宗像ユリックス本館2階の市民ギャラリー。
かつては視聴覚室として使用されていましたが、10年ほど前から市民ギャラリーとして活用され始めました。
今年の4月からは、さらに多くの方に日常的・文化的に使ってもらおうと、テーマを変えて毎月開催する「宗像アートギャラリー」を市主催でスタート。
「福岡県障がい者アートレンタル事業展示会」「中村琢二展」「吉井 宏の作品展~工作の楽しみ~」を開催してきました。
市民のニーズを反映させるため、イベントのテーマは市民アンケートなどを参考に内容を検討。開催期間中は、市民図書館でも関連書籍の展示も行われました。
今後のイベント情報は、宗像ユリックスのHPやSNS、ユリックス・サラダでも確認することができますでの、せひチェックしてみてくださいね。
7月下旬のテーマは「宗像小鉄道展」
予想以上のお客様やリピーターの方が訪れ、大好評だった宗像小鉄道展。
宗像市民の生活の足でもあるJR九州や西鉄バス、県内の平成筑豊電鉄、甘木鉄道にも協力を受け、ディスプレイが行われました。
ポスターや時刻表、パンフレットもありました
四季折々のへいちく鉄道風景
この展示は業者が請け負ったものではなく、藤井雄一さん(福岡市東区。和白丘中学校オヤジの会OB会でも活動)、松田茂義さんをはじめ鉄道好きなメンバーの持ち寄りによるもの。
手作りのジオラマもあり、味のある展示会になっています。
2.鉄道にかける思い
藤井さんにお話を伺うため、設営中の会場に足を踏み入れてみると中央で鉄道模型が走っていました。他にもガラスケース内には西鉄の帽子や時刻表、駅名表示版など、ワクワクする展示品がたくさん!
鉄道好きのメンバーが集まり、楽しげな雰囲気の中で準備が進められていました。
ジオラマや鉄道グッズに心躍ります
藤井さんの鉄道部品収集に対する情熱はものすごく、Nゲージの鉄道を始めたのは小学生の時だったそう。Nゲージは日本で最も普及している鉄道模型で、線路幅9(Nine)ミリの頭文字から来ています。
高校生の時には、電車代を浮かせるために自転車で津屋崎から門司機関区の販売会に行き、片道4時間かけて自転車の後ろに鉄道部品や模型を乗せて帰ったそうです!
現在は、月に1回老若男女やこどもが集まる機会を作ろうと、公民館のイベントや地域カフェで鉄道模型を走らせる活動を2017年から続けられています。
最初は西鉄の和白にある立体交差あたりのジオラマと線路を1周させるコンパクトなもの。「ながさき号」の車両から始まり、徐々に鉄道模型や光る信号機などの鉄道グッズは増えていき、ついには家に専用の倉庫まで建てたそうです。
「Nゲージの車両も線路も規格は変わっていないため、昔の車両もそのまま使える。年齢を重ねても始められるのが鉄道模型の魅力です」と話す藤井さん。
今回の展示では進行方向にライトがつく仕掛けも作られ、線路内に通電チェックができ、電気が通っているかどうかが分かるのだそう。こだわりの強さがうかがえます。
お手製の通電チェック用ライト
3.鉄道模型やジオラマの紹介
まずは鉄道模型やジオラマ風景の写真を紹介。主に藤井さんと松田さんに提供いただいたものです。
地元の方になじみ深いJR東郷駅と村山田の大カーブ
国道3号線の若木台と、八並間から見える鹿児島本線です。
JR東郷駅。材料は100円ショップで揃えたそうです
村山田周辺
橋も見所のひとつ
精巧なジオラマも見どころです
昔の八幡駅。八幡製鉄所も作られています(松田さん作)
昔の飯塚駅。建物や人も再現(松田さん作)
和白周辺。麺勝和白店の細かいところも再現
香椎周辺。立体交差もテンションが上がります
通勤時によく見かける813系が鉄橋をくぐるシーン
4.その他さまざまな展示品も見どころ
鉄道好きのさまざまな方から提供いただいた展示品も見逃せません。実際に使用されていた当時の風景が思い描かれます。
西日本鉄道関連のグッズ
制帽、案内板、時刻表
今はない西鉄宮地岳線津屋崎駅
西鉄宮地岳線福間駅からの運賃表
どこかで見かけた気がする東福間駅の電灯
懐かしい東福間駅の電灯
国鉄グッズ
機関車の車体番号や行き先表示
「サボ」と呼ばれる行き先板
鉄道員の仕事道具
かっこいいエンブレム
485系
787系
485系は電車の先頭に。787系のつばめはステッカーに変更されました
牛乳パックで作成した機関車
牛乳パック製の機関車(吉井宏さん作)
車輪や細かいパーツも精巧に作られています
実際に鉄道模型が走る様子をお届け
1985年まで走ったキハ82「まつかぜ」と1994年以降製造の813系(+821系)の鉄道模型が走る様子です。
模型により、東郷駅ゆかりの時代が異なる2つの電車の行き違いが実現!
- こちらからもご覧になれます(外部サイトへリンク)
さいごに
取材後、2歳の息子とも一緒に実際の展示を見にいきました。Nゲージに手を伸ばしたり、走っている電車を指差したり、バスにも興味を示している様子で、初めてNゲージのボタンを押して電車を走らせることもできました。
「今度は一緒に電車に乗って旅行したり、部屋に電車を走らせたりしたいな」と思えるいい一日でした。
出発進行!
スイッチひとつで運転手気分です
(レポートは原文のままで掲載しています)
このページに関する問い合わせ先
総務部 秘書政策課 広報政策係
場所:市役所本館2階
電話番号:0940-36-1055
ファクス番号:0940-37-1242